つながりと個の尊厳

 特に用事もなく横浜に帰ってきた。吉祥寺の向かいの一人暮らしのぢいちゃんが90歳をこえていて、エレベーターの中でへたりこんでいた。「どなたかお呼びしましょうか?」と言ったのだが、入口の階段に腰をかけ、少し休むから大丈夫だという。非常に気になったが、声をかけるところもない。東京の街は、おせっかいはかえって気の毒という雰囲気がある。たしかに、同情するなら・・・金をくれとは言わないだろうが、プライドは大事だ。こういうときに声をかけるところもない。こんなことでイイのだろうかと思いつつ、おせっかいのやきようもないのが現状なのだ。市民を気取るなら、それなりのシェルターをどうつくるかなのだが、結局は金を持っていないとかなり悲惨なところもあると思う。横浜の実家の近くは「老人が一人で安心して死ねる街」などといわれている。独居の人もいることにはいるし、倒れていたという人もいる。ただし、さほど不幸だったとは思えない。郊外に引っ越した人もまた戻ってきたりもする。それなりのつながりが残存しているように思える。うちの鍵は、なんかのときのために隣の家がひとつあずかってくれている。
 『三丁目の夕日』をうちのバカ親にみせたら、開口一番言ったのは「ラーメン博物館」ということば。「実感がわく街並みではない」などと言いつつ、見入っていた。で、最後に「これはわざとか?わざとこうつくったのか?」。う〜〜ん、なるほど、なんか、やっぱそう思うのかと確認した。あと、病院とかでレンタルビデオでこれを見せる業者が出入りしているのだろうかみたいな話にもなった。そのあと、うだうだネットサーフしていたら、男の座りションねたがニュース速報板にあった。確実に増えているらしい。

1 :涙のバレンタインφ ★ :2006/06/22(木) 19:34:17 ID:???0
男の小用といえば、仁王立ちで一気に放出…するのが、当たり前と思われてきたが、最近少々事情が違うらしい。トイレ機器メーカーのTOTOの平成16年実施アンケートによると、「洋式便器での小用スタイル」で「立って」と回答したのが65.4%だったのに対し、「座って」は23.7%。とりわけ、30代の数字が高くなっている。同社は13年にも同様の調査を実施しているが、そのとき“座り派”は14%にすぎず、ここ数年で急激に伸びていることになる。便座に座る理由は清潔感にあるようだ。座る理由について聞いたところ、「掃除が楽だから」が48.9%でトップ。ついで「姿勢が楽」が4割強となった。しかも妻や家族に“強要”されたのかと思いきや、8割が自発的に座っている。

 ナニが仁王立ちだよ、と笑った。が、まあ別に悪いことじゃないだろう。今の少年たちは、水鉄砲代わりにして遊んだこともないだろうしね。興味深い調査結果も出ている。千葉工業大学助教授の上野義雪さんの科学的解説。「洋式便器に立って小便をすると、入射角と反射角の関係で飛び散ることが多いです」と語っている。調査によると便器から最大で半径50センチ程度まで飛び散っていることが分かったらしい。しかしだな、これはちがうだろ。w「昭和30年代までは小便器が家庭にあったが、現代は9割以上が洋式便器。おしっこすることと飛び散ることが一緒になってしまった」。小便器があったのは、一部の金持ちの家とかだけだよ。まあこれも私の記憶だけだから、正確なデータが欲しいところだが、さすがにググってもない。wともかく、うちは横浜も、田舎の親戚も和式。しかも、便器が高い位置についているやつじゃなく、ドアを開けると平ら。しかも狭い。入射角も反射角もなかったの。そして、便器の周りはタイルとかじゃなく板だった。よってひっかけたら怒られましたよ。ものすごく。畢竟恐ろしいまでの命中精度を誇るようになる。だからこそ水鉄砲にもできたのだった。そんな昔がよかったとは思わない。一時代のゆがんだ慣習だったとも言える。一人暮らしになったら、平らのものは辛いだろう。というか、水洗トイレが普及する過程で、ほとんどなくなったはずだけど。うちも便座が高くなったし。トイレもすごく広くなった。トイレの床と壁は、なくなったぢいさんの仕事である。
 功名が辻もさすがに飽きてきたとも言えるのだが、あいかわらずみていることはみている。みつごろうの見せ場は、予想通りのものだったが、舘ひろしのときもそうだったけど、こういうシーンは酷薄なくらいあっさりしている。サクッと場面チェンジしてしまう。ドラマを構成してきた基本的なマトリックスが、筒井道隆もっこし、みつごろうの役が終って、すっかり模様替えと思ったら、まだ秀吉と香川照之がのこっていたわけで、この辺を中心にまた展開してゆくのだろうが、意地を張っているのではないかと思うくらい、ドーデもいいようなことへのこだわりが打ち出されている。今回は細川ふみえ登場。その昔百万ドルの人柱と萌えたのだが、誰にも理解されなかったことが懐かしいものがある。

 千代(仲間由紀恵)は清洲城の市(大地真央)に呼出された。市は織田家を守るため勝家(勝野洋)に嫁ぐ事を決意。秀吉(柄本明)とはいずれ大戦となる故、これが今生の別れだという。そのころ一豊(上川隆也)は三千石に加増、家来や女中らも新たに雇った。指南役は吉兵衛(武田鉄矢)。ほどなくして家中に、吉兵衛と侍女のたき(細川ふみえ)が好き合っているという噂が。千代は二人を結ばせるため一計を案じる

 「蜜谷浩弥」で検索され来訪された方へ。かなり苦労して探索されている方もいらっしゃるようなので、よけいなおせっかいと思いましたが、一応情報を。ここには、写真はございませんです。ちなみにサイトに記された記事は下記とおりでございます。これ以外にはありません。お台場明石城の録画をやふおくなどで所望するとか、ツベ板などで希望する手もあるかと思いますけど、知財ですから。顔はミスチルの桜井似、はたまた特命係長似かと思ったんだけど、村主章枝とふせりえほどは似ていません。私の知り合いは、千原ジュニアに似ているということを言っていましたが、これは悪意があるでしょう。w
http://d.hatena.ne.jp/inainaba/archive?word=%CC%A9%C3%AB