でっち上げ対策マニュアル

 大学生がおばはんとぐるになって、オサーンを痴漢ぢゃ、ごるぁ、と、つきだしたはいいが、供述めちゃくちゃで、オサーンは無罪放免、でもって、おばはんのほうが、自首してスンマソンという事件があり、話題になっている。おりしも、痴漢冤罪の映画がテレビ放映されたりしたこともあり、かなり話題になっている。目的はジダンカツアゲみたいなことだったようだ。オサーンの談話が出ている。

「何を言っても…」 痴漢でっち上げ被害者心境語る

3月13日22時11分配信 産経新聞


 甲南大生らによる痴漢でっち上げ事件で、犯人に仕立てられ大阪府警に逮捕された堺市北区の会社員、国分和生さん(58)が13日、産経新聞の取材に応じた。取り調べでは「何を言っても信じてもらえなかった」といい、「こんな目にあう人が二度とないようにしてほしい」と訴えた。


 事件は2月1日午後8時半ごろ、仕事帰りに乗った大阪市営地下鉄御堂筋線の車内で起きた。天王寺駅手前でブレーキがかかり、国分さんが隣に立っていた女(31)と肩が触れた瞬間、女が「触りましたね」と声を上げ、泣きながらしゃがみ込んだ。そこへ、乗客をかき分けて甲南大4年、蒔田文幸容疑者(24)=京都市山科区=が「触りましたよね」と連呼しながら近寄ってきた。


 国分さんは誤解を解こうと、自ら天王寺駅で降りた。「助けてもらえる」との思いで足を運んだ駅の一室。「やってない」と訴えたものの、声を荒らげる警察官は「触ったやろう」と耳を貸さず、府迷惑防止条例違反で現行犯逮捕、阿倍野署に連行された。暗い留置場で、男手一つで育てた結婚前の娘たちが頭に浮かび、「犯罪者にされたら迷惑がかかるな」と一睡もできなかった。


 翌日も朝から取り調べが続いた。弁護士と接見して無実を訴えた後、午後6時にようやく釈放。迎えに来た3人の娘たちが駆け寄り、抱きついてきた。「こんなことになってごめん」。娘に見せた初めての涙。「いいよ、信じてるから」との言葉が支えになった。


 容疑が晴れたのは女が自首した後の2月中旬。女は交際中の蒔田容疑者から「示談金をとろうともちかけられてやった」と供述したといい、署の取調室で数人の刑事が「私たちもだまされました」と国分さんに謝罪した。その後、熊見裕署長から「このような事件がないよう一生懸命捜査します」と電話があったという。


 国分さんは「男性なら誰でも起こり得ること。周囲の信頼がなかったら心が折れていたかもしれない」と振り返り、取り調べに関して「何を言っても信じてもらえなかった。警察は最初にもっと言い分を聞いてほしかった」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080313-00000979-san-soci

「連呼しながら近寄ってきた」というのは、臨場感ある話だ。こりゃやばいと思って、逃げ込んだら、連行ということで、誰にも起こりうる話だろう。話によると、ジダン屋もいるという話もあるらしい。怨み屋本舗みたいなのに、ねらわれたら、周到な筋書きで葬られるということもあるだろう。
 実はこの問題は怖いと思いつつも、リュックでつり革両手なら、絶対大丈夫だと思っていた。ところが、両手つり革でも、本を読んでいても、股間を押しつけてきたなどと言われることもあるらしいのだ。夏なんかは脇を擦りつけてきたとか言われたら、ある意味、股間だとか、手どころのさわぎじゃないだろう。
 もう一つの心得としては、よくならぶときに見極めて載るということだ。誰かをタゲってやろうとかいう人だとかがいない列、ほとんど男性だけが並んでいるような列などを探すのも一方だ。これは映画で、痴漢な人はタゲって乗るみたいなことがあったのを逆用したものである。ただ、男性が男性に痴漢した例もあったよな。柔道部の巨漢な男性の臀部を一時間近く触ったということで、タイーホされたという話。つーか、一時間も我慢するなとか、言われていたのはちょっと気の毒だった。
 それはともかく、時間と気持ちに余裕があれば、冤罪はかなりの確率でゼロに近づけることはできると思う。問題は、忙しいときや、体調の悪いときなんだろうな。学生たちに聞くと、痴漢電車といわれるような路線に乗っている人は、一度ならず被害にあったことがあるらしい。厳しい取り調べも故なきことではないのだと思う。被害者の方は、本当に気の毒だと思うが、このようなケースがあることが警察の視野に入ったとすれば、悪いことではないと思う。冤罪防止マニュアルみたいなものもつくられるとイイと思う。