医龍とムシキング

 今日は起きてから、すぐに卒論の最終チェックをはじめる。次々にメイルが送られてきて、でもってレスポンスをすると、さらに・・・という具合で進む。ずっと研究室で作業をしていたら、夕方くらいから二人質問に来た。でもって、答える。というわけで、それだけで一日がたってしまった。まだ、二つほど残っていて、それから深夜に一つ行くと言う予告がある。明日は卒業生の挙式なので、それなりに早く起きなくてはいけない。というか、礼服だぼだぼだろうな。のし袋は買ったけど、ぴんさつじゃない。まあいいよな。名前書きはワイルドにボールペンということで。
 そうは言え、若干の休憩は取ったわけで、その間にずいぶん前に録画したドラマの医龍2をみる。まったく原作とは遊離してしまったわけだが、その方がつくる人はやりがいがあるんだろうね。まさか、脚本家の糞みたいなこだわりはいらねぇんだよ、あるあるネタやってればっつぅことはないんだろう。それにしても達者なものだ。ドラマはじまって5分もたたないうちに、つかみはオッケーと申しますか、視聴者の心をわしづかみにしてしまう。これじゃあ、ザッピング野郎もジタバタしようもなく、ジョシデカの視聴率が落ちるわけだよね。あれもけっこう面白いらしいんだけどね。
 墜ちて泥水を啜った人間がどん底から仁王立ちになるドラマは、かなりマイツボだ。精神神経を病んで、博士二年間糞みたいな生活をしていたことなどを思い出す。私の場合は、仁王立ちしたわけじゃなく、一種の転地療養のように就職して回復していったわけだが、それでもかなり頑張った。今だったら、うつ病だとか、パニック症だとか、神経症だとか、境界例だとか、いろんなレッテル貼られて、ずいぶん悩んだかもしれないが、当時は「甘えるな」の一言で片付けられた。そんなこともあり、仁王立ちのドラマはみないわけにはいかないと思ったわけだ。
 しかし、すげぇ演出だ。病院のフロアをさまざまな人間が行き交う映像が、お約束のようにくり返される。家族ゲームの食卓のシーンとはちがうのだろうが、ガシャーンガシャーンと回り舞台がまわり、人が入れ替わり、んでもって、ジャッキィーン!と仁王立ちになる。演技はクサイといえばクサイんだけど、ここまでくるともうあれだね。ムシキングみたいなものだな。そこいら中でガォ〜〜みたいなカンジ。もうなんかジョイスティックもってみている感じ??
 一応プールにも行く。で帰ってきたら、エンタの何様はすでにはじまっており、セクシィ松山が、おぱっぴぃネタやっていた。次に売れるのは「○○(口パク)」。やばばばぃ、やばくねぇ、すげくねぇが、吉本で同期のフランチェンからだめ出しされた、というネタにはけっこう笑った。こいつらなんつぅんだったけ?。こりゃめでてーなだっけ。添削のながらだから、よくわかんない。
 まえだまえだ。平川地一丁目以上のちびっ子コンビ。もちろん、リアルキッズどころのさわぎじゃない。けっこううけまくり。ボケのちびすげぇフラでおおわらい。つーか、ギター少年と同じ天然親マネなのか、芸なのか。おねしょネタ一応やっていた。
 もう一人ヘンなホストみたいなやつが出てきた。狩野英孝内山理名の親戚ぢゃね?みたいな感じ。「君仮免ボクイケメン」。「右みて左みてボクみて」。「ナイスシカト」。「ボク我孫子」。等々、「間」で笑わせてるの??よくわかんないけどウケてる。「笑ったろ。カナ所いないのわかって笑ったろ」など、痛いやつ系のキャラなんだろうね。しかし、鬼ステレオタイプな「間」を連発するところが、シュールだったと思う。