なんとガンシャがオチだった

 クピドの悪戯最終回。まずは、BBSちぇっく。好青年風か、はたまた仕込み風かという恐ろしいまでに周到な書き込み。前半のデフォルメにしびれたぜ。「クピドも、いよいよ最終回ですね。クピドが終わった後、僕は何を楽しみに生きていけばいいのか分かりません。僕が今まで見たテレビドラマの中で一番面白いドラマだったと思います。僕は、このドラマを見て将来、テレビ局で、働きたいなと思いました」。ワロタ。今日の筋立ては下記の通り。しかしどういうオチがつくのだろうか。

怜子に振られてヤケを起こした智也は、部屋に来た麻美を押し倒す。それを受け入れようとする麻美に、「心のないセックスでも平気なのかよ!?」と責める智也。ついに麻美は智也への想いを告白。そして、何も言い返せない智也にキスをし、部屋を出て行く。

会社を辞めた麻美は、心をリセットするため実家に帰り、その後、地方のペンションで働くことを徳子に告げる。
出発当日、麻美は最後に智也に電話をしようと携帯を探すが、見当たらない。結局、智也には何も告げずに旅立つ。

1年後――。智也は念願のレーザーカッターが工場に入ることが決まり、大喜び。自分を支えてくれた麻美を思い出し、その存在の大きさを改めて感じる。

そんな中、智也は怜子から「もう一度やり直したい」と言われるが、もう迷うことはなかった。智也は麻美の居場所を聞くため、徳子の大学へ向かう…。
(公式サイトより引用)

 むっちゃんのなさけねぇふえ〜〜んという号泣で開始。無精ヒゲなむっちゃんなげやりに刹那にせつぷんし、あれまくる。っつーか、今時の若い人は、こんなまでにジツゾンすてるのか?やけになって「あと二回。さっさとすっきりさせてぇ。恋愛とか関係ねぇ世界にいきてぇ」。北川弘美「楽になれるならいいよ」。むっちゃん「馬路っすか??」。北川「好きな人じゃないと厭?」。むっちゃん「バカにするな!」。けだおされて爆(´・ω・`)ショボーンと思いきや、むっちゃん「何人目??」。北川「んとね、○と○と○」。むっちゃん「そんだけ?」。北川「もっと多いと思った?本当の恋なんて三回もすれば十分だ」。要するに虹玉は十分にあるっつーことだわな。北川渾身の唇の演技。唇怒アップで、真情を語る。すげぇ表現力だ。うーん、スタッフ気合い入りまくりですね。
 しかし、「頑張れむっちゃん、負けるなむっちゃん」にはワロタ。そして、ボク頑張るかと思ったら、むっちゃんくらやみに彷徨するゴジラのように逝く。医者にいったら、「楽にしてあげるわ」とゴム手袋をはめる川島。どこまでも暴走するのかと思ったら、むっちゃんのベタな台詞に「苦しみなさい」。うーん。しかし、むっちゃんの部屋に、赤玉が滑り台を滑り落ちかかっているオブジェがあったり、意味深な仕掛けがいろいろあるもんですね。筋立ては上の通りだけど。
 美尻秋山と再会するむっちゃん。復縁しようという秋山。ここでは濃いメイクはナシで、グラビアアイドル風であるわけだ。で、病気のことを告白するむっちゃん。秋山ドンビキ。っつーか、気遣い。こういう気遣いをするくらいなら、縁はないといういかにもセーシュンな場面で、なかなか甘酸っぱいものがございます。川島「ファイナルカウントダウンね」。わはははは。「人の思いは発酵するの。葡萄酒のように」。っつーか、ワイン好き公私混同ぢゃねえかよ。「恋は衝動愛は意志」。う〜ん。名言だ。でもって、むっちゃん、映画卒業のダスティン・ホフマンのように軽トラックを走らせる。軽快なBGM。心地よくリズミカルな映像。小じゃれた雰囲気のなかで、ダサイあんちゃんがかっこよく突っ走る。ほほえんであたたかく見つめる老人左右田一平。そして、クライマックスは異様なまっでの強引さで、ローカル線の駅。乗り込む北川。発車しそうになる電車。トラックはそこに着く。間に合った、かと思ったら、電車は発車。どうする?どうする?トラックで追いかけるのか?と思ったら、CF。わははははは。やりすぎだ。w
 湖で「バカ野郎」。と、そこにいる。わけわかんねぇよ。脈絡まったくねぇぢゃんかよ。「湖がみたかった」。で、最後にガンシャもってきやがった。回想北川@中学修学旅行「なにこれ?」。リアルむっちゃん「漏れじつはアレで爆しょぼんだった」。北川「馬路。なにそれ?あれそうなの。しんじらんない。ばかぢゃね。アフォ」。でもって、コクる。「一個のしだけどいい?」。北川「いいよ」。そんなもんだろうな。しかし、すさまじいオチでした。
 またまた思い出したのが、「復讐するは我にあり」。舅(三国連太郎)に萌え萌えの嫁(倍賞美津子)に「ワシはぼけて涎デロデロになるで」「そしたら、それすすってやるで」。虹玉は生命の・・・とワケわかんない理屈で、ちゃんちゃん。クビドの悪戯ぢゃんみたいな。これはまさに蛇足と言うべきでしょう。
 次の24は、Xenoshttp://www.tv-tokyo.co.jp/xenos/ 「ルポライターの石橋直人は、仕事も私生活も順風満帆で、出会いから1ヶ月の異例の速さで早妃を妻にめとった。そんなある日、早妃が直人の前から姿を消し、さらにその戸籍標本は偽りの物だったのだ。早妃を取り戻すため奔走する直人のもとに、謎の女探偵が姿を現す。数々の脅迫を受けていた直人が女探偵から聞き出せたのは、彼の記憶の一部が喪失されていたことだった。過去の失われた記憶を求めて、直人は早妃を取り戻す苦悩の日々が続く……」(ウィキペディア)。