ヒライケンジ@うたばかならぬ・・・

 原稿を書き出すと本屋にあまり行かないようにしている。なぜなら、読んだ本に影響されやすいたちで、すぐ書いているものに影響が出るからである。しかし、岩波新書見田宗介社会学入門』は、『現代社会の理論』の続編らしいということもわかり買いに行ってしまった。とりあえず立ち読み。いろいろなところに書いたものをまとめたものではあったが、「これで育った」世代としては面白く通読した。やや黙示録的とも言える内容で、構想を一通り書いて伝えたいという気持ちでもあるのだろうかと思った。「あとがき」も異例のもので、少し考え込んだ。一応これは購入。社会調査士資格の関係からか、調査の本の出版が目立つ。すべて買わなければと思うが、なかなかそこまでは手が回らない。『ソシオエコノミックス』の復刊が出ていたが、これは最近出たもののようだ。大学一年生のときに西部邁氏が講演に来て、この本や、村上泰亮氏の『産業社会の病理』などを読み込みながら、環境問題を考えることから勉強を始めた。大学院修了の時出した単位取得のための論文は『ソシオエコノミックス』とミルズやヴェブレンを比較考察したものとなった。 いろいろなことが重なり合って思い出された。
 横浜に帰り、うだうだする。アド街っくに立川。六平直政子供の情景をかたり、アンジャッシュに突っ込まれていたのにはワロタ。そのあとエンタの神様を見る。だいたひかるの渡辺恒三ネタには笑った。しかし、サザエさん穴子さんに似ているだろうか?カンジはとてもいいけど。出雲阿国は型にはめられて笑っているやつは多いが、この系統は比較的ストンと来ない。そこが芸なんだろうけど。小梅太夫は、アンダルシアに憧れてバラを加えて登場。ネタと動作と間と最後のパンクなぶっ飛びで必死。ジャンル開拓的でないのが辛いかなぁ。まちゃまちゃは、うちの親には一番受けていたよ。私はゆうこりんねたしかわらわなかったけど。東京03は、ボケとツッコミのニューパターンべしゃりかと思ったら、ぺしぺしひっぱたきだして、最後は音声目野ちゃんもぶっ飛びのビンタ祭。骨組みはっきりしていてみやすい。桜塚やっくんは、ギャルいギャラリーに絶句。かなりウケテイタ。
 しかし、本日のハイライトはヒライケンジでしょう。出てきた姿に鼻からコーラを噴出す。平井賢阿部寛をへなちょこにして出来損ないにしたみたいなやつが、自家製のフリップをシュタシュタ出しながら、平井賢を歌う。すげーびみょう。うたばかじゃなくばかうたというかただのばか?へたくそな歌。でも必死に紙を入れ替える。鉄拳よりずっとトラウマ。なんだこりゃあああと思っていたら、「二度と出られないでしょう」などと言いつつ修了。うちのバカ親たちがいみわかめで、「この人歌手じゃなかったの?」「いつお笑いになったんだ?」「ちょっと太ったんじゃない?」「でも若々しくなったぞ」などと話しているので、さらに死にそうになるくらい笑った。小力とかと似た系統でもないし。なんなんかなぁ。。。
 次長課長は、ロシア人リコピンというねたをしていた。井上のせりふまわしとかもけっこう上手かったと思うし、非常にシュールなセンを狙っているのかもしれないとすら思ったけどさ、やっぱ最後の方で大阪弁でノリノリになり、シュタンとずっこけ、大阪のものはずっこけるとか、言っていたのはかなり笑えた。犬井ヒロシはさ、ミドリカワ書房と二人で玉川カルテットみたいなユニット作って、小梅太夫が「アーイーヤ」の部分を担当し、「わたししゃもすこし・・・が欲しい、チクショー」とやって欲しいね、などと思いながら、終了。あーあ。