セクシー松山

 ちょっと用事があって横浜に戻ってきた。『受験の神様』という、『エンタの殿様』のパロディのようなドラマをみた。ギリギリ君が、神様にカテキョーしてもらうために存在の金切り声をあげて土下座するというのは、何となく考えさせられるところが大きかった。戸塚ヨットスクールなんかもそうなんだろうけど、へなへなになっているのをピーンチな状況にして、本源的な生命力を引きずり出すということは、もちろん理屈ではなんかなぁと思いつつ、人の成長というものをいろいろみてきた経験からいうと、そういう面もあるかもしれないとどうしても思ってしまうのだ。あなたがろくな経験をしてこなかったからだと言われたら、返す言葉もないのではあるが。
 そのあと、四味一男プレゼンツ、なわけねぇ、『エンタの殿様』、なわけねぇを、というか、なんだっけこの番組の正式な名前。『エンタの神様』だったっけというようなものだけど、ハリセンボンが出るということで見たわけだけど、そこに突然あらわれたのは、うちのゼミを数年前に卒業した椰子!!!えええ、と思ったら、似てるだけだった。wその名も、セクシー松山。お客さん達は、ガングロなドスのきいたビックママ仕様のおねぇがなにやるか、どん引きでかたまっている。そして歌い出したらみんなゲラゲラ笑い出した。鬼アカペラ。エゴラッピンのでけそこないというか、場末のスナックのブルージーなママの待ってました十八番というか。
 メモをとっていなかったので歌詞は書き取れなかったわけなんだが、歌はどういうことかと言えば、・・・渋谷のセンター街に行って、買おうと思ったのは、なんつーか、青のアレ!?・・・でもでも、やっぱりやっぱりこっちにしようか、赤のアレ?!・・・どうしようかなぁ、どうしようかなぁ、と思っていたんだけど、結局買ったのは白のアレ!!・・・汚れを洗うのは教わったけど、汚れてるシィ、どうしようかなぁううううでいたんだけど、結局勝負のときに選んだのは黒のアレ☆。シャバダバダバシャバダバダバ、シャバダバダバ。
 OiOiOiOiOi,なんと申しますか、いかにもアレゴリーみたいな歌詞でブルース歌ってペダンティックに笑わせるのかよ、なんだよごるぁと思っていたら、これってあれだろ、「冬ソナを勝負下着でみてる母」みたいな話だろ。大笑いだよ。特に黒の下着というのは、小学校の時の悪夢を思い出す。女の先生が黒の下着でキメていたんだが、例によって怒られて殴られたので、むかついて、「めかし込んで黒のシミーズなんか着てルンぢゃねぇよ」とかゆって、ボコボコにされた記憶がございまして。かくゆう私も一時黒を愛用しておりましたよ。もう黒は、前後裏表で4日もつどころの騒ぎではございませんからね。
 最後のスキャットあたりになると、歌もノリノリでけっこう上手く聞こえてきたから不思議なものだった。一発芸というか、コマネチ!ちくしょー!欧米か!ゲッツ!フォー!みたいなのがないと、どうなるかわからないけど、四味が、「あるあるあるあるある、だいた、チミはクビ」とかゆってるようなことを思い出して、笑いころげてしまいマスタ。そのあと、恋のから騒ぎをみたんだが、荻田佑芽乃があきげんに見えてしかたなかったっす。ヲバ芸やっちくんないかな。w
 コントと言えば、りちゃほのDVDをみているんだが、パンダPの病院編は最高に面白いですね。柴田のしていた馬のギブスにも度肝を抜かれたけど、最後の最後のほうになって「やかましい」で笑いの型にはめられた上田が、笑いが止まらなくなって、ひくついてやがんの。あと、スターティングメンバー発表とかもそうだけど、1〜10巻くらいまでは、くりぃむしちゅーの対談は付いていないんだが、ディレクターズカットになっていて、長いんだよね。だから、「上田!桃井かおり」というのも執拗にくり返される。これが鬼面白いんだよな。いずれにしてもこのDVDは、ほんとうに面白い。コントでディレクターズカットということならば、「働くおっさん劇場」などもあるのかなぁと、期待してしまう。野見隆明と浅見真一の悲惨な戦いとか、福田のぶつぶつとーくとか。w