黒百合姉妹 Anniversary Event vol.II

 今日は仕事を一つ片付けた。朝方までやって、少し寝て、また夕方までかかって、一気に仕上げた。かなりの爽快感。忘れるところだったのが、黒百合姉妹のコンサート。時間がないのだが、終わってみるとあまりものを食べていなかったことに気づいて、はらへりほろで、ちゃぶとんでラーメンをたぐることに。でもって、曼荼羅2へ。やっぱりかなり狭苦しい。けれども、ステージは近いし、これはこれでイイカンジである。
 でもって、程なくはじまった。ジャジャーンといきなりライトが当たるとドハデなやつがすたんだっぷ。オイオイずいぶん芸風かわってね?これって、りさりさのほうだよな、とか思ったところで、バシュッと振り向く、ktkrのドラァグクイーン、ニューヨークドールズ乱入、のわけねぇよな、と思ったら、シモーヌ深雪が「アムステルダム」を歌いはじめた。ろくにみないで行ったから、ゲストがいるとはおもわんかった。
 マリリンマンソンか!とか、歌舞伎まくりつつ、前座のイロモノなどではなくれっきとしたゲスト出演であることを説明していた。「黒百合姉妹さんの何周年かのコンサートなんだって?何周年?20年?25年?30年?。そのくらいやってても不思議じゃないしぃ。いっしょのころからやってて、少年ナイフさんたちと同期だし・・・」など、興味深い語りがあった。

黒百合姉妹 Anniversary Event vol.II 黒百合姉妹結成XX年記念イベントpart2

" [Les yeux des etoiles] au milieu de l'ete" 「星のひとみ」remaster album発売記念


2008年8月9日(土)at 吉祥寺MANDA-LA 2
open 18:00/ start 19:00
guests: シモーヌ深雪 / 多井智紀(cello) ekiben organum

 で、いよいよ真打ち登場かと思いきや、なかなか出てこない。でも舞台の上では、スタッフのあんちゃんたちが準備をしている。と思ったら、このバイトのあんちゃんみたいなのが、実はもう一人のゲストだった。なんか慣れない感じで、大学1年のサークルの自己紹介みたい。「黒百合姉妹さんたちに、カバーやってとゆわれた。で、バッハ3曲とボクらの曲やります。カバーのは、ボクがアレンジしたッス。バッハのやつね。エヘン。そーいや、黒百合姉妹さんたち、大阪弁だった。あまり話したことないっす。あとで話してみます。ボクら古楽器なんかも感心あるッスヨ」。
 などととりとめもなく喋った上で、演奏がはじまった。遅刻していてつなぎじゃないのとか思っていたアテクシも含め、みんなぶっ飛んでいた。音あわせしてるのかと思ったら、それが演奏なの。でもって、なんつぅか、超絶技巧だろこれみたいなかんじ。鬼現代音楽クラシック仕様フリージャズチェロみたいな、とか、わけわからんが、威風堂々4曲しました。時々ノイズ入れたりしつつ。なんか、体調でもこわして、短めにするのかと思っていたんだが、そうじゃなくて、ゲストを呼んだ記念イベントであるということは、はっきりわかった。何者こいつ、と思って調べたら、芸大の学生さんなのね。まあ、学歴はどうでもいいけど。
 そして、黒百合姉妹さん登場。前の二組をみて、非常に席からステージがよく見えることがわかっていた。スターパインズカフェでは、うしろのほうばかりであまりよく見えないが、ここではモロ見える。そしてステージパフォーマンスの趣味の良さも間近に見えるところがよかった。今日は出来がいいんじゃないかなぁ。アンコール前の一曲はマイツボだった。よくわからんが。しかし、MCのほうはいつもにましてツンデレだった。「言うことない」とか、「喋ること忘れた」とか。「今日出るはずだったアルバムは出ない。たぶん冬にはできると思う」「このままだと死ぬまでに5枚くらいはアルバムを出せる」。活動はグダグダでもイイから、曲目くらいは教えて欲しい。ついでに歌詞カードもあったらうれしい。