疾走するミステリー

 スピード感あふれるカメラワークがとても印象的なXenosでございますが、映像だけでなく、筋立て自体もひゅるひゅると「あやしい」椰子が入れ替わり、まばゆいばかりにスタイリッシュであります。『アンフェア』などは二転三転というだけでなく、「あやしい」の連鎖にしっとりした味わいがあって、二回、三回みると、実にきめ細かく計算しつくされた表情、セリフ、挙動などが配置してあるのがわかり、感動ものだったりするし、また『24』の二転三転は、適当に入れ替えてみて、いきおい勝負みたいなところもあって、こちらはこちらでその無手活が独特の力道感があり、かつこれこそ短くシュタシュタ進んでいくミステリーのはじまり、っていうか、『ER』みたいなザッピングドラマのひとつなのかもしれないけど、ともかくまあそういう種類のものとは違うなにかがあるのかどうなのかは、わからない、っつーか、予算規模から言ったら、大笑いなくらい格差があるんですが、ガンダム作者じゃないけどさ、クセノスな仮面つけて、中川家レイジが耽美的に陶然とするのもわるくないんじゃないかっつぅか。で、今週のクセノスだけど、

 予想通り、根本も殺害された。しかしその犯行時刻、ミナは直人と一緒にいた。犯人は一体誰か…。一方、早妃は秘密クラブの支配人・一樹のもとにいた。早妃が戻ってきたことを喜ぶ一樹。2人はその夜、食事に出掛けることに。直人は意識がいまだに戻らない良美に改めて謝ろうと、ミナと病院を訪れる。良美の顔を見た直人は、もう1つの新しい光景がフラッシュバックする。
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 一戸奈美堀田ゆい夏などと転々としてきた疑惑でありますが、とりあえず後者はセーフっぽいけど怪しい、で、前者はいかにも怪しいけど、それはセオリーとは違う、で、もう一回回想してみると、一番今のところ怪しいのは、病院で寝ているねえさんでしょ。『アンフェア』のモダチョキみたいに突然クワッ!と目を見開くみたいな。でもって、夜中に憑依したようなねえさんが、ヒールをはいて・・・。鬼やばい雰囲気。あるいはまた、堀田が突然『催眠』の菅野美穂みたいになって「こっちにおいで」だったら鬼やばいよねみたいな。まったく話題にならない西岡紱馬の女装だったら、のけぞって笑うけどな。
 掲示板をみたら本格派っぽい解説がありました。なるほど。そうなのか。と何度も読み返しました。「複数の策略が微妙に重なり合っていくようですね。宮部みゆきのレベルセブンなんかも2つの世界を同時進行で描き、重なり合っていくストーリーだった気がしますが、こういう展開ってまだ見えてない事や人物が現われたりして最後まで目が離せないですよね。今週も直人の記憶が更に蘇り、新展開が望めそうです。ミナは直人を許すのでしょうか。今後の関係はどうなっていくのでしょうか。そしてこれからの展開で一番気になるのは早紀はどういう人物なのか。どうなっていくのか」。キャスティングについても、かなりこっているみたいで、質疑応答が繰り返されています。たとえば、「奥田議員の美人秘書は、柏木貴代さんですよ。第9回の美少女コンテスト出身です」というような感じ。つっこみどころへのつっこみがなかったので、スタッフのつっこみなのか、はたまた遅れてきた才人なのか。「編集長ちょっとバイアグラ飲み過ぎ!いつもミナちゃんの胸と下半身ばっか観てるくせにあっちは駄目なのかな?笑笑 あっち元気で更に飲んでるんだろうけど、どんだけやる気よ!笑 歳なんだから34回で止めた方がいいよ。笑笑。3、4回が34回になってましたミ さすがにバイアグラあっても1日で34回は無理に決まってる!笑 34回ったら最低でも2、3日かかりますよね」。鶏なら30分もかからないけどな。まるで釘打ち銃のごとし。今日は見逃せません。
  遅く帰って、テレビをつけたら、夜の街に佇む後藤理沙。いきなりBGMに懺悔の値打ちもない@北原ミレイですもんね。純なしかしドスがきいたねえちゃんが、男に弄ばれ、ンニャロってことで、細いナイフをふりかざし殺ったると突進する。あんな時代もあったねと・・・後藤理沙の遠い目が実にいいものがございました。けど、なんで北原ミレイ、しかもアカペラなんだ。わはははは。
 でもっていかにも(o¬ω¬o) アヤシイ看護婦ぢゃん、ハケーンされて、ズーれーって、なんなんだろ。で、クセノスの支配人と元妻が宴。特別に店を貸しきりにして、もう君をどこにもやらないよ状況。中川家弟は、もうファルコのJeannyなみの鬼やばいテンパりかた。記憶と意識の往還のなかで、白いドレスに赤いワインをこぼす一戸奈美。カメラはぬかりなくそのイメージを映し出す。さすがに、五月蠅くね?と思わないことはないが、意欲は感動もののカメラワークですた。そこでシュタッと場面は変わり、クセノスの仮面の宴と、看護婦ズーれーとがシンクロして、クセノスでは、舞台の上で、谷ナオミvs東てる美も真っ青ッツーのがはじまっちまいます。つーか、それにしても、セレブの欲望全開の演技はそこそこ耽美ではあるものの、アホすぎねぇか?司会のアフォふたりが、ズーれーって、さらにコブラツイストには笑いますた。
 一戸奈美は、もう蛇に睨まれたJeannyなのかと思いきや、トイレから逃げる。シュタッと場面は変わり、「奥田の政治生命もおしまい」と編集長が萌えさかっているときに、ガードマン登場。やべぇとおもったら、ガードマン「なにか買ってきましょうか」。編集長「ヨッチャンイカ」。なんでここでイカくせぇ話になるのよ。 で、いきなり、始末される編集長。いかにも(o¬ω¬o) アヤシイ。ねえさん。かと思ったら、走るねえさん。一番やばそうな看護婦はしかし、誰かに命じられているよう。海東健は、スタンガンで青木にトッ捕まってリベンジされそうになる。編集長は、死体でガードマンに発見される。ゴボッと血を吐く。青木「3月3日によしみになにをした」と絶叫。そして、そして、そしてだな@銀のロマンティックわはは仕様、よしみと、海東によみがえる「三目の記憶」。なんなんだぁ。「火をつけたのは三目」。?????っつーか、海東の目が血走る。なんかとんでもない変身の予感。ばけもんがでてくるのかどうか、わけわかんねぇけど、ここまで映像もミステリーもトッ散らかしておいて、崩壊してねぇところがすごいと思う。
 最後エロかったから、けっこうファンは満足かもしれませんが、一戸奈美のアヘではじまって終わるのでしょうかね。萌え系は、たぶん堀田ゆい夏で、ボクは懺悔の値打ちもないっつぅか。w