オリチューブ終わってンぢゃねぇよ!

 CNC。ゴメス「スペシャルドラマ大阪城」。クピドの悪戯のむっちゃんは、性の懊悩だが、ゴメスはまさに川原泉の言う「食欲魔神」。生野菜まんまでばりばり喰いまくってポイ!そのあと朝起きネタでゴメス「フジテレビに九時半入り」。丸ごと野菜はむさぼり食いつつ、ピロスエの料理はいまいち萎え萎え。しかし、ポールは、いつもと違って凶暴ではなく大人しい。しかし、一口喰っただけで、萎え萎え。わはははは。
 で、オリチューブが主要なものとなりつつある、オリエンタルラジオの胸キュンであるが、ゲストは白田久子「藤森はおしゃれなカフェ、そしてあっちゃんはタイ料理が似合う」。カッきーんって、そりゃあタイ料理に悪いだろ。w前振り。胸キュン弁当=街頭ナンパ勝負料理つくってもらう企画。街頭は下馬三茶。しかし、この番組は深夜とは思えないような、withoutだるだる。しかも、今週も十五分早くなって、本当に匍匐前進のように浅いところにきている。しかし、あっちゃんの「クラウチングお辞儀」というギャグなどは、もう世代的について行けないギャグ。バカウケなのが??
 あっちゃんじゃないほうの藤森=宇宙家族ロビンソンというか、サンダーバードというかそんなかんじだな。これはしんごくんというのは、はじめて知る。部屋は、足足足足とここにも、高橋新吉。wあっちゃん寮まできて、××。あっちゃんはやけくそで、おばはんまでナンパ。×。しんごくんのほうは、残り物でたこ焼き。二人で住んでるのかね。このねえさんたちは。たこ焼き器まである。勝負料理はチーズたこ焼き。こうず、タコ買えへん。あっちゃんもようやく大学生げと。なんか、ワンルームの一人暮らしを見ると、両時代や、四畳半時代を思い出して、なつかしいものがある。そして、勝負料理は、ベタに肉じゃが。しかも、ベタにおもひでをかたる。福島に住んでいる彼氏のお話。うううう。あっちゃんまぢがおで、「んまい!!」。あっちゃんの馬路顔は、ぜんぜん違うの。口のたるみがなくなって、妙な感じ。
 白田「しんごさんにはおしゃれなものをつくってあげたい。あっちゃんには敢えて杏仁豆腐。一緒にいたら暑苦しい」。なんかベタに台本通り。う〜ん。判定はこれでしんごくん。白田「料理は気持ち」。
 おおおおおおおおオリチューブ終了。視聴者参加型新企画オリキュンですノート。て、てめえ、人の楽しみを。くそぉ。もうみねぇぞ。ごるぁあああ。わはははは。ともかく深夜三時過ぎに募集して集まった人を前にデスノートに記入し、胸キュンしてもらうっていう、どーでもいい企画。しかし、集まったのは129人。信じられないよ。あやぱんが曲出して大騒ぎしたときのヲタのように、仕込みぢゃねぇの??すげぇつまんねぇけど、オリラジの芸はこの方がでているんだろうな。っつーか、わっけわかんねぇよ。仕込みリアクション企画ヤンケ。犬まで胸キュン。これが有馬おもちちゃんだったら、もうちょっとうけたかもしれないけどな。しかし、若い人にはバカウケだった。まだやるんだな。募集してやがる。オチは、結局あっちゃんに胸キュン。
 いじめ自殺が相次いでいる(ということになっている)。ほとばしり出る先を、人間は欲しているところがあるから、一つ起これば続く(少なくとも報道は続く)と、社会学の学説は教える。「葬式ごっこ」のころ、学説をかみしめながら、無力さを感じた。いじめ的なものはどこにでもある。大学でもちょっと弱みをみせるとこれでもかというくらい仕事を押しつけられる。そこそこ強い人でも、かなりの勇気を持たないととんでもないことになる。組合も、人権も、ラディカルもへったくれもない。思想性が欠如した現実が目の当たりになる。どこの職場にもある風景だろう。しかし、暴漢に襲われたときに抵抗の声なんてなかなかあげられないのといっしょで、そう簡単に拒否なんかできない。いじめの怖いところはこんなところにもある。いじめられる人は、誰かが止めてくれないかと思っているンじゃないかと思う。
 前にも言ったが、90年代に入っていじめが社会問題として大騒ぎになっていた頃、みんなで読書会をやっていた。市役所職員、法学者、社会学者、新聞記者、テレビのディレクター、菓子屋の若旦那兼ショットバーのオーナーマスター、そして保父さん。加藤典洋とか、いろんな本を読んだのだが、印象に残っているものの一つとして、『いじめ対策マニュアル』という名前だったか、まあともかくそんな名前の本がある。教師も、教育委員会も事なかれ主義なことが多いし、ともかく助けてやれるのは親だけ。ねじ込んで直談判して、死にものぐるいでともかく問題にして、いじめているヤツにもナシつけて、ガチで実力行使して、やめさせるにはどうしたらいいかという本だ。非常に明解な主旨で、しかも実効的なものだったと思う。なんかの理由で絶版になっているみたいだが、ともかく、問題に直接行動せよという論旨は実にラディカルだった。