デブであり続けること

 書類づくりや、原稿書きや、なにやかにやで、非常に忙しい。その合間に、卒論添削が入る。忙しいので、ヲバ芸他お笑いの書き起こしは進まない。いよいよ11月であり、卒論月間である。今年はわれもわれもと添削依頼で、こまめにみているので、最終的には例年になく楽なのではないかと思われる。こまめに相談するといっても、丸投げや、なにも準備しないで、入り口のところでウニウニしているようなのは、一切無視で、とりあえず書いてこいと指令する。みんな筆を入れはじめないのは、実にどうでもいい理由であることが多い。勉強の面白さがわかりはじめる頃には卒業となるのは、毎年のことである。
 教授会で非常勤の人事に関わった人が、昔の受講者で驚いてしまった。私には初めての体験だ。教え子の専任人事をした人からすれば、どうってことない話かもしれないが、ちょっと感慨深いものがあった。まあ、うちのゼミの人じゃないんだけどね。ウニウニ泳いで家に帰って、ネット。そうしたら、宮台ブログにオタキングネタが書いてあった。あのダイエットはレコーディングダイエットというのか。しかし、「デブは、デブであり続けるために、日々並々ならぬ努力をしている」というのは、名言だと思う。

50キロのダイエットはさぞかし辛い体験と思いきや、岡田氏は、ダイエット自体は 決して苦しくはなく、むしろ楽しくワクワクする経験だったと語る。岡田氏のダイエットのきっかけは、グルメ本の企画のために、自らの食生活をすべて記録しはじめたことだった。それが次第にカロリーまで詳細に記録するレコーディング・ダイエットへと発展した。いざ1日のカロリーを基礎代謝の1500キロカロリーに抑える段階にきても、詳細に食生活とカロリーを記録することで、自分の食生活を強く意識することができているため、食事制限はそれほど苦しくならない。それがレ
コーディング・ダイエットの要諦となる。ダイエットを経験して初めてわかった重要なことが、いくつかあると岡田氏は言う。その一つが、「デブは、デブであり続けるために、日々並々ならぬ努力をしている」という意外な事実だった。太っている人は、太るための食生活を日々無意識の内に送っており、マスコミで垂れ流されるグルメ情報や、次々登場する新商品のCM、見栄え優先でカロリー高めの惣菜など、日本の社会構造がそれを支えている。漫然と情報の洪水に浸って抗わないでいると、太らざるを得ないような社会に我々は生きていることに気づかなければならないと、岡田氏は指摘する。
http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_343_pre.asx

 もう一度言おう。「デブは、デブであり続けるために、日々並々ならぬ努力をしている」。そうなんだ。最近減量というか、食事療法というか、してみて、絶頂期はめちゃめちゃ努力していたと思う。すげぇ大盛りの店で、チャーハンに、ニラレバで、餃子も食っちゃおうかみたいな頃があったからね。太らない方がおかしいよね。デザートに、コンビニでスウィーツとか喰ったりしてさ。三食揚げ物とかさ。一日4000キロカロリーくらいとってたかもしれないと思うよね。とまあ、こんな話しを書いていたら、無性にトンカツが食いたくなってきた。実は、天ぷらまでは食べているのだが、フライはほとんど食べない。まして、一色1200キロカロリーくらいありそうなトンカツなんて・・・。ブログを読んで下さっていた岡山の恩師とも言うべきF氏が、「君、40代のうちになんとかしないと、酷いことになるよ」とおっしゃっていた。みる人が見ると、今日はトンカツ、明日はつけ麺大盛りというのは、やばいと言うことはすぐわかるンだな。今は、私もわかるし。