っぽい:時効警察再始動

 木曜日のコンバットは、あいかわらずのメンバー相互紹介会話ではじまった。で、話題は、キャラづくり。マイナー映画を観るとか・・・。そういう勉強しているのか、普段は。ふぅん。みんな濃いキャラ。と思っているところで、闖入者・・・といういつものパターン。今日のギャグは、パターン変化。傭兵母校に帰る。クラスは3年B組。と思ったら、帰ってきたのは金八仕様ランボー=軍八。不良やアホと対峙して、鬼かみ合わない会話。軍八ミサイルとか言いながらチョーク投げ。戦場をしみじみ語る。うぜぇトーク。ゴルァアア、で、どたばたでチャンチャンかと思ったら、そうじゃない。生徒たちウルウル。鬼うぜぇ。軍パチ、学生たちのモッシュにダイブ。回転。「38口径」とシャウト。「スナイパー気をつけろ」。あほくさ。来週からはコント鯛放出。って、トークなくなるだけだろ。w
 さて、いよいよ帰ってきた時効警察でありますが、その前にもこみTのCFみて、ぶっ飛んだ。そして、東京タワーCF。リリー・フランキーしているオダギリジョーは、嫉妬の香りのそれとはまたちがうけど、次長課長やヴィジット岡山の企画をむげに断る人とは思えない、どうだ情けねぇだろうって顔をしている。まあ、この「どうだ」というのが、単に情けねぇとは異なるものである。その昔、ジャンポール・ベルモントアラン・ドロンを比較して、日本では後者が人気があるが、フランスでは前者が人気があるなんていううんちくがあったけど、オダギリズムなどが登場するに至り、日本もアラン・ドロン志向ばかりというわけではないということが決定的になっているのかもしれないと思いつつも、ジャニの新動向などをみると、もうカッつんくらいからは、絶対わたしらには識別できない世界で、進取の眼力には驚嘆するしかない。
 そーいや、時効警察のMLに入ったら、早速メールが来た。と思ったラサ、なんか、霧山と三日月のヘンな会話だった。「なんで誘うのよ」「断ればよかった」「じゃあ誰がメガネもつのよ」ってさ、かーいらしいとかゆう椰子もいるのかもしんねぇけど、なんとなく三日月がボダっぽい、つーかメンヘラめかしているというか、ドラマ空間自体が、全体的にひずんでいるみたいなところが、この番組の企みの深さなんだろうね。

 三日月(麻生久美子)たちに惜しまれつつ、霧山(オダギリジョー)が金欠を理由に趣味である“時効事件の捜査”をやめてから1年。それ以外は特に変化のない総武警察署随一のヒマな部署・時効管理課に、新卒の真加出(小出早織)が配属された。そんな中、熊本(岩松了)から、時効になったばかりの国会議員・福原健一(あべかつのり)撲殺事件のファイルを見せられた霧山は興味津々。さらに何かに後押しされるかのように、霧山はある日ひょんなことから大金を手に入れる! 霧山はさっそく趣味を再開。三日月を連れ、事件当時は駆け出しキャスターだった榎田美紗子(麻木久仁子)のもとへ。榎田はこの事件を独自取材し、福原と対立する政党議員の秘書・剣道清彦(温水洋一)の冤罪を晴らした人物。その手柄で大出世した彼女は、今やテレビ局内で“女帝”と呼ばれる存在になっていた。(公式サイトより再掲)

 はじまったぞ、と思ったら、なにこれ?いきなり居酒屋しずか。女将で登場の三日月。総武警察って、音にしてはじめてわかったが、西武警察のもじりなんだな。あなたかわりはないですか♪って、なんだよ。三日月のところに、探してまわった放浪者霧山登場。霧山「しばらくかくまって」。三日月「あいよ」。てなカンジのドラマティックな出だし。わけわかんねぇよ。まあ夢だというのはわかるけどさ、突然「イカンガー」。いきなりキターバカぜりふ。わはははは。と思ったら、熊本がねっちりかぶせ、ふせえりがぎゃおすとシャウト、そしてサネイエ能のように「賛成」。わははははは。シュタッと、かるみをもってのっけたのは、すげえな。一瞬だもんな。やっぱサネイエだな。そして、ここで、新人が歌舞く。けっこう生意気。矢口真里ふくらましたみたいなの。なんかさ、部外者三日月と課員新人とオダギリで三角形みたいな手法をげらげらするような、まったく無意味なキャスティング。
