伝染病とエンバーミング

 ちょっと外出していたのだが、用事を済ませて急いで帰り、二回目の死化粧師をみる。間宮心十郎は、すさまじい演技をするガキと出会う。結核の父と会いたくても会えず、病院の窓越しにお互いを見るというような切ない設定。公式HPより。

予告

 エンバーマー・間宮心十郎(和田正人)が勤務する病院に、結核に侵された成瀬(西村和彦)が入院した。心十郎は、成瀬の息子・大樹(佐藤涼平)と出会い、親交を深めていくのだが…。

バックナンバー

 ある日、心十郎が清掃員として勤務する病院で、外来患者の成瀬博樹が吐血して倒れた。女医の小雪は成瀬の状態を見て結核と悟り、彼を取り囲む患者たちをその場から離す。さらにアズキは、その場を消毒するため、清掃員の心十郎を捜しにいくのだった。その後、アズキの指示で清掃を終えた心十郎は、病院の庭に出てきた。すると、壁の上に上り、病棟にむかってジェスチャーを送る少年を目撃。その少年は、合図に夢中になり、壁から足を滑らせて落下するが、心十郎が受け止めて事なきを得る。その少年は、成瀬の息子・大樹だった。大樹の話によると、父親が入院しているのだが病室へ行くことが許されておらず、屋根から合図を送っていたという。その日から、心十郎と大樹は、病院で何度か顔を合わせるようになっていた。そんなある日、心十郎は大樹の母親・優子から、大樹の父親が結核に侵されていることを知らされる。 そのため大樹は、父親の病室に入ることが許されず、屋根の上から病室に合図を送っていたのだ。心十郎は、父親の病気が治ると信じている大樹を見守るしかできずにいた。ところが数日後、女医の小雪は、妻・優子に成瀬の病状が悪化しており、あと数日の命と宣告する。優子は、子どものためにも夫を助けて欲しいと訴えるのだが…。
http://www.tv-tokyo.co.jp/shigeshoshi/02.html

 つーか、おやぢ、警視庁鑑識課ぢゃんか。高島兄と共演したときのガチな名セリフ、「男同士じゃないと汚れきれねぇんだよ」を思い出したりした。なんじゃかんじゃ話は進んで、木の葉散る・・・。恐ろしいまでにベタで、笑った。そして、ご遺体はボディー袋に入れられジッパーが閉められる。なにこれ??エンバーミングだとこうやって腐敗防止スルの金とか思ったらどうも違うの。そして、お約束の忍成修吾登場。本日のポイントは、結核菌は死後も生きている。「魔術師がいます。」エンバーミングは、そういう役にも立つというエピソードなわけだな。ボディー袋もそのため。エンバーミングしないと、袋越しにお別れするしかないということ。
 掲示板に次のようにあった。「第2話のお話は原作でも本当に印象的、感動的なエピソードなので、とても楽しみです!西村さんがお父さん役で出演なさるということで、たいへん驚きました。子役の佐藤くんも可愛らしくて、楽しみが増してきました。原作も本誌での再開が決定したようで、近頃いいこと続きで幸せいっぱいです!(単純ですよね・・・)長々と失礼いたしました。キャストの皆様、スタッフの皆様、お体に気をつけて頑張ってください。」この意味を、ようやく理解する。ここからおちょけら掃除人がエンバーマーに変身。「行かなくちゃ」「なによ」「天使が呼んでいる」→シャワー。→「誰よりも美しい最後をあなたへ、思う存分抱きしめてください」→ナレーション。もうおなかいっぱいになるくらいのお約束の展開。施術のあと佇む忍成→エンバーマーのガクガクブルブルセリフ「さ、さむい、エンバーミングは体温を奪う」。ここにちゃんねぇ登場。「ダイジョウブ」「寒くて凍えそうだ、ぬくもりが欲しい」。つーか。いきなり人肌で暖まってんじゃねぇよつーの。来週は、ドンだけーのIKKO。しかし、深い取材からすごい切り口を出してくる原作もすごいと思うし、それを映像化したドラマも健闘していると思う。子役にあまりセリフを言わせない方がよかったとか、ベタだとかいうのは、まあ言ってもせんなきことでしょうね。