「全部アホ」

 ちょっと前まで怒られると「そんなの関係ねぇ」、隙を見せるとみんなで「Wii」とやっていたガキたちが、今度はみんなでアホになっているらしい。はやりものに敏感なうちの親が、ナベアツにバカウケだったので、一定の予感をしていたのだが、こんな事態になっているとは、驚きだ。数字が出てくるたびに子供がアホになるという。とりわけ、「小学校低学年では“倍数”の概念がないため、1から100までどの数字でも全部アホ。算数はまったく授業にならない」というのには笑いころげた。

【ゲンダイ】“世界のナベアツ”人気で小学校教員が悲鳴 算数はまったく授業にならないというのだと日刊ゲンダイ
1 名前:春デブリφ ★ 2008/06/23(月) 10:25:52 ID:???0
 3の倍数と3がつく数字の時だけアホに――。このネタで一躍ブレークしたお笑い芸人の“世界のナベアツ”。
 ところが人気の急上昇と比例するように、教育現場から悲鳴が上がり始めている。埼玉県の公立小学校で2年生のクラスを受け持つ女性教員(35)が疲れ切った表情で語る。
「国語の授業で教科書を朗読させると、数字が出てくるたびに子供たちが“アホ”にな
る。最悪なのが算数の時間です」
 小学校低学年では“倍数”の概念がないため、1から100までどの数字でも全部アホ。算数はまったく授業にならないというのだ。
「単純な芸は子供がすぐ真似をする。ちょっと前は小島よしお。何か注意されても“そ
んなの関係ねえ!”と口ごたえする子供に辟易(へきえき)しましたが、ナベアツには
完全にお手上げ。クラス全員がアホになって騒いでいる授業風景を想像してください。
まるで悪夢ですよ」(前出の教員)
 それはそれで“オモロー”な光景にも思えるが、当の先生たちにとっては深刻な問題。同じ悩みを持つ小学校教員は多いという。小学生の子を持つ親も、こんな現状を知れ
ば不安になるだろう。
 でも心配は無用。お笑い芸人のブームは去るのが早い。半年後には子供たちの“アホ”も収まってますって!
【2008年6月20日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/23gendainet05018602/

『友だち地獄』の「優しい関係」仮説に照らせば、いじめとしてエネルギーが噴出するよりは、アホになるような方向性は悪くないとは思うけど、学校の先生がたいへんだというのはたしかだろうね。「クラス全員がアホになって騒いでいる授業風景を想像してください」とシャウトするようなまじめな先生には、たしかに悪夢だろうが。やめさせるなら、おそらくは3の倍数が付くときに先生がアホになって、「寒い」と言われたり、すべての数字についてやったら「3の倍数じゃないジャン、アホ」とかウザイほどうんちくかましたりすれば、ガキの意地悪な気分を刺激して、一定の効果はあると思うんだが、それよりはガキがアホになったら、先生もアホになるみたいな教室のほうが楽しいと思うけど、たぶんそれは校長先生とか主任管理職の人に叱られてしまうというのが、今の教育なんだろうな。
 ところで、私の出た小学校は、すべての学年がオープンフロアの教室になっているらしい。隣のクラスが丸見えというか、行き来自由というか。そういうことらしい。だとすると、大衆心理なことになると、全学であほになるっつぅことでしょうか。でも、たぶん指導力ある先生が上手く制御しちゃうんだろうね。