 時効管理課の意味のないテンポだけの会話のゆるさが、なんともいえないよな。ここで、霧山登場「猫ちゃっちゃせんせいがいないんです」。なんだよ、「猫ちゃっちゃ」って、わけわかんねぇよ。と思ったら、予想に反して新人を霧山評価という定型的展開、おいおいおいおいそれはねぇだろ、仮にも時効警察だろ、三日月嫉妬はねぇだろ、と思ったら、さすが、熊本メガネ外して、ふせえりだかサネイエだかにゴルァとしかられてやがんの。つーか、サネイエッテ、こんなにしゃべってたっけ。w三日月が突然きれて、「みなさんみたいにしゅみでやってるわけじゃない」。「しゅみですか?」と新人、一同「さあ」「趣味なしそういち」「ほっといてくれぇ〜♪」。あいかわらずゆるゆるながら、変拍子のような不思議なテンポで、展開し、そして、空間をぴしゃっと綴じるのはサネイエだった。ふせえり「お金がなくて時効操作やめたんだ」「どうするの霧山君」。霧山「たまんないッス」。たまんないっす、はふるいだろ。w
 なんだかんだ言って、一緒にメシ喰っている三日月と霧山。三日月は焼きそばとお好みのソースづくし、霧山はよく見えなかったが全体的に白い。霧山「エボニーアンドアイボニー」。さすがに、展開が早く、かつ無意味なまでにニュアンスしているだけなので、なかなか理解しがたいところも随所にある。普通、そんなところまで神経使ってみれねぇよ。隠しキャラ大杉。まあだからこそ、面白いし、DVDも売れるんだろうが。
 事件の説明。殺人、でもえん罪。と私がタイピングしたら、いきなり「漢字で書いてミナ」ときたもんだ。三日月「猿罪」。サネイエがなぜか妙に怒る。新人「冤罪」と書けまくり。つーか、微妙に点がなかったりしたら笑えるけどな。それにしても温水は、なんちゅー役やねん。榎田美紗子(たぶんこれはピンクのヘルメットのパスティッシュでしょ)。えん罪を見つけたキャスター。その後の展開をさらっとおさらい。「猿罪」の幕もってでてきやがった。全体的な展開は、演劇仕立てっぽいわけだが、ぽいだけで、ちっとも信じちゃいねぇーよというスタンスは、実に(・∀・)イイ!!と思う。
 と思ったら、ワハハハハと、十文字ロッカーから登場。「はりこみの練習だよ」。信じちゃいねぇよと言わんばかりに、すらっぷすちっくに展開、と思ったらさ、まるでウルトラシリーズ?、バロムワン??、もしくはショッカー???みたいな動作で、新人をムカデ君よばわり。「妙にハイぢゃね」と指摘する熊本。サネイエ「競馬で儲かったっす」。「まぢっすか?」。で、時効課一同で競馬へ。みんなでイカ喰ってンぢゃねぇよ。ムカデ君二本だシィ。サネイエぶち切れ、ムカデ君「お告げ。イカの足がゆってるしぃ」。三日月買いに行って、家賃分買いまくり。一点買い五万円。どうせ買って時効捜査だろ。ここで、MLにあったやりとりめかし。時効捜査に誘う霧山。三日月よっしゃぁ!!で、はじまりはじまり。
 ここは、後の伏線になってるんだな。イカの寓話が、ドラマ全体のオチをつけていて、すべてのシーンは、十文字のジャンクでクレージーな寸劇からはじまる。そして、隠しキャラは、ショッカー仕様??伏線と寓話的イメージの提示。その思想的力動は、まったく意味のないゆるゆるに展開してゆく。馬鹿臭さ、すらっぷすちっくと、他方の高度の手法、ミステリーマニアックスが、妖しげにゆるゆるへらへらへろへろ、で、キャハっと笑う三日月ってか。w
 一応は、捜査をする霧山。まず、えん罪温水にカチコミかける二人。すててこにランギングで登場する温水。なんか、やばいよな。それから、キャスターとかも。捜査自体は、「時効洗う」。「なんで」。「趣味ッス」。「あほらし。忙しいんだよごるぁ」。「なぜ信じたのでつか?」「なんだと思う」。「真犯人知っていたからぢゃね?」。「エエェェ」。「あと、犯人にしては痕跡を残しすぎ」。「やっぱしぃ!」。いきなり五所川原登場。つーか、一線級出るか普通こんなこところで。田山涼成なにやってるんだよ。wつーかさ、もうゆるさすら信じていない。虚構と現実、ドラマと現実、ゆるさとがち、なんじゃかんじゃが、妖しくゆらめく。って、さ、ここまで書いたら、妖しくゆらめくあと十回くらい書かないと、ドラマとつりあわねぇよな。くそぉ。
 霧山がキャスターに「アメリカの大学をご卒業。ボクもそうなんですよ」。カリフォルニアの大学だろ。つーか、馬路で、ドラマと現実まで混淆しはじめやがんの。ワロタ。オダギリの推理「ケチになると便秘になる。ケチ出したくない」。「よく食べてよく出す」。なに考えてるんだか、ワケわかんない展開だが、出す出さないとか、なんかあるかもよってことだろうな。途中で、情報が得られそうになっていて、三日月におごるはずだったイタリアンのメシ=社食に。情報ちくる人、ライバルの松岡クリスティーヌ・・・。滝川なんチャラをどう変形さしたんだ?そうぢゃねぇの??で、ちくるひと「えのきだの米大=眉唾だよ」。この後、三日月後進におごりまくりの背中になにが貼ってあるの?よく見えなかった。明日ビデオで見よう。
