8otto『HYPER, HYP8R, HYPER』

 なんかハマショーのエントリーを書いていたら、昔がちょっとなつかしくなり、吉田拓郎の「リンゴ」「高円寺」「Voice」などを聴く。後二つは照れ隠しに近く、「リンゴ」を懐かしんだということ。今も、こんな歌詞はリアリティがあるのだろうか、などと思う。リンゴをむいてやったら、全部くっちまったこの野郎、みたいな。w なぜかわからないが、平川地一丁目がこの曲をカバーしていたりするんだけどね(歌詞は、「平川地一丁目+リンゴ」でたぶんヒットするはず)。で、そろそろかなと思って、8ottoの検索をしたら、はたして新譜が出ていた。

HYPER,HYP8R,HYPER

HYPER,HYP8R,HYPER

曲目

1. Bomb -Devil's here version-
2. DESTINATION
3. REAL COKE’S FRIEND
4. JADE
5. MIDNIGHT FLOW Vol.1
6. Classic
7. It’s kind of fool
8. MACHINEGUN BEAT
9. 最愛の目
10. BLOW
11. STONE FUNK
12. HYPER,HYPER,HYPER

1と2と6と8と10と12をネットワークウォークマンに入れた。図らずもなんだが、偶数だけ入れている。たぶん4を入れ忘れただけのことだろう。なんか共通の趣向を受け止めた結果なのかもしれない。個人的には、10がツボでした。アテクシは、ウレセンのアッパーな前のめりなほうが好きなはずなんだけどね。
 アマゾンのレビューを読んでみた。一人の人は「「Bomb」と「MACHINEGUN BEAT」は割りとアッパーなキラーチューンということで全部が全部、どっしりとした曲という訳ではないのだが。ギリギリのところでバランスを取っている。また、どっしりと記述したがなんとなく浮遊感みたいなものも感じた。」と書いてある。「どっしり」というのはよくわかる。腰を落としたかんじ。でも、ギターの速度感も見逃せない。で、この人は「全くといっていいほど媚が見つからないこの作品、ある意味リスナーとのガチンコ勝負なのかもしれない。」とし、「正直これでは売れるのは難しい」としている。
 もう一人の人は、「相変わらずの純正ギターロックなのだけど、1st『we do vibration』に象徴されるような荒々しさは磨き上げられ、強度を増しながら洗練された印象を受ける。楽曲によってはフェイズ、フランジャー、ベースシンセなどの空間系のエフェクターも導入し、これまでに無かったサウンドを展開している点も注目に値する。これまでで一番ポピュラリティを得られる可能性の高い作品だとも言える。」とゆっている。まあでも、けっこうギターぶっぱたくようなワイルドなのもあるわけで、相対的なことだろう。この人はけっこうシビアで、不安定なのもあるとゆっている。アテクシ的には、作意ぢゃね、とも言いたいが、エアギターやるとそれじゃ三味線だと言われるようなアテクシには、ちょっとそこまでの理解力がないものでごめんなさいまし。しかし、もう一つのお気に入りバンドのDetroit7のほうは、なかなか新アルバムがでませんねぇ。って、アルバムはフルにはないと考えた方がいいのかね。