今日は非常勤の日で池袋から成城学園へとまわった。山手線の中で、テレビみたいなのを見ていたら、な、なんと、ワールドダウンタウンのジル・ベッソンが、エクセレンとのポーズをして、ダイジョウブ、ダイジョウブと言ってやんがんの。なにこれと思ったら、ダイジョウブ・ドット・コムのCF。ヒューマン・ホールディングスとかゆう会社ので、調べたらテレビCFもやっているようだ。まあしかし、声がびびる大木的ではないので、ジル・ベッソンというよりは、ジル・ボーフィスというべきだろうね。またみたいけどな、WDTを。
非常勤の帰りにほんとうに久しぶりに永福町の大勝軒でラーメンを食べた。昔はぺろりと平らげたものだが、さすがに胃袋が小さくなっていて、全部食べるのはけっこうつらかった。大学にチャリがおいてあったので、ボクシングに間に合いそうもない。で、タクシーが来たので、乗っちゃって、研究室のテレビで仕事をしながら見ることにした。けっこう料金はかかったが、試合開始には間に合った。そして、WBCフライ級タイトルマッチ内藤大助対亀田大毅を見た。いやぁ、なんと申しましょうか・・・。
まず一番感じたのは、赤井英和はええ奴やつぅこと。最初もしゃべりにくそうにしていて、あとのほうでは黙っちゃった。次に宮田ジムの会長が恐るべきナイスキャラだということ。「スポンサーキボンヌ」とかゆっていたときはC調なカンジだったが、本日は親ガメと野球帽みたいなのかぶってにらみあってんの。スポンサーキボンヌで思い出したのは、ちく女いさむ氏の日記。いさむ氏は、内藤のトランクスに保険見直し本舗のロゴを見つけ、「ありゃねぇだろ」。禿げしく笑いますた。あと金のグローブのトロフィに内藤が「そりゃねぇだろ」みたいに言っていたのも笑えた。
http://www.ins-cis.com/index.html?ID=iu208
いろいろな物語構築を想像しながら見ていた。ヘッドパット一閃で、目の上が切れて、ドクターキター、すわ、TKOかと思ったら、そうじゃない。８R終わってチャンプリードで、ご愛敬の興奮状況ラビットパンチに反則減点。あと全部カメがとったら、引き分けで、腹切りもないし、タイトルも移動しないよな、とか思っていたら、そんなもんでもなかった。まあともかく、相撲と申しますか、ラグビーと申しますか。なんか、グラビアの美少女のPVの相撲取り思い出して、ワロタっす。カメ前進。クビとって、ま、まさかのネックブリーカードロップ、まさかな、という展開。これがシャレじゃなく、ぶった押し、さらには投げ技気味になっていく。ヘッドパットでパカリのあとは、サミング気味にブラッシュ、空耳かもしれんが、ヒジとかいう声が聞こえたような、聞こえなかったような*1、と思ったところで、チンパン・ニュースチャンネルを見逃して、かつ録画してないことを思い出す。
もういいやと、最後までみることにする。最終ラウンド、まさかのまぼろしの右、なわけねぇよなと思ったが、ぶんぶん振るものの、面白いくらいかわしちゃっていて、ぶち切れたカメは、な、なんと、グレコの大技のような投げ技を、バックブリーカー気味に逝った。正直笑いころげた。私はプロレスでは悪役が好きだし、ラフファイターはすごくイイと思うほうだ。たとえば、ヘクター・カマチョみたいなボクサーはすごい面白いと思う。まあだけど、こういう結果だと、比べるわけにもいかなくなっちゃった。また、私はこういう闘争心はけっして嫌いではない。内藤の出来も悪かったんだろうが、内藤のけっこうパンチ入っていたにもかかわらず顔崩れてないし、すげぇタフなカンジもした。少なくとも一つはすごいのが入っていたと思うし。ただ、たとえばちょっちゅねー具志堅さんが現役時代、止めないと拳を壊すまで、サンドバックを打ち続けかねないみたいな、ものすごく純化された闘争心もっていたようなことをテレビで話していた。そんなのと比べるとなんかズシンとこない。
最後のほうで、赤井だか、鬼塚だか忘れたが、「負けて強くなっていく」みたいなことを言っていたが、弟がいる中南米で修行してみたいなのもありなんだろうね。『がんばれ元気』の読み過ぎかな。ｗ このあとのことは内藤は言葉を濁していた。カメ一号も一蹴して、最後に三号に負けるというようなシナリオが直ちに頭に浮かぶが、露骨かなぁ。というか、まさか、坂田健史とやったりしないよなぁ。しかし、内藤も「凡作のほうが強かった」はねぇだろ。凡作は、カオサイほどじゃないだろうが、かなり強いだろ。
