オリキュン

 今吉本で一番怨まれている芸人らしいオリエンタルラジオ。デビューまで10年とかはざらな世界において、一年目から大ブレークで、金稼いでいるのに先輩としてはおごらないとメンツも立たず、むかつきちゃんと呪詛しているというのに、昨日ついに冠番組がはじまっちまいました。すげ〜〜〜深いところだけどね。「二年目にして冠番組ぢゃん」と怖いものなしの二人だけれども、踊り?の「間」が司会でも炸裂していて、というか、この椰子らはこれしかできないのかもしれないけど、まわしもべしゃりもデンデンデンデデン、レッツゴーみたいなカンジで、トニー谷のできそこないみたいな感じがしないこともなく、ただまああの毒みたいなものはないわけで、あたらしいかたちではあるんでしょうね。
 でもって、主題は「胸キュン」だそうです。これはなんつーか、最近の一つの傾向でもあるんでしょうね。次長課長の「雨ニモマケズ」もそんな路線だったわけだし。ドラマもずいぶん前からそんな路線打ちだしていて、傷口ざっくりさらけだし、癒して、なぐさめて、辛いよ、楽になりたいよ、働きたくないよという世代の真摯とへなちょこの受け皿みたいになっていて、でも、80年代のバブル&ポップな時代をおくったものからすると、トレンデーぢゃねぇしさ、その前のナウな時代からしても今くねぇよなだし、その前のヘイトアッシュベリーな椰子らからするととりあえず「話はきわめつけ差別的にバカと言ってからだ」みたいなところはあるんだろうし、焦点の絞りようもなく、視聴率模索は萎え萎えなことになっているわけで、でも宇野重吉の着ぐるみみたいな吉岡秀隆のわけわかんない絶海の孤島ものは大人気で、それもたぶん蒼井優小林薫がみたいとかいうんじゃなく、ましてや千石規子でねぇのかよ、逝ってよしとかは思わないんだろう。しかし、柴咲コウが「なんにもねぇ絶海の孤島なんかでロケやってられっかよ」とかゆって、次回作はないんじゃないかっつーのはどうなったのかね。などと言いながら、考えてみると、このドラマはいろんな要素をキチッと仕上げていることに気がついた。世代を超えているかもしれない。とある友人「ノンジャニでにじゅっぱーありえねぇ〜」。ボクはこういうような「っぽい」セリフは好きではございません。素人だからわからなくて悔しいだけだけど。w
 ンでもって、オリラジの番組だけど、「毎回“胸キュン♡”なゲストをスタジオに呼び、毎回オリエンタルラジオが本気で頑張って出演する「胸がキュンとするVTR」を見ながらゲストと胸キュン度をトークしていきます。さらにこの番組では全世代に通用する“胸キュン♡”を求めて幅広く展開していきます!」(番組ホームページより引用)。とのことです。「全世代」という狙いが恐ろしいものがございますね。「いきなりゴールデン」というのは、がちだったのかも。

今週のゲスト藤井リナから、いきなり中田敦彦へ、「私の元カレに似ている」発言が心臓ど真ん中に命中。一気に胸キュン度がまたまた急上昇!そんな波乱含みの幕開けで始まった第2回目放送には、またまた驚きの新企画が登場。その名もニュー☆キスマ☆パラダイス。オリラジの初キスエピソードに胸キュン、さらに藤井りなの恋のエピソードの数々に「リナさんのキーワードは『強引』です」と中田に言わしめる積極的なりなさんにすっかり二人も押され気味。番組の最後ではまたまた、藤井リナの胸をよりキュンとさせた方はオリラジのどちらなのか判定がくだされる。出だし断然有利と思われる中田、キスマ☆パラダイスの藤森慎吾の姿にも胸キュンしていた様子。判定の行方はますます読めなくなる!?
http://www.fujitv.co.jp/index.html

 視聴者参加型で、ネタ募集はいいけど、携帯動画募集というのにはぶっ飛んだ。気分はもはやデジタル放送っつーことですかね。「胸キュン風呂歌選手権」「胸キュン着替え歌選手権」「胸キュン クシャミ選手権」「芸能人半分似ている選手権」「メガネ美女選手権」「胸キュン大好きビンタ選手権」「胸キュンネオキ選手権」「学校一の美女選手権」「ジャージ美女選手権」。すごいね。なんか、「学校へ行こう」「いいとも」をまぜまぜしたみたいでないこともないけど、携帯動画だからね。で、胸キュンをオリラジが演ずるってわけですね。企画倒れに終わるかわからんが、昨日のは面白かったよ。でも、投稿したら三万円くれるってほんとうか?下衆ヤバ夫Tシャツといっしょでくれないんじゃねぇの??w