ドラマ『離婚弁護士』

 授業も終わりいよいよ本気で書き、そして中井正一研究すっぞと思ったのだが、後者は機能主義美学と日本文化という本題から外れまくり、戦後の文化運動と中井正一みたいなところにはまりこんでしまった。ミルズで修論を書いたときも『ホワイトカラー』を動機の語彙論から読み込むはずが、ミルズの伝記にはまり込み、スコット=ライマンもホックシールドもへったクレもなくなってしまい、大きく後塵を拝す結果となったわけで、この性分ばかりはいかんともしがたい。
 書く方だが、ざっくり筆は入りそうな具合だが、そうなると余計なことをしたくなるのも性分で、ドラマの『離婚弁護士』を見始めてしまった。ファースト・シリーズはまだ無定型であり、天海祐希が強気に歌舞伎まくりつつ、「癒し」「頼りがい」という現代人のツボをあざといまでに突きまくるというコンセプトはガッツリ出ているカンジ、これに対してセカンド・シリーズは「ハンサムウーマン」という題名がついていて、スタイリッシュに定型化されている。瀬戸朝香戸田恵子が、ガチマジとおちょけというドラマの骨組みをきっちり出していて、そこにぢぢいと若造とラクダが加わり、んでもって飲み屋のオヤジと、元暴走族の編集長がからむというわかりやすい構成になっている。戸田は、バカうめぇだろごるぁああという演じ方だが、それでも天海祐希との漫才など、それはそれで可笑しいところはすごすぎるとも思いつつ、ときおりなんかそれじゃショムニじゃねぇのという感じがしないこともない。瀬戸朝香は『催眠』の最終回以来怖くてしかたないのだが、こんな役やっているとは知らなかったよ。しかし、「ハンサムウーマン」って、鎌田洋次は文句いわねえのかな。w
 松重豊があまりに笑える「いつもの飲み屋」のコーナー??は、たぶん『時間ですよ』が先鞭で、つまりは久世光彦がつくったんじゃないかと思うんだけど、美味く機能しているよね。まあともかく胸がすっとするつくりは、水戸黄門ちっくではあるよね。印籠にあたるものができたら、長寿番組になるかもしれないよな。w ともかく正直天海祐希の変幻自在にはぶっ飛びました。恐るべきは宝塚。
 ということで、昨日の雨ニモマケズは、スナックスターレディ@赤羽ママの鼻づまりのチェックにとどまりました。昨日は鼻つまってなかったね。どこかに隠しキャラ的なネタがないか見てるんだけどないな。ウエンツが小池徹平とか利用して、テレビ君ネタとかかましてないかと思っているんだが、いまだに発見できない。次長課長はあいかわらず河本が暴走し、井上の面白さが光るみたいな演出?なわけだけど、もう少し別パターンみたいよねぇ。あの河本がベタでやっていたら、それはそれでとてもコンテンポラリーだと思うけどさ。
 それにしても、モダンチョキチョキーズ濱田マリは、アンフェア以来怖すぎるな。顔怖すぎ。氏かも、トークさえまくりで困ったモンだよ。まあ、あびる優も復帰したことだし、怖い系全開でいってほしいものですね。天海、あびる、濱田、瀬戸・・・とまあ、怖い女ばかりが目立った1日でした。来週は岡山だ。定宿をとろうかと思ったり、高級なところをとろうかとも思ったりした。またちょっと中井正一がらみで尾道他を見てこなくちゃいけないかななどとも思った。しかし、ともかく岡山に宿を確保。いつもは自転車レンタルありのところにしていたのだが、他でも同じサービスをはじめたところがあり、かつそこにはパソコン付きの部屋があるらしいのでそこにする。駅からの距離もあまり変わらない。ネットカフェも利用するかもしれないが、あくまで気分転換的になると思う。