「東京は夢を喰う街」

 クリスマス・イブということで、ものすごい人出であるが、こちとらは体調不良で半日休み、午後から甥っ子の誕生会に。毎年やるわけじゃないのだが、やるからには行くわけで、バカ親とプレゼントを買いにポケモンランド?なんちゃらというポケモンのおもちゃとか関連グッズばかりを売っている店@ランドマークに先週月曜に行ってプレゼントを準備した。月曜の昼頃なのに、すげぇ数のガキが来ていて、そのなかに母校の制服を着た学生数名を発見し、「逝ってよし」と思う。しかし、すごいもんだ。ニューヨークもパリもロンドンもテヘランもどこの街のガキもポケモンが好きなんだそうだ。図鑑全国版というおもちゃをやったら、もう目がすわってしまい、誕生会どころではなかったが、贈り物としては成功したのではないだろうか。浜寿司という八王子の送迎付きの寿司屋で祝いの席。安いし、量は多いし、美味いし、足の悪い親には和室用の椅子が用意されているなどの気配りもあってちょっと感心した。
 というわけで、有馬記念ディープインパクトラストランもM1グランプリも録画鑑賞の予定。結果知っているから萎え萎えだ。録画でみたディープの走りは貫禄だったとは思うが、幼い頃すっぴょこすっぴょこやって直線一気のころのほうが、飛んだということばによりふさわしいとも思うのであった。まあしかし、ファンの盛りあがりは、オグリのときを思い出すほどだったみたいだ。私は基本的にはヒールが好きだから、どうでもいいといえばいいのだけど。チュートリアルは万票だったというので、いくつかの関連サイト、論客のサイトなどを一通りみた。妥当であるという意見が多かったので、明日楽しみにみたいと思う。
 評論家の誰一人評価しないというところはとても惹かれるものがあるんだが、さすがに今更、Yoshiの小説を読んでみたいとも思わない。けれども、この作風が売れているということは、Deepというより、あまりにべたというか。ドラマはかなりみやすいものになっているし、特に第二話の堀北真希のやつは、ヒロインのトラウマなまなこ、深い人柱、そして存外ぼてっとしたバディなど実にツボなこともあるけど、それ以上に、筋立ての奇想天外、でもでもやっぱりどこかシンデレラ、翼は折れてしまったけど、といったドラマ空間のリアリティを凝縮するようで、実にツボなものがありました。あと、山田優アクトレスの回で「東京は夢を喰う街」という一言があったのは、ちょっとビビっときました。
 堀北のライブチャットの回には、ライブチャットを訪れる凶暴なオタク風のおやぢ役として、カンニング竹山が登場していて、いい人ネタでワルがってみせる竹山とは違い、しゃれにならないそのへんにいそうなやばい椰子を演じていて、「サービスしろよ」と悪態をつくところなどは、えげつねぇという不快感を増幅する好演であったと思います。が、このような椰子が弔辞を読むというのは、得も言われないものがあるなぁなどと、思ったりもしたのであります。それにしても、竹山の談話のなかで、「カンニング竹山 生はダメラジオ」で言ったという「いい青春だった」という一言は、一回限り転用不可能なものではあると思われますが、実に私にはツボなものでありました。
 明石家サンタをみている。というかつけている。ザッピングはしていない。というのは、まさかとは思うが、仕込みでもなんでも石原真理子から電話がかかってきたら、絶対見逃せないと思ったからだ。しかし、それはなさそうである。せめて大竹しのぶから電話があり、「バカじゃないの」をみせるという、前にもあったネタだけど、それを見てみたい気がしないこともない。