四年ゼミと卒論指導

 卒論指導のためにいろいろネットを巡回していたら、桜井芳生氏のサイトが、以前よりパワーアップされていた。前はツッコミ法が中心だったのだが、レジュメ四段ロケット方式、論文構造設計表など、「予備校的な語彙」に親しんできた世代には、非常にキャッチィな言葉が駆使してあり、また卒論に必要な問いかけが公式化してあり、気に入る人も多いだろうなぁと思う。まあ、こういうサイトやノウハウ本はいろいろ読んで、自分なりに修正してゆく必要があるのだろうとは思う。
 たとえば、「論文構造設計表」というのも、標準的なテンプレを何種類か用意しておき、勉強が進むにつれて、「論理構成→論理展開@(鍵概念+図式)」みたいに書き直してゆき、かつ目次が内容の見出しみたいなものから、十分に分析的な言葉に変わってゆくように、何度も目次を変えてゆくような作業をしてやることが、少し理屈っぽい卒論では必須なのではないかと思う。こういう作業をやっていくことを条件とするならば、最初は引用文をならべておいても悪くないと思っている。
 本を何冊も読破して、その内容を自分の言葉で書き換え文章を書いてゆく作業をすることは、コピペしたり、丸写ししたりするよりはずっとよいのは言うまでもないのだが、テニヲハを変え、漢字をひらがなにしたりしながら、文章を変えていって、これは自分の文章だというのは、ちょっと違うのではないかと思う。それは自分の言葉にするという言葉の意味をはき違えている。それだけでは、パクリに近いと思う。逆に、論理構成と論理展開が決まっているかどうかを、重視したいというのが、私の立場だ。いずれにしても文献だけで書くというのは、けっこうたいへんだということだ。
 ちょっと必要があってリチャードホールのビデオを借りてきたのはいいんだが、面白いので忙しいのについついみてしまう。ロバホの頃から考えても、ほとんど見逃していない番組なのだが、何度みても面白い。困った。このままだと借りてきたのを全部見てしまうかもしれないじゃんか。DVDをみながら、くりぃむナントカをみたら、前田有紀アナがギャルになってでていた。わけわかんないかんじだが、今回は次長課長の明大前系のネタなどはなく、チャラチャラしようぜをキメていたが、マイケル富岡がなんとなく加藤鷹化していてワロタです。こうなったら、東幹久だとかまで連れてきて、鬼チャラくやったらどうなんだろうね。
 中村中エイベックソっつぅこともあり、そこそこブレイクしかかっているらしいのだが、この人が同一性障害カムアウトしている人だというのをはじめてしり、ちょっと得心した気分である。今回の歌詞もそうなんだけど、前に出した「汚れた下着」なんて曲も、底が抜けちゃっている感じで、立ち位置にドスがきいた感じというか、ささやかなものを守り通すみたいなのと違う潔さみたいなものを感じるのである。しかし、コシミハルが、昔君こそスターだみたいなのに出ていたのと、同じようなかんじがしないこともないんだよな。まあ、なんかこういう人にはアングラであって欲しいというのは、今時はずれているんだろうけどな。
 神戸のほうのJRの電車で、大便を我慢しきれずに脱糞してしまい、数両電車の中でひりだし、こすりつけながら走り、あまりにも臭くてその電車はウン休になったというニュースは、気の毒だと思うが、なんか気分があいだみつおになってしまうのは、いろいろみてきたからだろうね。2ちゃんのニュースみたら、書いていることはみんな似ていて、どこでもそうなんだなぁ、などと思った。つまり小学校の時、大を学校でやるのは「犯罪行為」に近いことで、もう全校中の奴らがトイレに集まり扉叩いたり、上から水かけたりしたとか、あるいは同じく小学校の時好きな男子のとなりになってもらしたとか。私の場合、赤ん坊の頃、たらいで湯浴みみたいのさせると気持ちよさそうな顔をしてぶりぶり放りだしたというのが、よほど印象に残っているらしく、うちの親はいまだに話題にしている。まあ、迷惑行為なんだろうし、見つかったら人身事故と同じような保証問題とかもあるんだろうが、ちょっと可哀想な気もするね。