人生は双六@功名が辻

 先代領主が浦戸城という戦いの城を造ったのに対し、一豊は交易の中心に城を造った。長い繁栄を祈ってのことだ。しか〜し、そのためにぬっころしをして、一豊と千代はでかいものをうしなっちまった。ご存じ三宅民夫がナレーション歌舞伎まくってはじまりはじまり。いきなり香川照之の死体演技。一豊「許してちょうだい」、千代「ぜ〜ったいだめ、暇もらうよ」。一豊「アレしかなかった」。千代「それはわかるけどさ、相撲やるって集めて殺すことはねぇだろ」。一豊「爆(´・ω・`)ショボーン」。千代「これであがりなの?人生双六。出世めざしてやってきたわけだけど、これであがりなのか?ひどくね?要するに、旦那様にこのような大国をおさめる器量はねぇんだよ。器ぢゃねぇの?」。一豊「口がすぎるぜ」。千代「いっしょに生きていくことはできねぇんだよ!」。もうほとんどごくせんの「こいつらの学校の先生だよ!!」という啖呵状態。あるいは、昔で言えば、破れ傘刀舟の「おまえら人間じゃねぇ」状態。しかし、スマヌシンエモンでは、トリックの山田になってしまうという、仲間由紀恵はすげぇよな。w政をおぼえたシンエモンは、ちょこざいな葬送の策略を言う。千代「それが政か」。

第48回「功名の果て」
 一領具足の長たちを虐殺させた一豊(上川隆也)。激しく反発した千代(仲間由紀恵)は浦戸城を出、京から呼び寄せた僧の湘南、かつて長浜で育てた拾とともに、吸江庵という荒れ寺で暮らし始める。一豊にとって千代のいない毎日は空虚そのもの。晩節を汚し、かけがえのないものを失ってしまったことを悔やむ。その苦しみを理解するのは湘南。自分の犯した罪を嘆き、最も悩んでいるのは父上ではないか、と千代に語る。一方、土佐でのこの荒業を目論見どおりと思ったのが家康(西田敏行)。毛利や長宗我部、九州の反徳川勢力の結集を防ぐため、律儀で生真面目な一豊を土佐の国主へと任じておいたのだ。
 ある日、吸江庵へ康豊(玉木宏)が飛び込んで来た。一豊が倒れたという。城へ急ぐ千代。しかしこれは、千代に戻ってほしい一豊が打った芝居。一豊は千代を騙したことを詫び、これからは慈悲深い政を行うことを誓う。その言葉を千代も受け入れ二人は互いへの愛情と信頼を取り戻す。時は静かに流れ、千代は京で寧々(浅野ゆう子)と再会する。家康が征夷大将軍となることを聞き、淀(永作博美)の心中を推し量る千代。一方、一豊は対馬守から土佐守へと新たに任じられ、本丸の完成した河内山城(現在の高知城)へ入城。だが、千代と二人、天守閣から土佐の城下を見下ろしているとき、一豊は突如、昏倒する。
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/nhk/komyo/story/index.html?b=48

 猪八戒狸と井伊「やつにしては荒技つかったみたいだよ。適役だったね」。猪八戒「何万石」、井伊「20」、猪八戒「50やってもよかったな。裏切らないし。豊臣の家来で信じられルンはあいつだけだよ」。策略めぐらしていると、黒田如水来ちゃった。ぺてんまわりまくり。さすが策士。猪八戒「ほほほ、きよったか?」。器量ガチゲーよな、一豊とは。w猪八戒「褒美やろうか」。如水「いらね。もうお腹一杯」。猪八戒「じゃあなんで北九州ぶんどったんだよ」。如水「あんたに返すためだよ」。おおおおおおおおおおおおお、なんと大の字にねっころがる。もってけ泥棒、しんでやる状態。猪八戒「わかったよ。ははははははは、でも年とったから、どのカオみても狸にみえる」って、あんたが一番たぬきだろ。w 猪八戒「予想していたけど、むかつく。オレがしんだら西に向かって葬れよ。憎いあんちくしょうめが!」。懐柔策をもってくるシンエモン。泣き落とし。千代「その手にはのりませぬ」。シンエモン「おかたさま、おかたさま」。千代は「なりませぬ」とは言わずスルー。
 ばからしさを吹き払うように青春の一本槍を振り回す一豊「年をとったわぁ〜」。思わず力こぶなぢぢいたちがたくさんいただろうね。捨「寛猛自在」。言葉にすればウソに染まるというわけじゃないけど、微妙な表情で受けとめる千代。この辺の演出演技は鳥肌ものでござるね。とのは、心臓で倒れる。千代「死んではなりませぬ」。キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!なりませぬなりませぬ。死んではなりませぬ。しなせはいたしませぬ。「寛猛自在と申します」とパクる。が、ねたばれ「ガキにおそわったのだよ」。と一豊は「スマヌ!」。怒るガキ。弟「いちかばちかの賭でござる。昔からうちは女大名と言われたんだよ」。ここでまた、相撲の言い訳をする一豊。乱世はたくさんと必死で語る一豊。このあと千代千代さえずりまくる一豊。千代は、領主の弟もビビらして、水に流す。しかし、小倉のメイクはなんなんだよ。わけわかんねぇよ。
 千代が狸に嫁探しを頼むってことで、寧々「さといのぉ〜、ほほほ」。一豊頼む。猪八戒上機嫌。しかし、「それは千代が考えたのか?図星であろう。天下一の才女だぜ」。わははははと悦びをかみ殺す一豊に、安心し、満足げな猪八戒バカボンのパパじゃないけど、「これでいいのだ」ってことだろ。この辺は大石静さんが、いまを生きる人たちに、渾身のメッセージをこめたんだろうな。満足げに安らかに・・・で、バタリ。「だんなさま!」で、ちゃんちゃん。最後は懐かしい高知の風景。何度も行ったところだ。