さんまちゃんとクールポコ

 日曜日も炎天下ウォーキング。汗はかくもののだんだん慣れてくる。水分を補給する。新しい飲み物を買ったらまず脇にはさむ。これでかなり安全に歩くことができる。日曜日は、阪東橋から平楽に至る散歩道から、山元町、仲尾台あたりを歩いて、山手方面に抜けた。裏通りにはいると、かなり入り組んだ街並みになっていて、なんか尾道の街を思い出したりして、ワクワクした。横浜の場合、街全体を観光地にする必要もないわけだから、尾道のように整備されることはないだろう。しかし、けっこう横浜も丘の町だったりするわけである。丘の町というのは、急ぎの時にタクシーに乗ったら、私を観光客と思った運ちゃんが使った言葉である。
 27時間テレビの朝方が実に面白かった。若手芸人の集まる飲み屋という設定で、かわるがわるエンタ、レッドカーペットの青葉マークです、みたいなくらすが続々出てきて、それをさんまちゃんが分析したりしながら、いじり倒すというコーナーだった。これを、朝生みたいなブースにならんでいる中堅からベテランクラスの仮装芸人がみていて、ちゃちゃを入れ、あるいはコメントを加えるという、なかなかがちな企画なのである。思わず、「そこ(さんまちゃんに)分析されたらキツイ」みたいな泣きが入っていたのは実に笑った。キツイところがネタ的にも面白いのだが、爆笑レッドカーペットはまあ敢えてうんちくであるところが、みんなに見られるゆえんなのかも知れないとは思う。
 さんまスタンダード、さんま流みたいなのを表に出した、お笑い塾的なものに対しては、御殿などについて、いろいろ言う向きもあるのは知っているが、これ自体が芸なわけだし、また一つの切り口なわけだし、出る方も納得して出ているわけだろうから、面白ければいいんじゃないかと思う。で、一番いじられていたのが、クールポコで、さんまちゃんは、いろんなところで「なぁ〜にぃ、やっちまったなぁ」を、特に注釈つけずに連発していたので、ひょっとして出てくるとは思っていたのだが、はたして出てきて、「今オタクらが一番面白い」などと言っていたので、やはりと思った。
 しかし、これはほんのはじまりにすぎなかった。ここから、クールポコがいじられまくる。なんとなく、やっちまったなぁ、のほうが、いじられキャラの表情をしていたこともあるんだろうけど、速射砲のようにツッコミ入れまくり、ぼけられないという惨状で、それがまた、ぼけてないのか、ぼけられないのかわからないみたいなところにもっていくこともできるけど、みたいなサジェスチョン含みでありつつも、ぼけられないというミゼラブルが実にワハハだった。
 つーか、クールポコにそこまで・・・、というのもあって、たとえばナベアツの数数えに対して、五十音ネタふって、「なにぬねの」で、「なぁ〜にぃ〜やっちまったなぁ」と行くようなところは、まあ酷と言えば、酷だろう。おまけにそれ以前にクールポコは、すごい企画で、絶賛みたいなかたちで、がちで舞い上がっていて、すべりまくり、ボケどころまちがえまくっていて、テンパっていたから、もうずぶずぶだった。
 対して、柳原可奈子は、なんでもできるはずなのにあえて最初の最初のショップ店員かるくやってみせるという気配り?で、意地悪な眼からは、かえっていやみじゃね?とか思われているだろうな、とか、それもまた計算づくの毒なのかなぁとか、いろいろ思うところが、すごいものだと思った。天津木村は、エロ詩吟を威風堂々やってみせて、あいかわらずだったが、帰郷した師範代を親の大先生が怒ったのは、ネタではなく、詩吟の腕前だったという、なんか作家が書いたッポイネタを、邪悪にこなしているのが笑えた。
 師範代といえば、うちの親が習字の師範代みたいなものなのだが、DSの習字ソフトを見て、写経はないのか?とかゆっていた。習字には、写経セットみたいなのがあるらしい。つまりなぞって書けば誰でも写経みたいなもの。それがゲームになるかどうかわからんが、面白い発想だと思ったりもした。老人市場、教育市場開発するなら、いろいろな試みが重要なんじゃないだろうか。
 くまだまさしがでたかどうかわからず寝てしまったことが悔やまれる。