ドラソン@星村麻衣

 アニソン、ゲーソンというとアテクシのめっちゃフェイバリットなジャンルである。そればかりつくっている人は、何人も思い浮かぶし、ジャンルや特定アーティストのコアなファンというのも存在する。ドラソンも当然あるわけだし、タイアップで大ヒットしたものは、かなりたくさんある。というか、むしろ定石に近いのかもしれない。そう思っていたところに、着うた10万ダウンロード、Moraダウンロード2位とかになっているなど、星村麻衣の新譜「ひかり」がかなりヒットしそうな感じになっていて、いたじゃん!とか思ってしまった。この人はドラマだけじゃないけど、ドラマのものをよく歌っているのであった。実はCDを買ってしまったりしているのであった。

ひかり

ひかり

 この歌は、TBS日曜劇場のTomorrowの主題歌である。いわゆる「格差社会」のひとつの縮図とも言える地方都市の市民病院の問題を直視したドラマは、関心を集め、オリンピックがあって、かつ裏番組にかなりのモンがあるにもかかわらず、しかも一切ジャニらずに、二桁の視聴率を保ち続けているらしい。そのドラマのキメのシーンで、この歌が流れる。下流な椰子らの頑張ろうソングみたいな曲調歌詞とはちょっとちがっていて、星一徹もこっそり聴いてしまうかも知れない、というかまあ要するにおっさんホイホイな勁い歌詞とメロディと歌声で、流行ったら紅白内定ぢゃね?みたいな感じもする。つまり、夕張とかいろんなところで頑張る人たちを走馬燈のように映し出し、「陽はまたのぼる」と絶唱して、行く年来る年で除夜の鐘ゴーンみたいなのは、NHK演出陣垂涎のものがあるだろうからだ。みゆきちゃんは雪の黒四屋外で歌ったらやばかったかもしれないけど、星村ならまだ若いからもつかも、みたいな。wつーか、世界遺産パクられたんだから、プロジェクトXパクついちまって、実話バージョンやってもよくね?とか思いつつ、元気が出るテレビパクる結果になったら、ゲーリーヨシキも大笑いだろうな。w
 などといいつつ、アテクシもNHK大河から日曜劇場という、過ぎ去りしよき日々における王道のチャンネル替えを久々に敢行している。仕事があるので、ほとんど録画で見てるけど。なんとなくわざとらまんなところはあるけれども、内容があまりにガチなので、細かいところは気にならないわけだよね。陣内孝則がロケンロールして、岸部一徳が気がつけばなんとなくそこにいて、そしてほとんど写真でしか出てこないわけだが永島暎子が絶妙な笑顔をたたえている。でもって描かれていることはなんとなく細かく取材しているっぽくて、リアルだな、みたいな。いやまあともかく、極めて私的な感慨ではあるのだけれども、永島暎子というのは、すごいもんだと、思ってしまったりするわけ。あの回の「ひかり」の入り具合は馬路やばかった。
 ただ、噂のウィキペディアは、お笑いばかりではなく、ドラマにおいても、鬼マニアックな眼を提供している。竹野内豊演ずる主人公について、次のように書いてある。「主人公。35歳。8年前に起こした医療ミスがきっかけで外科医師を辞め、その後は西山室市の職員に就いていた。礼儀正しく、人の良い性格。腹部大動脈瘤破裂の緊急手術(第3話、血管外科)、脳外科の手術(第2話)、産科の手術(第1話)を麻酔科医無しでこなすスーパードクター。専攻は不明。」 これは皮肉なのかよくわからないけど、私はそう思って、そうか、スーパードクターだったんだ、って笑ってしまった。「専攻は不明」というのも笑えた。ちなみに、コードブルーのほうの記事では、アマチュア無線がらみのことが詳細に書いてある。