昼飯などを食いながら、新聞を読んでいると、賞ととったことも手伝ってか、がばいばあちゃんの特集がめにつく。映画は、なんでもたいまさこや、光浦靖子ぢゃねぇんだよとか思うも、吉行和子に圧倒されたし、『たけしくんハイ』とも、こら!てつやとも、ちょいとばっかり違う情景ながらも、とても懐かしい作品世界であることは、言うまでもないんだけど、格差社会に、美すぃ国となると、少し距離をとっておこうというのが、まあとりあえずアテクシたちの習性というもので、行く末をみてゆきましょうと思っていたわけであります。意外なくらい、「よくあるもの」とは、またぜんぜん違うのにと言うことは、わかった上でもそう思っていたのでありますよ。
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『たけしくんハイ』の場合は、戦後教育のなかで教育ママの魁として、理系にいきなと子どもを猛烈に鍛え上げる怨念に満ちた投影でカチンコチンになった母親さきの一面や、他方で時代に取りのこされ飲んだくれ跡取りの希望もなく暴れる父親の滑稽などが織り交ぜられていて、NHKのドラマでは千石規子がしんないだかなんだかを憑依したようにうたいまくったりし、テレ朝のドラマでは陣内孝則の破調演技がはじけまくって、そこにバカッ花の室井滋がごるぁああと、まあどちらにしてもパンクそのものの人間の狂気のようなものが底にはあって、がばいのほうは、また違う路線なんだろうなぁ、まあともかくドラマでも見てみてからなぁなどと、思っていたのですよ。
で、今日は蕎麦屋で毎日新聞を読んでいたら、この作品のことが書いてあり、まず最後のほうに書いてあった、記者(というかもっとエライさん)の人のシャウトに少し心を動かされました。私たちが拘泥して、そのことで「生きづらさ」を感じたり、場合によっては逝ってよしになってしまうようなことって、意味ねぇぢゃん、みたいなカンジなんだけど、もっと扇情的に畳みかけてあって、そんな手にはのるモンかと思いつつも、少しだけ、ホント少しだけだけど、心を動かされたのであります。
このエライさんは家庭部かなんかの部長だかの人で、『毎日かあさん』『ああ息子』『ああ娘』などとも、――少なくともそれなりには――関わりがあるんだろうなぁ、などと思って読み始めたら、洋七と西原理恵子の対談にも言及していた。そこはアドリブトークの話だけだったけど、もう少しつっこんできいてみたい話ではあった。っつーか、サイバラと洋七の対談って、どこにのってるんだろうか。あとで検索してみないとダメだよね。これに入ってるのかな?
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などと思っていたら、働くおっさん劇場の野見隆明の着メロ着画面とかダウンロードできるのかな。着信すると、あの戦慄映像が映り、野見が残り少ない歯をむき出して。はあああああああああああああああああと、シャウトするみたいなの。やばすぎるよな。