あるあるセクシィと風の小三郎

 ダイノジが再びエアギターでチャンプになって賞金40万円もらったらしい。ダイノジよりもむしろレディースの雄叫びねぇちゃんがどうなったかのほうが気にならないこともないし、また元祖エアギターのおっさんがどうなったかも気になるのだが、賞金40万円の大会だったら、ダイノジでもおっさんでも工作できそうだけど、そんな半端なもんでもないらしい。が、まあ日本でこれだけ報道されるのは、それなりに意味はあるだろうね。などと思っていたら、ヒライケンジがエンタの何様でエアギターをやっていた。やらしておいて、「そんなの関係ないになってるぞテメーら」というネタには爆笑だった。まあともかく、なんでもかんでもあるあるあるあるで、坂本龍一の「情報量ゼロ」論を思い出した。情報量ゼロのギャグ、空っぽのギャグ、過激なまでにあるあるあるある。糞みたいな芸人のこだわりをげらげらしながら、空疎なキャラがマルティプライズしていくのは、ある意味痛快ですらある。ドラマがダメだと視聴率もダメとか言われているみたいだけど。
 しかし、赤のアレ、黒のアレ、白のアレ・・・105円、わかるかなぁ、わかんないかなぁ、と、こだわりまくったシュールなネタで、これってチゲーんじゃないのと思われていた、セクシィ松山であるわけだけど、セクシィソング、ミュージックカモン!ではじまって、今日も最初の出だしは同じだなと思いつつ、ネタにワクワク。要するに携帯のハートマークのお話。私の心をまどわす、はあとまあく。3回の操作であらわれる、はあとまあく。女友達には鬼つかっちゃうけど、男友達だとまよってしまうのぉ〜〜♪しゃばだばふぉ〜〜!!、ってレイザーラモンカッつぅのという勢いだが・・・。
 男で迷うっつうけど、同じ男でも父親は男じゃない。金をせびる場合、迷うこともなく鬼入れてしまうはあとまーく。でもって、どーでもいい男には入れないYO.。でもでも、ちょっといい男には二つ入れるはあとまあく。でもって、一番迷っちゃうのは、そこそこの男。ふぉ〜〜!!、さらにさらに迷っちゃうのはあこがれのあの人なだけど、でっかいハアトの、おおおお力業引越センターネタかと思ったら、わけもなく、5年間の思いを込めて、ハアトに矢が突き刺さったはあとまあくをどうしようか、いれるか、いれないか、とハムレットのように迷ったあげく。震える手で送信ボタン押した・・・。
 いつもながら曖昧な終わり方だと思っていたら、オチが付いた。帰ってきたのが送信エラー♪シャバダバ♪わははははははは。あるあるあるあると、思わず口走ってしまいましたよ。シュールだとか、アレゴリーだとかゆう、芸人や作家の糞みたいなこだわりを蹴散らすような純化されたあるあるあるある。すげぇな。すげすぎる。
 東京ウタカルタは今日は短かった。歌い艶でる・・・がセクシィ松本だとすれば、悩み奏でるが東京ウタカルタらしい。でもって、あいかわらずのあたい頭がパニ喰って♪ネ〜ム〜レ〜ナ〜イ〜。目玉のおやぢはどうやって眠るのかというネタは、かなり笑ったが、森進一がおふくろさんを歌うのかとか、アムラーはなにらーになっているかとか、ぐだぐだネタつけただけだけど、そのなげやりっぽさに、なぜか「なぜ」の台詞回しと動作がなかなかキュートだったりしたのでした。
 でもって、もう一人あるあるの新キャラだろ、このスーパーあるあるネタキャラキャスティング娯楽番組のエンタの何様が、とか思っていたら、風の小三郎という、裸の大将みたいなのが、農民のカッコで出てきた。なんじゃこりゃとおもった。合コンに行ったとき、津軽訛りが笑われるのがやで、黙っていても笑われた。ここで、ひょろひょろとオカリナ演奏。美味いので拍手。青森のオカリナ野郎は、アケタの店常連だったら笑えるわけだが、オカリナのそこそこの上手さと演奏に入る「間」と表情がなかなか、虚無感が漂っていて笑えるものがある。しかし、彼女との初めてのデートで、待ち合わせしたら、彼女の横で犬が交尾していたというのは、あるあるあるあるでもないし、また、ないないちうかんじでもないと思った。