新メランコリー

 今週も金曜日は都心で用事があり、帰りが終電ギリギリとなった。新宿から中央線に乗ったら、ものすごい混みようだった。しかし、先週の丸ノ内線ほどの異様なまでの圧搾感はない。また、だんだんラッシュのコツがわかってきたので、位置どりなどを工夫して、背中と背中があうようにして、ンでもってリュックは前に抱えて、両親指を引っかけるようにすると、つり革に捕まれない場合も、冤罪防止となる。しかし、賞与給付のところが多かったのか、本日の車中はみんななごやかで、知らない人通しが談笑したりしていて、なかなかいい雰囲気だった。帰ってネットを見る。目についたニュースはなかなか興味深かったので、クリップしておきたいと思う。

1 名前:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★ 2008/06/26(木) 17:47:39 ID:???0
・受診待ちが出るほどの“うつ病”の急増。その背景には精神科に受診しやすくなった
 こともあるが、顕著なのはいまや4割を占めるといわれる“新型”の出現。
 いったい従来のうつ病と比べて、どう違うのか。


 近年、臨床医を悩ませている急増中の“新型”。特徴的なのは、仕事や日常生活がままならないことに対して従来型の『自分を責める』のではなく、『他人や環境のせいにする』傾向が強いこと。
 「会社が悪い」「上司が悪い」「異動させられたのが悪い」などの言葉が口癖のようにかいま見られる。
 「ほとんどが20−30代前半の若い世代に発症して、逃避型や回避型などと呼ばれている」と 話すのは、日本精神神経学会理事で池上クリニック(川崎市)の池上秀明院長。さらに、気分の落ち込みが継続する従来型と違って、会社で仕事をしていると重くなる。
 本来、うつ病の原因には、真面目で責任感が強いなど本人の素質による“内因”と、職場環境や人間関係などの“外因(環境因)”があり、双方がからみ合って発症している
 外因が強いようなケースでは環境を変えてやるだけでも“抑うつ状態”は比較的よくなる。一方、内因の方が強い場合には薬は効くが重症化しやすい。ところが新型の場合、一見、会社に問題があるように思えるが、そこがフェイント。「本当の原因は当人の心の構え方にあるので、たとえ会社の環境を変えてもあまりよくならない」など、原因の究明が一層複雑になっているのが特徴だ。(後略)
 http://www.zakzak.co.jp/top/2008_06/t2008062535_all.html

 話題になったのは、おそらくはアキバの事件を意識してのことだろうと思う。底流にあるのは、まちがいなくBPDであろう。まあ病名というのは、とりあえずつけてみるだけのことだという見地があるから、新型もBPDへったくれもないということなんだろうとは思うけど、こういうコンセプトで問題をとらえることの意味あいというか、そこにどのような文脈が開示するかということは、ちょっと考えてみたい気はする。理屈としては、まじめで責任感が強いから自己否定するみたいなことから、まじめで責任感が強い自己を保持するために他者否定するみたいな感じはするし、教師になって25年の間にそういう人はたくさんみてきたような気がするけど、だからどうなのってところがわからないので、とりあえず新書の一冊も書いてくれないかなぁなどと思ったりもする。ンでもって、それをハードボイルドなガチ医学系のお医者さんにフルボッコしてもらい、さらに社会系の人や分析系の人に何か書いてもらえると、学ぶところは大きいと思う。