京都の学会@リッツ

 学会出張で京都にきております。六月だか七月に早々と予約しましたが、今回は日本旅館に宿泊するという趣向です。京都の町家のなかにある隠れ宿のようなところと思って探しましたら、ネットで十四春旅館というところがヒットし、そこにすることにしました。建物は国の重要文化財、昔は一見さんお断りの宿だったそうです。ネットにたくさん応援メッセージがあり、即断予約したしだいです。京都の旅館というのに泊まったのは初めてですが、ベッド嫌いの私にはとてもすごしやすく、食べ物もおいしいものがあります。ご飯がおひつに入って出てくるのが一番感激でした。漆塗りのようなものではなく、昔あった木材のもので、適度に水分がそこに吸収され、炊き立てのご飯に仕上げをするような感じ。これに京都ならではのお漬物がつき、漬物嫌いの私もこれだけでもう何も要らないという至福の気分であるのに、ここにさらに吟味されたフルコースの和食がつきます。朝のお味噌汁、夕食のはもとマツタケのお吸い物はじめ、私のような者にも明らかにうまいなあと思得るような、おいしいものばかりでした。それを部屋で芋ジャーで食うという贅沢を楽しみました。そんな私でもすごせるような場所です。夕飯を食い損なったら、近くのお店までちゃりで見にいってくれたり、ありがたいことでありました。
 今日は久々に大衆社会論の報告があるということで、そこを中心に聞きました。同僚の先生でいかれない方がいらっしゃったので、ハンセン病部会でハンドアウトをあつめ、そのほかでもいくつかあつめました。大衆社会論は、コーンハウザーの自律性変数の再評価を骨子に、現代社会の大衆社会状況を吟味するという作品で、まだまだ未整理の部分もあるのでしょうが、非常に興味深い論点を含みこんでいるように思われました。ベンヤミンの報告が二本入っていたのは、その事実事態が面白かったです。ナショナリズムファシズムフェティシズムなどを眼前に置いた、捕らえ返しは、フラヌール論の新展開として興味深いものがございました。また社会変動論の新展開が学会報告され、実りのあるやり取りが行われていたことは、今後につながる面白い学会動向であると感じました。あすは、こんとらくちおさんが報告ということですが、問題は私の場合起きられるかということです。
 休みの合間に某知人宅、そして今日の夜、昨日の夜と、マツタケ三連発たべて至福のものがございます。何年も食べていなかったのに、こんなに食べられるなんて。そしてさば寿司。知人は「京都で食べたもっともおいしいもののひとつ」といっていました。確かにそのとおりで、非常においしい。実は昨日の夜もそんな名物とはしらず食べて、ものすごくうまかったので、やっぱりそうなのかぁと感心したしだいです。明日は巧妙が辻でありますが、みられないでしょう。

一豊(上川隆也)は千代(仲間由紀恵)から送られた三成(中村橋之助)の書状を家康(西田敏行)に差し出した。未開封の書状により家康へ忠節を強調したのだ。翌日の小山評定で城も領地も家康に渡すと一豊は宣言。他の大名も続き家康勢の結束は大いに強まる。そのころ、寧々(浅野ゆう子)の元を石田方の小早川秀秋が訪問。居合わせた千代の前で寧々は秀秋に家康をこそ頼るべきと寝返りを指示、千代を驚かせる。
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/nhk/komyo/story/index.html

 仲間の演技はもうとまらないということでしょうが、しかし、小早川ねたはかなりやばい気もしますけどね。はははは。さて、そういうことで。