大ちゃんすんげぇ〜@情熱大陸

 高橋尚子失速で、大騒ぎのマラソンだったが、岡山の天満屋の選手が優勝したのはちょっとうれしい気がした。引退せずで、2ちゃんではフルボッコになっているけれども、メキシコの銀メダリスト君原健二はずっと走り続け、70近くなっても走っているわけだから、ありなんじゃないかなぁと思う。今日の放送で感心したのは、有森裕子の解説で、普段はあまり喋らない印象があるのだが、独特の切り口から、選手を分析し、予想がけっこうあたっていたのには、凄みを感じた。最後に至っては、優勝選手の監督が掲げた課題を、ラストのがんばりに引っかけて解説し、できすぎぢゃね?と言いたくなるようなものだった。アイワズゲイもへったくれもなくしちまった感があり、岡山の人はすごいやと、あらためて感心した。
 篤姫の視聴率が25%超えたということで、すげぇ話題になっている。老女が自殺したりして、いかにも宮尾登美子だぜ、みたいな、つまりは、いつでものど元に刃突き立ててまっせ、みたいな激しさを湛えた女みたいなのでつくったら、いくら何でも俗情の極みで、ワンパターンもエエ加減にせぇや、みたいにゆわれたんだろうが、滑稽とがち、人と人の対位法みたいな手法で、テンポよく、気持ちのいいお芝居がお茶の間に届けられている。みくしさんのところで、「マイフェアレディ」にひっかけて解説してあったのは、ワロタが、「間口が広がった」っつぅことはあるんだろうね。とりあえずジャニ10パーみたいなカンジにはなっていないもの。これから堀北真希出てきたら、さすがに毎回みてしまうかもしれない。w
 ジャワネットたかなが、プリティ長嶋アントキの猪木の系列とゆったわけだが、よく考えたら、この椰子の場合別に顔が似ているわけじゃないから、ちがうだろうね。意味もなく真似するという点においては、というかたかた社長の真似してもなんの意味もないわけで、パスティッシュっぽいと言えば、パスティッシュっぽいわけだけど、しかし、たかたの魅力解剖という観点からするとパロディと言えば、パロディなのかもしれない。
 なんで、ジャワネットたかななのだろうか?たかなさんという人なんだろうか?何らかの意味があるんじゃないかと思うんだが。所謂一つのスネークマンショー系(つまりは、はんたまきれたみたいなの)でもないわけだよねぇ。うーん。シャブネットマチダとかでもよかったんだろうが、まあ、わざとらしいよね。
 内藤大助の試合をやっていたことをあとで知る。知らずに泳いでいた。あとでみてみると、すごい見応えのある試合だったみたいだね。うちのバカ親が、「あいつは防衛すると言う気持ちでやっていたんじゃない。挑戦者の気持ちだった」とか、俗情のリバースしていたのはワロタが、雰囲気は伝わってくる。そのうち試合はどこか(ry、と思っていたら、情熱大陸で特集を組んでいて、がっちりみることができた。チケツが売れなくて、スポンサーいくらでも募集中、なんなら尻にヒサヤ大黒堂さんいかがです、極秘密送パッケージと同じ「忍」の一文字とか、みたいな勢いもあったんだろうが、密着になっていたのはすごいものがある。練習はもちろん、まさかの試合前控え室、そして試合後まで、ずっとカメラ回してるんだもの。
 情熱大陸の切り口も、実に明解で、内藤のファイトを的確にわかりやすく教えてもらった感じ。まずポンサック対策の変速ファイト。元々そうなんだが、前に勝ったときに、バランスを崩したときに出したカウンターが有効打になっていることをモチーフにして、アンバランスな状態からパンチをうつ訓練をくり返したということが描かれていた。そして、ほんちゃんでもこれが有効打になったということでまとめてあった。目線や防御やいろんな切り口があったんだろうが、少なくとも私がみるにはこのくらいのほうがわかりやすい。その他の部分はさりげなく映像になっていたように思うけど。
 もう一つは、宮田会長があいかわらず面白いと言うこと。もうこの人の場合、野球帽はトレードマークだよな。チーム宮田がみんなこの帽子をかぶって、「M」のロゴが入っていたのはワロタス。宮田試合前から、チケツ残りまくり、買ってくれとか、ふきまくっていて、大笑いだったが、けっこう眼は怖いし、肝も据わっているし、ほんでもって下町のおっちゃんみたいでもあり、ナイスキャラだと思う。試合の最後のほうで、セコンドの宮田が何度も叫ぶ。「すんげぇ、大ちゃんすんげー」と、モーグル山崎修さんのようにシャウトしていたのが非常に印象的だった。しかし、試合の最後に拾った音声をプロットしてあったのは、さすが情熱大陸っていう感じですよね。そして試合後のシメのナレーション。「そこにはいつもの気のやさしいあんちゃんがいた」。核爆。w 世界チャンプにあんちゃんはねぇだろ。ww