ピカデリー梅田@スタントマン

 今度はいつになくドラマに注目している。キムタコのドラマも録画予約してある。なんかこれは、弘兼の鹿児島の政治家マンガに似ているらしいね。まあ、弘兼もまったく問題にしていないらしいのだが。月9でキムタコだから、やはり視聴率はどうなるのかなぁとか、私のようなものも気になる。
 一番笑えるのは猟奇的な彼女で、映画の胸キュンも映像美もへったくれもなく、がんばっていきまっしょいとばかりに、なっちゃんフルボッコ草薙。交わす表情は絶妙なものがある。元ゼミ生で交際相手になっちゃんに似ているとゆわれていたのがいて、似ているかどうかはともかくとして妙に笑えるのであった。
 『週刊文春』のドラマ評もこのフルボッコには大注目だったが、署名記事の書き手の着眼が面白く、何度も読み返して笑った。たとえば、今まで全部見ているおせん。長い髪で料理だしてんぢゃねぇよ、というのは禿げしく同意なものもあるが、まあこの辺はありでしょ。篤姫暴れん坊将軍状況の忍びじゃになってもおかしくない状況だし。それより笑ったのは、提供が味の素ということ。一日かけて出汁とったあとに、本ダシのCFやってワロタとか書いてあるのは、かなり噴いた。入浴シーンは私的にはどうでもいい。
 もう一つ爆笑したのは、ごくせんとROOKIES -ルーキーズの比較。最後のカタルシスもなにもかも前者に軍配が上がるが、唯一後者が圧勝しているものがある。それは、出てくる不良ががちなこと。前者の不良はへらへらで、けんかも紙相撲のようだが、後者の不良はガタイもでかく、けんかも佐藤フルボッコで、恐怖さえ、覚えるくらい。特にリーダー格の子(たぶん城田優)は、安岡力也もぶっ飛ぶ迫力だというんだよね。
 それはともかく、ガキの使いで、伝説の入れ歯スタントマン、ピカデリー梅田をやっていた。久々に見るピカデリーネタだった。万引きGメンだとかいろいろやっていたが、まあ基本はいっしょ。「命を粗末にしちゃっていいかな?」とか、イチビリかましながら、わけわかんないアメリカンな芝居をこなして、強引に話を落として、「ザッツオール!」。
 スタジオでは、入れ歯をほごほごやっているだけだったが、いきなり「おい遠藤、千秋に言ってやれ」。遠藤衝撃のコクリ。つーか、かなりガチなネタだったのかも知れないが、比較的ニュアンスは伝わりにくかったかも知れない。やったスタントは、バイクのジャンプ、ナイアガラへのダイブと、めちゃくちゃだが、川口探検隊のような合成映像と、インチキクサイ説明であることは言うまでもない。どうやって、「男の人呼んで!!」というようなキメセリフに持っていくのかちょっと興味を持ってみていた。
 で、どのスタントマンも退けてきた伝説のスタントに挑戦というので、ktkr状況。障害物競走をして、粉のなかの入れ歯を装着して、爆弾解除ボタンを押す、という鬼くだらないものだった。しかし、試しに爆発させた人形に仕掛けられた火薬は半端じゃなかった。ピカデリー人形粉々。つーか無意味にものすごい火薬。予算使いすぎみたいな。それをみた、ピカデリー梅田は、顔色真っ青でシオシオノパー。
 ともあれチャレンジ。アナウンサー計測の時間は伸びていく。なんなくクリア。白い粉でファントムみたいな真っ白でザッツオール。「そりゃあねえやろ」と、ハマちゃんはたきまくり。アナウンサー「おじいさんがここまで頑張っているんだから」には笑いました。しかし、カパカパしていたはずのピカデリーの入れ歯が、なんか妙にがっちりしていた気がしたのだが。