結婚式・披露宴で正直やめて欲しい演出ランク

 この日記を見た元同僚のご家族がフランスからお便りを下さった。こんなものを読まれてしまったことは恥ずかしくもあるが、とてもうれしいことだった。知遇を得たときには、まだ30歳になったばかりのころだった。みんなでチェーンレクチャーをしたり、講演会をしたり、本をつくったりと、充実した日々だったなぁと思う。月並みな言い方だが、元気をいただいたと思う。ありがとうございました。
 本日はゼミコンパだった。会場はいつものお好み焼きまりや@吉祥寺。いつもは話し込んだり、飲んだくれたりで、お好みや鉄板焼きがあまってしまったりすることもしばしばだったのだが、今年の三年生はコンパが始まってもほとんど話さず、まさに黙々と食べていた。まったく残らず、焦げかかった野菜、焼きそばの類まで、きれいになくなった。そのあとあんこ焼きも足りずにワンセットおかわり、さらにもういっかいおかわり。そして、さらにシメにアイス。終わったらようやく話がはじまりまして、君たちは朝からなにも喰わないで来たんじゃないの、というカンジであった。
 みくしをみていたら、「結婚式・披露宴で正直やめて欲しい演出ランキング」というのがあった。まったく典拠がない。社会調査のエクスパートはもちろんのこと、私のようなアバウトな人間でもなんじゃこりゃと思ったが、ネタ的には面白いので見てみた。実は週末に教え子の結婚式に出席することもあり、興味深いものがあったからだ。

 では、おめでたい席とはいえ、参列者にとってみれば正直これはやめて欲しいという、なかなか口に出せない本音に迫ってみました。


 1位に輝いたのは《新郎・新婦の派手な入場》でした。バブル期を彷彿とさせるド派手な演出の代表格といえばゴンドラ。最近ではあまり見かけなくなりつつありますが、新郎・新婦がコスプレをするなどの派手な登場や、2位の《新郎・新婦のカラオケ》といった、自己満足と捉えられがちな演出や、3位《新郎胴上げ》などの内輪受けの演出も全体を見渡せば実はあまり好評ではないようです。4位《来賓の祝辞》や5位《シェフの料理説明》と次いでランク・イン。祝辞を述べる側にとっては、二人の馴れ初めなど逸話があるかもしれませんが、参列者にとっては乾杯の酒や料理を目の前にして聞く話というのは一段と長く感じるものかも。


 また6位の《友人・親戚による余興》や10位《プロフィールビデオ》や、一番の泣き所ともいえる《花嫁から両親への手紙》が11位に並ぶなど、定番の演出も上位にランク・インする予想外のランキングとなりました。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=45&id=499618

 派手な入場がゴンドラというのは、バブルより前に流行していたよ。あの時代はそういうかんじだったんだな。ラブホなども、滑り台でプールにダイブできるベッドとか、ソ連から日本に飛来したミグ21ベッドとか、わけわかめな大仰なかわり雛もどきのものがあり、えげつないアイディアがウケていたことはあると思う。ゴンドラよりぶっ飛んだのは、ヘリコプターとかだろ。やっぱり。岡山の牛窓にはヨットで登場というのがあったが、おれはけっこうイイカンジだったよ。これはするほうも恥ずかしいと思うよ。卒業パーティなんかで、先生方の入場行進とかあると、鬼恥ずかしいからね。
 あとは八つ当たりに近いね。プロフィールビデオとかは、すげぇみたいよ。ワシの写真とか入っていると照れくさいけどね。関係方面以外ウケないと寒いし、すべてにウケるのもまたつらいし。カラオケ大会は、地方の挙式ではデフォルトに近いところもあるよね。親戚のガキが「氷雨」とか歌ってバカウケしたり、いいじゃないと思うんだけどね。ちなみに私の自慢は、結婚式の来賓挨拶で、例の三つの袋の話をリアルで3回もきいたことがあるということだ。噂には聞いても実際に聞いた人はあまりいないんじゃないのかな。