カメにフェイントは無駄

 ネットでニュースを見ていたら、便乗ネタ早速登場。「<JR長崎線>亀が特急止める、線路ポイントに挟まれ圧死10月12日22時58分配信 毎日新聞」。これってやっぱり普通ならニュースにならないよな。それにしても、勝っても負けても、何かを炎上させるのが親ガメ子ガメのすごいところだ。すごい人気と言える。アンチでも。カメ1号がやると言っているわけだから、内藤やればいいのに。そうすれば、凡作からなにもかにも買い上げられて・・・など思ったりもした。しかし、次のカメのセリフといい、計算し尽くされている計画の一環なのかなぁなどとも思った。

亀田興、大毅への反則指示否定「あれは亀田家のボクシング用語」
10月12日18時51分配信 スポーツナビ
 11日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチ(東京・有明コロシアム)に関して亀田家の長男、亀田興毅協栄ボクシングを通じてコメントを発表した。
 興毅は11ラウンド前のインターバル中に「ヒジでエエから目に入れろ」と反則を指示していたとされる問題について、「あれは亀田家のボクシング用語で誤解されてるようなもんやない」と説明。「俺が大毅に反則をさせるようなことは絶対にあらへん」として、テレビ中継を見た視聴者らの間で非難されている“反則指示”疑惑について否定した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071012-00000023-spnavi-fight

 内藤大助亀田大毅の試合についてスポーツ新聞を買ったが、系列だったはずのスポニチも辛辣な記事が書いてあったのでビックリした。しかし、一面見出しはどのスポーツ紙も大毅大毅大毅で、報知は一面ではなく最終面。スポーツ紙はたしかにおもしろいのだが、最近は、昔なら月刊誌を待たなければ読めなかったような記事がブログで読めちゃったりする。しかも、動画を見ながら。コメントもできる。合法的に鑑賞のチャンネルが確立されるといいなぁと思った。
 しかし、すごいブログがあった。たぶん関係者。なぜ内藤はノックアウトができなかったのか?ということとからめ、「経験不足」の意味を解説していた。間違って、URLをメモする前にブラウザを閉じてどうしようもない。記事はまず、徳山選手が眼のフェイントが上手であるということを解説している。つまり、眼で打ってくるところを読む相手を眼で攪乱するというような技術なんだそうだ。で、鋭い記者が「カメは眼をみてた?」と聞いたら、内藤は微笑でノーサイン。つまり、眼のフェイントというテクニックを駆使したものの、ぐんぐん前に出てくるだけだから、フェイントもへったくれもなかったということのようだ。あの前進のスピードと動作は、なんかバロムワンの怪人のようだな。なんつーかカメゲルゲでしょうか。
 まあただ、カメのジムも名門だし、マジックばかりでないことは言うまでもないし、ブログの人もそこには敬意をもっている感じ。なんか『あしたのジョー』を思い出した。タコ殴りにされたジョーは、片方の眼が見えなくなる。と、突然パンチが当たり出す。普通の感じじゃないから。気づかれたらおしまいだぁああ。みたいなところ。あるいは、サッカーマンガの『風の翼』。一人身勝手なプレーをするのがいる。それがオーソドックな試合運びのなかで、予想もつかない動きとなる。そこまで計算した監督はただ者じゃないというところ。タフで当たればそこそこパンチのあるカメは、フェイントもへったくれもなくカメゲルゲ。そこで繰り出す宇宙パンチは、予想もしない軌道でクリーンヒットするというような計算はなかったとは言えないだろうな。