 で、ふせえりがいきなり鉄ヘルメット。なにこれ??中ピれんなら、ピンクだろうが。でもカーキ色。だいたい、榎田とふせえり関係ないし。まあいいか。温水はふせえりの同級で、ふせえりが温水を恫喝。ここまでを一気にアップテンポに展開する。温水「ぶたないで」。やばいな温水。ふせえり「ランニングビーチクが眼みたいで怖いんだよ」。温水「すんまそん」。臭いがしただなんだふせえりに因縁つけられて、ランニング姿で、恥ずかしい演技をする温水。さらにどうかつするふせえり。と、温水がふせえりをクンクンクン。「この臭いだ☆」。で、女性が犯人。
 というところで、またまたドラマがリセットで、サーファー十文字チーム大馬鹿笑いで登場って、向井千秋の夫の出来損ないみたい。なにがサーファー??潜入捜査のうんちくかます十文字。むさん=霧山音読み。などと漢字うんちくを交えておちょけつつ、霧山はコロンボ警部のようにひつこくキャスターを絞り上げる。おそろのだいだいの服装で捜査する時効チームと、温水。わけわかんねぇよ。わはははは。しかも、テレビの女性社員がメイドだったり、蛭子が土木作業員のおっちゃんで出ていたり。松鶴家ちとせの出来損ないみたい。で、スイカのタネでつくった森鴎外。???。アレゴリーなんて、ペッペッペだっつぅこと?「コーヒー入れろおい、ここだおい」と無意味にシャウトするふせえり。シンクロするもまったくずれまくりの十文字、そして、質問シマクリのムカデちゃん。ここで、十文字、舞台ゲージツのキメのセリフまわしのようにたたみかける。空間が寒さで固まる。そこで、黙々と仕事をするサネイエ。と突然、霧山「わかっちゃいますた」。って、おまいは柴田@ケイゾクか?この後、時効捜査の手伝いをする鑑識?カツアゲギャラ要求などがある
 さて、一応まったく意味もなく進行して、最後の時効宣言。局に乗り込む霧山。いきなりショッカーがいますやん。やっぱですやん。でもさ、こんなのが出てくるから、見逃せない、ありまくり隠れキャラ。まだ見つからないのがたくさんあるんだろうな。時効なのに、シラを切るキャスター。「濡れ衣を真犯人が。極まれば善悪反転」などと、うんちくたれまくる霧山。善悪反転では、図をなでてみせやがった。わはははは。なんかもっともらしいが、展開はクセノス並と言えないこともない強引なもの。「パニくったぬく水=第一発見者」と、霧山鋭いっぽく指摘する。裁判で勝ったというシーンで、「猿罪」。そうですか。伏線と言うもらうたげですか。わかりますたよ。
 しかし、なんなんだぁ!温水のなさけなさ。そして、時効なのになぜシラを切る?証拠を突きつけるところで、三日月指を鳴らすと、照明がカチャッと・・・って、誰が照明やってんだよ。つーか、推理はすげえぇ本格派っぽくやるのは従来通り。証拠は?突然汗臭いガイジンが出てくる。誰?オダギリのデブみたいなの。まさか、これは作為じゃねえよな。証拠は、航空写真に写ってやがんの。まだシラを切る。服が違うじゃない。仕事着だよ。おおおおお。逃げ切るニューパターン??と思った。
 霧山「ばれましたか?あなたならこのウソを見破られると思った」。要するに引っかけ。恋人のところに行くから、仕事着じゃなかったということ。やったぁと、三日月大喜び。コロされた椰子は、キャスターのスクープを脅して握りつぶそうとした。これが殺意。霧山「アメリカの大学はミカンの缶詰なんてくばらない」。趣味で調べた内容にやっとキャスターさえずりはじまる。
 最後の展開は見応えがあった。キャスター「嘘つきになるまで誰にも相手にされなかった。ウソをついたら、仲良くしてくれた。ウソがウソを呼ぶ。嘘つき過ぎて、ウソの雪だるまみたい」。霧山「今はついてないじゃん」。キャスター「仕事以外でホントのこといったのははじめて。認めなかったらどうするつもりだった?」霧山「趣味だしぃ」。で、誰にもいいませんよカード。おうおうおうおうおうとアシカのように喜ぶ霧山。こうふん状況。キャスター「こんなものなにになるっていうの?」高く掲げ、捨てようとする。霧山「捨てない方がいいよ。前に捨てたのがいるんだけど、カードは枕元に戻ってきた。不思議な力がある。・・・ウソデスよぉ〜」。「嘘つき」。「あんたほどじゃない」。などと、やりあってオダギリ「イカの丸焼きのおかげ」。チャンチャン。くだらないものでオチをつけるリアリティ。最後は時効課「徹夜で仕事」。ッテ、こいつらなんの仕事があるの?趣味なのに。wあとさ、十文字たちのさいごのなに?まあ明日見るけど。最後のテレビ、毒が抜けてまったく違う顔に。パサパサになっていた。つーか、この椰子だれ?まあこれはこれで面白いけど。秋桜子くらいだせよ。予告。「思い出は未来の残骸なんだよ」。また、ッポイよな。