おせんのOP

 朝起きたら体調はよいのだが、こえはかすれていたので、パソコンで教材提示をすることにする。写真をみせて、その解説をするというのが基本の社会学的想像力論の講義だ。ところが、パソコンが上手くつながらず、結局大学貸し出しのパソコンを用いた。知らなかったのだが、うちの大学でもパソコンは常時貸し出しがあり、また私の教室はネットから統計を提示したりもできるらしい。もうこうなったら、今年は視聴覚教育元年とし、パワポもなにもかもやってみようかと思っている。タイピングの板書は比較的好評だったと思うが、問題は写真で、しょうがないから、自分のパソコンに写真を提示して、それをOHPで投影するというめっちゃなことをやった。授業はかなり間延びしたが、ヴィジュアル教材も悪くないと思う。しかし、やはりプリントを用意しないとダメかもしれない。
 マサイ族の靴を買ったわけだが、履くだけでジムいらずというふうにゆわれていて、また体調がイマイチだったこともあり、それを履いてロングウォークはしていなかったのだが、今日はちょっと体調が回復してきて、一気に快癒を狙って藤の木で食事をすることにして、教授会のあとに小平に出かけてヒレ肉を喰って、じゃあいけるところまでと思って、歩き始めた。最初はちょっとつらい感じもしたのだが、歩いているうちにコツがわかってくる。普通のスニーカーだと、所謂一つのバキバキ音楽をかけて、猛然と大股早足であるくのだが、足を路面に叩きつけるような感じが続くと、膝などがちょっと痛くなってくる。ところが、マサイ靴MBTにおかれましては、靴底うしろ半分くらいが非常に心地よい弾力で、しかも丸くなった靴底を道に流すように進むと、心地よく前に進む。たいしてスピードをつけた感じではないのに、時速に直すと5キロ以上あることがわかりビックリした。最初の頃はもちろん最近でもスピードアップした場合は、関前あたりでは膝ガクガクだったこともあるのだが、今日は楽々吉祥寺に到達し、ジムに行って、さらに3000メートル泳いだ。こえはかすれているが、運動が心地よい。たぶん治ったと思う。
 録画で、日テレの『おせん』を見た。めったに見ない早い時間のドラマをなぜ見たかというと、吉祥寺の井の頭線のところに大きなポスターが貼ってあり、それが非常に美術的に力入れてまっせみたいなかんじであり、また蒼井優がまた別の展開をはじめるかもしれないという期待十分だったからだ。出だしのアップテンポで切れ味のいい映像は、なかなかに力の入った美術じゃね、みたいなアピール度の高いものであり、そこから蒼井優がジャジャーンと登場して、とっても素敵なOPへと移行する。蒼井優の髪型を見て、これやりすぎぢゃね??とか思ったけど、そういうゲラゲラを一蹴するような存在感があるな。
 もう筋はどうでもいいっていうふうに思っちゃったけど、最後までサクッとみた。マンガがどれだけ実写ドラマになっているかという、おそらくは作り手のほうはたいして気にしていないだろう観点に、アテクシはこだわり続けているのである。そういった深夜ドラマ独特の、マイワールド全開なドラマづくりはこういうところではやってないんだろうけどな。深夜ついでに言えば、私は最近ドラマをみると、どうしてもサネイエ探しをしてしまう。意味ねぇよな。w 一度見て、OPだけ何度も見た。こういう類の見方は、ハコイリムスメのデリコ以来。
 しかし、視聴率は一応二桁行ったけど、11%弱だったらしいね。ごくせんのほうは大好調で、泉ピン子と共演してもうオワタ??などと噂されていた、エリートヤンキー占い師は、もう絶好調ということなんだろうが、ゼミでこのネタをふったら、「ジャニってっからね」みたいなことをゆっていて、やっぱそうなのかなぁと思ってみたりもする。私としては、ごくせんのほうは、若松とおやびんに大注目なのである。若松が笑えるということは、私のとある友人も楽しみにしている。宇津井健ちゃんがおやびんというのは、アテクシらのせだいからしてみれば、がんそもっこしスーパージャイアンツを知っていると、あの姿や、めちゃくちゃ力業なドラマづくりが思い出され、笑ってしまったりするのだった。こっちは見ているときりがないので、DVDでみることにしている。