ツル多はげます会

 横浜では、炎天下に山手や野毛山の丘陵を歩くことがある。これから暑くなると、それなりにリスクもあるが、徐々にならしていって、水分補給などをしっかりすれば、恐れる必要はない。久保山、権太坂といった、ひときわ高い場所をめざして、そこから下り、クールダウンしたあとで、プールでストレッチと一泳ぎということは、東京といっしょである。最近は、横浜橋、中村町あたりから、平楽方面へと急坂を登るコースをとることが多い。そこから元町に向かってもいいし、根岸の森林公園にはいるのもなかなか楽しい。
 南区の街並みは、とてもなつかしいところがある。タイムスリップしたようなお店があったりする。この前見つけたのが、実にディープな店構えの焼きそば屋だ。調べたら、探偵濱マイクで使われた有名な店だという。名前は磯村屋という。ここの店は、豆かん(寒天と豆だけのみつまめ)もあって、とてもなつかしい。たとえば下記のサイトに、写真と面白い説明がある。「調理の手際の悪さとか、妙な出来損ない感が、なんとも言えない郷愁を誘う、懐かしい味わいとなって表現されます。出来上がってから、卓上コショウを思いっきり、ふりかける大技にも、ビックリさせられました。すごくチープで、ジャンクな味わいは完全なる極上B食です。」
http://yaplog.jp/momo-kimock/archive/3068
 なんと素晴らしい説明だろう。昔うちの近くにも焼きそば専門店があった。梅園という店だ。焼きそばを焼くところが、ディスプレイ仕様になっていて、ソースの焦げたニオイがぷーんとしてくる店だった。出前もしていて、焼きそばライスとかを喰っているうちもあった。地元の新聞に記事として採り上げられたこともある。見出しが絶妙だった。「まずい焼きそば」というんだから。一徹の味だから、戦後はじめたのと同じやり方でつくっているから、肉もなにも入っていない。それをぱりっと焼くところがポイントだった。
 磯村屋の場合は、肉やジャガイモが入っている。肉が入っているんだから、高級品だよね。うちのオカンがつくった焼きそばは、肉なんて入ってなかったよ。少なくとも私の小学校の頃は。関西の油かすをまねしたわけじゃないだろうが、総菜屋とかでただでくれる天かすをぶち込んでいた。これがソースとなじんで焼けると実に美味しい。ということで、私は焼きそばをつくるときにいまだにこれをする。ただ今日日の天かすは出来がよいので、さらさらしていて、小粒である。ぐちゃぺちゃの大玉くらいの方が美味いんだけどね。w
 それはともかくみくしをみていたら、アホな記事があった。ktkrの毎日ジャン。また懲りずにアレかよ、とか思ったけど、まあこれはほんとうのようだ。ボクはこういう企画は大好きだ。

<雑記帳>ハゲ頭集まり、吸盤綱引き 青森 (毎日新聞 - 07月23日 20:02)

光った頭に吸盤をつけ、ひもで引っ張り合う吸盤綱引きが23日、青森市の酸ケ湯(すかゆ)温泉で開かれた。頭や額に吸盤を張りつけて必死に引っ張る参加者たちに、会場は笑いの渦に包まれた。


 青森県鶴田町民らでつくる「ツル多はげます会」主催。町名にちなみ「バカにされるハゲ頭が集まり、うっぷん晴らしをしよう」と89年2月に結成、各地で綱引き大会を開いてみんなを励ましている。


 会員が綱引きの要領で3人乗りの台車を引っ張るパフォーマンスを見せると、負けじと一升瓶を「ハゲ頭」で持ち上げる宿泊客も。会のメンバーは「スカウトに値する実力」と感心。【後藤豪】

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&id=556072

写真にある行司役?というか、マイク持ったおぢいの腰の構えが絶妙だと思う。あまりのすばらしさに笑いが止まらない。