したたり落ちる虹玉

 今日はまた集まりがあるんだな。で、たぶんクピドの虹玉は録画鑑賞となる。しかし、なんでクビドの虹玉と思ったのかは、まったくわけわかめだ。このドラマって、おどおどした純情と、にもかかわらずウルトラねっちり交わってしまい、また意図にかかわらずポトポトと玉を産んでしまう逝ってよしな人間――そういった人間存在を演じているむっちゃんと事務職員の人、その純情とへたくそな化粧などのアンバランスは絶妙だと思うけど、ともかくそんなこんなを――を描いているみたいなところがあり、そんなエロ系だとは思わないのだが、主題はそうでも、エロ系っぽいことは否定できないし、やっぱりそういった注目度は、少なくともネットにおいては高いみたいだ。マンガのファンは、執拗に顔○に期待しているみたいだ。まさかと思うけどな。虹玉ぶろぐには何も書いてないし。
 一方で、「f r o m . まなこ セックスシーンちょっとあったねw もっと大胆なの見たいと思いませんか?!つうかしたいし。。。。笑」というわけわかめわははは、でもかなり確信犯だろ、というような書き込みもあるかと思えば、ビシッとベタに筋を通したのもあります。「もっとエロい内容を、という声があるようですが、小6や中1の子が見ていることを考えると、あまり行き過ぎた内容にはできないでしょうね」。まあしかし、元いじめっ子だった私として気になるのは、やはり、虹玉はさまざまないじめ的想像力を喚起するということです。まあ子どもさんの場合さすがにフロントはないでしょうけどね。アゲインストや、あるいはビー玉まき散らすくらいのことは、子どもはするもんじゃないでしょうか。
 個人的には掲示板ではこれがけっこうツボな書き込みでした。「オイオイ(汗)  f r o m . たあ むっちゃん・・・虹玉出しすぎですよ・・・あんな事で、出ちゃうなんで(〃◎д◎)中学生並みですよ(苦笑)」。人間樽いっぱいしか精液がないだとか、一日何回放出しただとか、居眠りしても朝○ちだとか、いや俺なんか居眠りしても夢○だぜとか、しょーもない話題を垂れ流していたころもなつかしいが、そんな生き物のかなしさは、たとえばサルのようだとか、なんだかゆって、なんともにんともだったが、最近は禿頭のおっさんがリビドーたぎらせて亀をわしづかみにしている広告なんかがやたら気になる年齢になっていて、そんなこんなを七色の玉に凝縮したドラマ空間を描いてやるぜみたいな、スタッフの気概みたいなものは伝わってくる。
 そんなわけで、掲示板を見ていて思わず思い出したのは、たとえば尻尻尻尻という高橋新吉なパンクではなく、叙情的な室生犀星「寂しき春」だ。わはははは。「したたり止まぬ虹の球 うつうつまはるわがこころ あをぞらに 美尻のけわいも見ゆるぞ さびしいぞ /一日もの言はず でも思わずまた一つポロリ 栗のはなは残り香をつくり いまははや しんにさびしいぞ」。あまりにベタな滑り落ち以外に活路がないような、しょーもない替え歌しか思いつかない。それにしても、非常にドラマとしては不吉なw書き込みを発見した。「高橋クン&鈴木クン  f r o m . 白黒 高橋クン&鈴木クンの2人が『クピド』&『レガッタ』以外で他に出演していたドラマとかないのかなぁ(>_<)2人とも新人さん‥若しくは『クピド』がドラマ初だと思ってたから‥。P.S鈴木クンが『レガッタ』に出てると言いましたが‥名前(名字はあったんですが名前が違うんです。)がありませんでした。でもあの顔は確かに鈴木クンでした!!!気になっているので誰か確認した人教えて下さいm(_ _)m」。レガッタは不吉すぎるだろ。虹玉ブログにも「そして皆様、ご存知でしょうか?ラストは…『×2』なんですッ☆★☆★☆〃〃と言うのも、実は、11&12話が合体!だ・か・ら、台本も一冊で分厚くなっております。もちろん、放送も一緒ネ♪」ってあって、これってまさか??と思うけど、視聴率どうなってるのかね。
 今回は、むっちゃんをめぐるトライアングルのドラマトゥルギーよりも、「やっちゃう?」「やっちゃう?」の小川奈那がらみのほうが、「麻美は永沢からの執拗な電話に困惑していた。智也と怜子が旅行へ出かけた日、麻美は永沢に別れを告げようと、待ち合わせのホテルへ向かう…。」ということで気になりますね。
 引用はすべて公式サイトからさせていただきました。
  http://www.tv-tokyo.co.jp/contents/cupid/