デーモン小暮閣下降臨@NHK

 『華麗なる一族』ネタを少々加筆。うちの大学に番宣に来たということで、かなりひいき目にみてしまうところもあるわけですが、異様なまでの番宣の連呼にうちの親もみてみるべ、ということで、『華麗なる一族』みてみました。私たちの年代はたぶん映画くらいはみている人が多いと思うし、どんなふうにやるのかと思いきや、ともかく巨額の予算つぎ込みましたでぇということは、わかるものになっていた。脚本も、配役も、演出も、すごくみやすいものになっているだけに、映像のぶっとびにぶっとびました。なんか妙じゃないの?と思ったら、人とセットと実写とお絵かきみたいなのが、重ね合わされている。ふつうだったらなんじゃこりゃと思うんだけど、カメラワークとか冴え渡っているようにも見え、もう少しみてみないとわからないよなぁと思った。一首の映像オペレッタ??というか、わけわかんねぇけど、イノシシとか鯉とか、うちのバカ親ですら「これものほんけ?」などとゆっていた。わかりやすいっちゃわかりやすいけどさ、鯉がいて、おぢいさまの正嫡としてイマイチなおやぢが手をぱんぱんやっても、鯉は出てこない。ところが、木村拓哉さんがやると、でてくるんだなぁこれが。でもって、北大路きんやちゃんが吉田戦車のマンガのようにガ〜〜ン、爆(´・ω・`)ショボーンで、運命がセットされてしまう。まあそれまでも、この主題提示に向かって、巧みにあみあわされているぢゃねぇか、たいしたもんぢゃねぇか、っつーことなんだろうけどね。もう少しみてみないと、どう考えていいかわからない。みたときはワハハハハなこともあったけど、見終わってみるとさほど悪くない気もする。と言うか、非常に見やすいといえば見やすい。要するに来週も見ろっつーことかね。
 とある企画で、『パワーエリート』について一本書くので、いろいろ調べている。面白くないと思っていたのだが、共著者の修士論文を読ませてもらい、面白さにようやく気がついた。丁寧に本を読むと違うもんだなぁと思った。w私もミルズ論について修論を書いたのだが、50になるまでろくな論文の一つも書けなかったのは、一つには社会学の勉強がお粗末で効果的な問題設定ができなかったことと、もう一つ、ミルズの全著作を丁寧に読み込みもせず、ミードやパーソンズを読むだけで、あとは筆先でごまかしてきたからではないかと思った。昔、とある作家に対して小林秀雄が「かけないのは勉強不足」と喝破した一件をまた思い出した。
 調べているうちに、昨年『パワーエリート』についての論評が、ニューヨークタイムズに出たことがわかり、しかもネットから読めることもわかったのだが、これって大丈夫なのかね。まあ、ミルズのHP(研究者のサイト)にリンクしてあるくらいだから大丈夫だと思うけど、外国のものは油断できないし。やっぱりこういう場合捨てアドでログインするようにしたほうがよいのか、あるいはこういうものこそ大学のアカウントから言うべきなのか、非常に迷っております。
 デーモン小暮NHKの相撲解説をしていた。深夜番組他でも相撲に詳しいことや、他の解説者にはまったくないような切り口の面白さと、そして、なんと言ってもこれが一番だと思うのだが、その切り口のオーソドキシイが、デーモンの魅力であろう。本日も、随所に鑑賞のツボを提示し、またカルい朝潮との息もぴったりで楽しめた。しかし、テロップに「デーモン小暮閣下」とあったのには、笑ってしまった。最後に「デーモン小暮閣下またよろしこ」とあいそで言われたのに対して、デーモンが「一年といわず、ちょくちょく呼んでくださいよ」と言い、朝潮とアナが笑っていた。
 ピカデリー梅田の録画をちょっと見た。よくわかんないけど、少なくとも万引きGメンの巻は鬼のように面白い。そこで、思い出したのだが、どーせダウンタウンの番組だし、ガキの使いやあらへんでもなにもかも、結局作家というか、フィクサーは同じなんだろうから、『働くおっさん劇場』で、「ワンランク上のおっさんは、社会治安の維持のために万引きを撲滅するぅ〜〜〜」とかゆう企画やって、野見隆明とかに、「なりきりピカデリー梅田」みたいな企画してくんねぇかな。面白いかどうか、まったくわかんないけど、野見が「ザッツオール」とか、「男の人呼んで」をやるのをみてみたい気はする。っつーか、野見なら入れ歯もがちでできそうじゃんか。
 昼の和田アキ子の番組で、石原真理子DJ OZMAについて、「ちょっとやばくね?」みたいなことをやっていて、和田アキ子もなにもかも「はぁ??」というカンジだったが、なんと石原真理子が主演で、この話が映画になると聞き、一同大騒ぎ。和田さん「そんなもの出るやつおらんやろ?」と言ったあとに、なんだかネタを思いついて、泣くほど笑い、生中継でかつまたやその他メンツに耳打ちしまくって、「生放送ですよ!ダメだよそんなこと言って」などと言いつつ、一同大笑い。なんだったんだろうか?ちょっとこれから調べてみたいと思っているけどさ、そんな暇ないんだけどさ。映画は、オーディションやって、石原がメガホンを撮るという噂も。とりあえずは玉置浩二の巻で、そっからあとは、受ければシリーズになるという話である。こういう暴露系というか、そういうので絵になったのは、涅槃で待つの日影忠夫さんくらいじゃないの?そうでもねぇか、ゴージャス松野がいたっけな。わははははは。