アジアカップでイラクが勝った。なんかできすぎているような気がしないでもない。イラクではどうなってるんだろう。サッカーどころじゃないのか、それともやっぱり休戦して大騒ぎなのか、ちょっと興味がある。一時は、イランとイラクがやったらどうなるかなどとも思ったりもしたわけだが。日韓戦もすごい熱戦だったけど、なんかヘロヘロになっていて、ミスも多く、ちょっと残念だった。
日曜日は仕事の編集会議をした。共著書の他に分担執筆する共著原稿が二つあり、そのひとつの〆切りが8月末なのだが、せっかちな私が急いてやっつけちゃったこともあり、できあがった最終草稿を検討した。共著者は古武士のような文体で、こっちはいささか小指がたっているわけだけど、あまり文句が出ない。前はガシガシ直されたわけだけど、なんでだとたずねたら「慣れたのかもしれない」というのは、笑ってしまった。帰って選挙の番組をつけたら、自民党が大敗という。投票率が低いし、どーせかわらねぇよとか思っていたが、かなり驚いた。岡山では「姫のトラ退治」などということが話題になっていたらしいが、自民大物候補が負けたというのは、選挙の強さみたいなものをそれなりに実感していた一人としては驚きだった。今度はこっちに勝たせてみようとか、そういう傾向が出てきたとすれば、それはそれで興味深いけれども、政治イシューがどこまで提示、議論されていたかということからすると、なんかなぁと思う傾向があるのは、大衆社会論に毒されているからかもしれない。
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2007/07/25
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私は学級会みたいなノリは照れざるを得ない恥ずかしいものであると思うし、選挙がらみの政治談義も正直嘘くせえと思うし、だから「選挙に行くことの恥ずかしさ」と言った某評論家の発言もよくわかる気がするわけだけだけど、サイバラの「お涙頂戴」の描写はシュタッと入ってくる。で、西原理恵子が平生焼きを入れている倉田真由美は最近政治談義などにも登場してがやがややっている。そのへんにヤキを入れながら、ドスのきいた公共性みたいなもの――アホがそういう風にしか表現できないもの――をどう表現するかをみてみたい気はする。