polyABC

 テレビがぶっ壊れてからというもの深夜にリアルでテレビ視聴することがなくなったので、午前中と深夜という集中できる時間はぶっ通しの原稿書きで、なかなか仕事が進んでいる。日曜だし、少し自分ご褒美というわけじゃないが、渋谷のタワレコと、あと本屋さんに行くことにする。BGMは、上野洋子アスタリスク2の「星の祝祭」と「赤い月」。この前のライブで歌われたものだ。「小柄からの剛球」というコピーが帯についたCDになったものもよいことはよいが、ちょっと整い過ぎている感がないでもない。上野洋子はライブというよりは、スタジオで作り込む人だと思っていたし、本人もそういっていたけど、ぜんぜん違うと今では思う。さほどにこの前のライブはドスがきいていた。思い出しながらCD聴いた。

*2

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 残っているジェファーソン・エアプレインのライブ映像を見て、すげえぢゃんとか思い、「Somebody to Love」のCDを買っても、グレイス・スリックの憑依したようなサイケデリックなボーカルは味わえない。それとはちょっと違うかもしれないが、上野洋子のライブは馬路すごかった。来られなかった人のために、そして来た人のためにも、ライブDVDが出るといいなと思う。ところでグレイス・スリックは、もう65歳になるそうだ。とある人のブログに面白い記事があった。グレイス・スリックが雑誌に登場していて、その変貌ぶりはすごいものがあるのだという。写真を拝見したが、すごいことになっている。
http://ongakusakaba.at.webry.info/200508/article_7.html
 渋谷のタワレコは刺激に満ちあふれている。ここに来るとやはりネットだけじゃ物足りない、というか一覧性が低いことがよくわかる。いろんな場所にいろんなCDが飾ってあって、ノーツがあって、そしていろんな人の動きがあることで、いろいろな発見があるのだ。本日は、ちょっとしたカポーが視聴していた一枚が眼にとまった。polyABCの『imprint****』。ノーツがあって、「メジャーにはなれない作風」みたいなことがあり、視聴してみたらストライクど真ん中だったので、速攻購入。次に来れるのは当分先になるし、棚にあるものを全部買って帰った。はまぞうには二つしかないが下の公式サイトリンクからみられる。
homing pigeon

homing pigeon

one hundred reasons to love birds

one hundred reasons to love birds

 ノーツにあった「透明感」という文字が目についたけど、じつにわいるどでもある。「自在性」みたいなところがあって、だけどその内実がストンと提示されていなくて、けっこう――悪い意味にではなく――底意地の悪いつくりになっていて、わかりにくいことはわかりにくい。やっぱ、タワレコの正月用のぽすたーなんだかわけわかんないけど、ほとんどダチョウ倶楽部上島竜兵化しつつある阿部サダヲが介添えにまわって、真ん中でバイキングみたいなのが腕組みしてわらっている怒インパクトな誰でもまんなかガッツーンという感じのものとは違うと思う。*1
http://www.polyabc.com/profile.html
 みくしのこみゅは「サラサラしててとってもキュート☆ と思いきや予想以上に激しいギターサウンド。といった具合にカラフルな世界を展開してくれるpolyABC聴いたことない人は損してるかもかも」などと書いてあって、かなり盛り上がっているみたい。でもって、さらさらで激しいというのは、アスタリスクにも通じるようなものを感じないことはありますが、まあ結びつけてなにかを言うのは暴論だよな。女性ボーカルとしてはなかなか興味深く、ライブに行ってみたいけど、たぶん客層は上野洋子のライブとは大違いだろうね。w
 夜。テレビのあるところでガキの使いをみる。今年のベストテン。マツコデラックスかと思ったら、藤原元ジャーマネだった。七位ハマタをえずかせ「カエルの歌」。絶対音感の人は、あざーっすかなんかで、次長課長とかだっけ?屁で音楽つくったの??あれと同じ人でしょうか。六位。キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!凄腕入れ歯万引きGメン。ピカデリー梅田。YOYOYOYO男の人呼んで!!五位芸能人サファリパーク。水木一郎降臨。四位。山崎邦正。紅白出場企画。このこてこて系はぼくらには難しい。つーか、藤原元ジャーマネのえづらはものすごいものがあるな。三位。だんだん関東人には難しい世界に。村上ショージの忍者教室。ものすごいウケているけど、まったくわからないに近い。でもマツモトとハマタはめちゃめちゃ受け手いるんだから面白いんだろう。二位。西川女医。デートでビンタ連発。「とんでもないおサセ」とか暴言はきまくる世界のヘイボー。西川むち打ち。打ちすえるが蛇腹の縛ってないヤツだから痛くないよ。ハリセンみたいなもの。柄のほうで言ったら、ヘイボーもイチビル余裕はなかったと思うけどな。で、一位はなんなの??と思ったら、あの男がいない。いないのは、ハマタ。やる気レス。きつそう。たまたま通りかかった野口五郎が説得。野口、松岡シューぞーのように説得。そして、私鉄沿線熱唱。ハマタも歌い。デュエット☆。大がかりでもコテコテ。