グンブリ

 ようやく三本書き上げた。どれもいささか自信がないし、どれも草稿段階だ。でも、まだ〆切りまで4週間近くあるので、たぶん楽勝でできあがる。ンじゃないかな、と思っている。推敲のコツは、未練がましく無理矢理詰め込んだ論点などをばっさり整理することだ。あとは論理の単純化。偉いさんなら、こみ入った論理を組み立てても読んでもらえるが、私どもはそうもいかない。頭を空っぽにする、という理屈で、しばらくは暇に、と言いたいところだが、今回は関連文献を読み込んで、頭で反芻できるくらいまでにして、こなれた表現にまでもって行ってみようと思っている。で、とりあえずネット巡回していたら、ブリーフネタがあった。
 つーか、「最近、見かけなくなった」ってさ、どうやってみかけるわけよ。ってカンジだけど、まあそういう気はする。私は長くブリーフ派だったのが、岡山の一時には非常に凝ったものを履いていたが、カラーブリーフ派になり、今はボクサーパンツ派だ。トランクスはキジがのびないので、デブにははきごこちが悪い。そして、グンブリの肌触りは絶妙なものがあるし。

白ブリーフに未来はあるの?

最近、見かけなくなったと思いませんか? それはズバリ、「白ブリーフ」。
今や、かなり多くの成人男性が、トランクス、又はボクサーパンツではなかろうか? 
小学生の男児を持つママに聞いてみたところ、小学生ではまだブリーフ率が高いそうだが、白だけではなくおしゃれな色柄物を履くことも多いらしい。それでも高学年になるにつれて、トランクス派が勢いを増すそうだ。


さらに白ブリーフ派にとっての大きなハードルは、女性からの評判の悪さ!? にあるだろう。女友達何人かに「白ブリーフを履いている男性をどう思うか?」と尋ねたところ、「黄ばみが目立つので、不潔っぽい」「マザコンのイメージ」「目のやりばに困るので、ちょっと……」「好きな人が履いていたら、百年の恋も冷める」など、かなり否定的な意見が多数を占めた。


そこで、白ブリーフを履き続けて30年、見た目爽やかな30代A氏に質問をぶつけてみた。彼は、決して母親に買ってもらっているわけではなく、自らの意思で選んでいるのだという。
「女性には評判が悪いみたいなんだけど?」と突っ込んでみると、「僕はただ、履き心地の良いものを履いているだけだ」とシンプルなお答え。「でも、白じゃなくても……」とさらに突っ込んでみると、白はAさんにとっては「清潔の証」であり、彼のブリーフは決して黄ばんでないと強調してくれた。何だか男らしいではないか! 


ますます気になる白ブリーフの今後をグンゼ株式会社の担当の方に伺ってみると、確かに全盛期に比べての売り上げは「大きな減少」になっていますとのこと。
では、やはり消え行く運命なのかと思いきや、「減少したとはいえ、当社では相当数のブリーフを生産、販売しています。下着の多様化が進む中、清潔さなどを求めるユーザーからは今後も支持いただけると思います」との回答をいただいた。


Aさんも話していたように、白だったら汚れがすぐわかるため、逆に清潔感があるというのは、大きなポイントであるらしい。それに加えて、体に密着し、足の付け根部分に沿っているため、無駄な生地がなく動きやすいというブリーフならではの魅力も。
担当者の方からも「いろいろなメリットを持つ白ブリーフは簡単になくなるアイテムではないと思います」との心強い言葉を最後に頂いた。どうやら、白ブリーフの未来は開けているようだ。たとえ、女性から白い目で見られようとも、我が道を貫いて、頑張れ白ブリーフ男性!
(ミズリン/studio woofoo
グンゼ(株)HP
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=58&id=600884

カラーブリーフにした理由は、よくネタで言う「パンツは4日はける。前後裏表」というのと同じことで、一人暮らしが長くなり、新鮮な自立心を喪失した頃、気がつくとそうなっていた。カラーと言っても、もちろん黒とか群青色とかが圧倒的に多い。理由は、いわずもがなだろう。トランクスというのも、真っ白じゃないわけで、基本は「(o¬ω¬o) アヤシイ」と思う。白のトランクスというのは、いわゆる「猿股さるまた」というもので、トランクスじゃないだろう。よって、白のグンブリは清潔感の象徴とも言えるように思う。ただ、ボクサーパンツは、半ズボンっぽいだけで、動きやすさはかわらない。最近は、サイズ的にもユニクロでも間に合うので、種類を選べるボクサータイプにしている。
 しかし、とりあえずこの世の中の絶対悪として、マザコン、デブに、白ぶりが加わったかんじもするが、よく考えると白ぶりはマザコンに回収されるんだろう。