小川美潮に関心をもったきっかけは、このビデオだというのは恥ずかしながらであるわけだが、有識者に仙波清彦とはにわオールスターズ/イン・コンサートについては、ビデオもCDも出ていて、んでもって、CDのほうはモーラでダウンロードもできて、さらにいえばみくしにはミシオコミュがあり、さらにいえば、三橋美香子コミュまであるっつぅことで、昨晩は目を血走らせてネットをしていて、久々に5000メートル泳いだ疲労も吹っ飛んだ次第。当然のように速攻注文した。
- アーティスト: 仙波清彦とはにわオールスターズ,仙波清彦,はにわオールスターズ,小川美潮,奥田民生,能加平,LEWIS ALLAN
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1991/08/28
- メディア: CD
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
- アーティスト: 仙波清彦とはにわオールスターズ
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
三橋のやばいグラサンと小川ナースを見たかっただけなんだろう、と言われれば、そうと言うしかないわけなんだけどね。しかし、なつかしい。日本戸川党員だったことをオー自慢していた岡大時代のアテクシは、戸川純がみたかっただけなわけだし、人間合格のフェチコな歌詞もガチだといまだに思うけれども、しかし、小川のパフォーマンスのふわふわした不安定感に魅了されたことは紛れもない事実である。それにしても、すっかり忘れていた。
不安定と言えば、上野洋子もそういう美質を持っていると思うんだが、あっちは鉄火肌の飲んだくれのあにぃが、男っぷりよく、*って、ジツはロックじゃん、みたいな、エッジの立ち方をしていると思うんだが、こっちのほうはまったくとらえようのない、ふわふわ、ゆらゆら、ひらひら感であるわけだよね。中山ラビにしてもひらひらと歌ってはいるが、なんとなく物憂いし、ぬちゃっとしたブルース魂みたいなもんがあって、それはそれでいいんだが、小川は説明的なことばや、オノマトペみたいなものを一切使わず、パフォーマンスしている。偉いさんがそろっていて、それを何回見ても古田新太な師匠が仕切っているみたいなことはどうでもいいことだ。そして、旋律とリズムの引き算におけるクールとか、もっともらしいバカっぷりを横溢させたことは、いくらでも言うことはできるけど、あほらしいよな。そんなの。ともかく、ジツにこれは心地よい。いろいろな個人的な事柄もあって、いろいろな情景が浮かび、馬路なみだもんである。ちなみに、91年は生まれて初めて自分の本を出した年なのであった。それだけじゃないけどね。w
高円寺とか吉祥寺とかでライブしまくっているみたいだし、一度言ってみようかなぁと思ったりもするのであった。だいぶ変わってはいるのだろうが。