クレヨン社「Noctovision」を聴く

 クレヨン社の音楽というのは、某サイトの作業用みたいなところに時々入っていて、最初は幼虫社などとあまり区別がつかなかったんですが、「地球のうた」を認知してから、そうでもなくなりました。まあともかくフォークローレ調のものは、とりあえず聴くという程度のものであったのですが、有識者に勧められて、「Noctovision」を聴いて、ガチ電撃ショックでした。つくった人たちはどう思っているのか知らないですが、これは、あんときゴアが勝っていればとか、ちょっとでも思ったことのある人ならば、というかより大きなコンテクストで、戦争は・・・と考えたことのある人ならば、そこそこに響くものがある作品なんじゃないかと思います。

収録アルバム 『宙〔sola〕』

アマゾンでは売らず、ネット配信のみらしいっす。って、レディオヘッドか!みたいな。w
http://futuremix.org/2007/09/crayonsha-sola

ダウンロードサイトの解説

メディア越しの戦争。理不尽な戦いのために今、この時に消え行く命があることを知っているはずの私達ですが、それを実感として感じ取っている人の如何に少ないことか、自分を含めて。


情報は色んなところから入ってきてでもそれは、フィルターを通した作られたリアル。それって、実に怖いことかも、とそんなことをつらつらと考えさせる1曲です。


祈りの三部作。Noctovision(ノクトヴィジョン)とは赤外線暗視装置の意味。戦争報道の中で見られる、あのゲームのような暗視映像を思い出しながら、しかし、この作品はそのイメージを抱く私たちのことこそを歌っていることに、気づかされます。
http://recommuni.jp/opus/index.php/13773
(↑単曲ダウンロードできるようです)

 サイトを見たら、かなりこだわりのネットサイトがあり、著作権の問題とも対峙しながら、音楽、映像などについて、実験的活動を続けているアーティスト集団として活動されているのがわかります。とりあえずこの歌が、流行ったりしたらすごいことだなぁとか思いますが、あまり流行って欲しいとも思わないんでしょうねぇ。
 ウェブマスターの人をはじめ、技術をもった人たちが、いろいろな配信の工夫をしているようで、視聴、ダウンロードなどについては、目をみはるものがあります。音源をメモリで販売みたいなこともあるかもしれないということです。かつ著作権問題についても積極的に発言されているようで、既得権の保護という観点からはあれなんでしょうが、ローゼンベルセルク内閣ができるかもしんねぇ、ちうような政治状況におきましては、積極的な未来構成、あるいは世界をリードする枠組みの構築とかまで視野に入れるなら、こういう実験的な発言をしている人たちのことには、十分耳を傾ける必要があるように思いました。リンクはあえて貼りませんが、サイトはクレヨン社で検索すれば出てきて、いろいろな発言はみくしのコミュなどからたどれば閲覧くらいはできるはずです。
 加藤というオサーンは、かなり面白い人のようで、詳しくはサイトを見ていただくしかないわけですが、自分も当事者であるにもかかわらず、すんばらすぃから、紹介しちゃいますた、みたいに、ワッハッハ、ともう、お兄さん太っ腹、みたいなカンジで、たまたま足跡をつけてくださったウェブマスターの人が、クールポコみたいに、「な〜にぃ〜? やっちまったな!」みたいなかんじなんですが、それでも、「クールクールクールクールクールポコ! オス! あっした!」ちゃんちゃんというかんじで、非常に注目すべきものがあるように思われました。
なお、クレヨン社のなかの人は、なんか映像を東京ネットムービーフェスティバルに出しているようで、ウェブサイトで、投票してちょうだいとゆっていました。投票すれば、たぶんつべろうがにころうが怒られないと、ボクは思う。w