大魔神は女や(明石家さんま)

 ながらで本書いているんだけど、シャッフルユニット祭みたいなお笑いのやつ(笑いの金メダル??)がものすごく面白く気が散ってしまう。HGとレギュラーのがとりあえず85点で1位ずっとなっていて、その後の笑い飯麒麟のやつはものすごく面白いと思った。麒麟田村は面白すぎるな。金もらったらパン食うはずだったという、脳のないネタでここまでわらわせてくれるひとはほかにいないだろう。けど、スタジオ一般の点が低い。まあちょっと巧がりすぎたかもしれない。かなり気の毒だが、こういう採点したらまあそんなもんだろう。メッセンジャー黒田が出たのか気になるが、ずっとみていたわけじゃないからわからない。最後のW長州は、これやりたくて考えた番組っぽいみたいな気がするくらいのもので、88点で抜いてワロタ。定型の長州ネタを組み合わせただけだけど、かなり笑った。小力はこの方が面白いんじゃないか?しかし、どのくらいネタあわせしたんだろう。これ鶴の間状態だったら、すごすぎるよな。三宅「笑っちゃったからしょうがないよ」わはははは。
 さんまちゃんがよく言っている「大魔神は女。突然怒るさまは、まさにそのとおり」と言います。まあボクの場合はよくわかりませんが、w 両親とか見ていると、言いたいことはわかるような気もします。功名が辻の場合も、小りんがらみはそういう傾向は見られまして、今回の放映は、上川隆也が小りんと千代の狭間でどんな演技を魅せてくれるか楽しみなものがございます。

 六平太(香川照之)が食客として山内家へ入り込む。その女房だと名乗る女こそ、小りん(長澤まさみ)。一豊が京で一夜を過ごした忍びの者だ。肝をつぶした一豊は吉兵衛(武田鉄矢)に相談を持ちかけるが埒は明かない。子ができぬことで悩む千代(仲間由紀恵)を横目に、小りんは一豊(上川隆也)に迫る。「あんたの世継ぎを産んであげる」と。誘惑から逃れた一豊を待っていたのは正座した千代の姿だった……。
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/nhk/komyo/story/index.html

 しかし、ものすごいことで時間をガッツリ使う制作姿勢には、ボクは実に満足でありますが、いろいろ意見は寄せられているんでしょうね。もっと史実を描けとか。女太閤記の場合は、女性の視点から戦国を描くという感じだった。今回は、脚本家自家薬籠中のスタイルをフル稼働して、歴史に埋め込まれた現代を可能な限り増幅して、ドラマ空間を作るみたいなところがあり、笑えるところは笑っちゃわないかみたいなところも含め、非常に面白くみているわけです。あとでまた書きます。
 で、功名が辻みますた。−−− 最初の前口上は、なんと、狂言「ひげやぐら」。描かれている「わわしいおんな」については、岡山大学でみんなでやった講義が懐かしく思い出される。講義の成果である『性というつくりごと』に担当のK先生が書かれている。テレビでやったのも、むかしはけっこう女は強かった。寧々、千代、みんな意見を言った。ほんでもって、賢妻千代を脅かすものは・・・、とものがたりは始まる。
 まず、前田吟引退。家督譲る。隠居します。「スマヌ」。金ぱち「やめるなよ」。物思いにふける金ぱち。千代が気遣う。金ぱち、よけいなお世話だとけんもほろろ、そこで金ぱち先生のようにしゃべりまくり、のち添えはいらないと強がりをいう。ここから歌舞伎まくりの金ぱち節炸裂。終わったかと思ってホッとする千代。金ぱち「話はこれからでございます」。おいおいおいあんたは三波春夫か。わははは。一豊「吉兵衛は話が長くていかん。声もでかい。耳も遠くなったかな」。
 ここでワンカット菅井きんと旭。いいところ魅せた秀吉ちゃんまた女遊び怒られる。旭「ここに来てよかった」。引き裂かれて人質として家康の嫁にいくとはつゆ知らず。わかりやすい伏線。
 でもって、六兵太家来になる。鉄砲の名人。千代は気づくが、六平太知らん顔。この辺の微妙な演じ分けは、六平太の見せ所。さらに寝床に、甲賀の望月六平太登場。「バカ正直に惚れた」ということに。
 生瀬また風呂に入りに来る。なにかと思ったら、子ができたとおー自慢。ロンブー敦も。ううううと悩む千代。んでもって、山芋がイイと聞いてすりまくる。山芋三杯もくっちまったぜ。かゆいかゆい。などと戯れ言をしつつも、8年ガキできずというのが、陰翳として描かれてゆく。千代はこのあと六平太訪問。六平太正直に動機を語る「ボクが守る!」。千代「なにゆえそこまで」六平太「わからなくてよい」。この一言ですませないところがスゲー。わかりやすく説明しまくり。これを演じきる役者さんはスゴイと思うよ。
 危篤の不破@津川雅彦が、「世継ぎぢゃ、そばめをおけ」などと言いつつも、聖獣学園多岐川「あの人もそばめおかなかった」。で、このあと、にゃお・・と、小りん。問いただす六平太に小りん「愛しい人に会いに来た」。このあとしゃあしゃあと一豊と対面。挨拶。じゃ〜〜〜〜ん。動揺しまくる一豊。六平太の女房さとと紹介される。金ぱちたちと相談する一豊「ワシはウソが苦手じゃ」。このあと小りん千代にちょっかいかけまくり。もちろん一豊にも。夜中の便所。いきなり、にゃお!と小リン。一豊「わ−−−−!」。わはははは。これじゃあホラーだよ。千代に、歌いそうになる一豊。でもゆわない。しかし、ちょっかいかける小りんをみてわかっちゃった千代。「そうか」
 またも夜中の便所。馬路やべー。今度は出なかった。と思ったら用をたしたあと出る。逃げるがぜまる小りん「産んであげる。ホントはあんたの子がいた」。「ウソつけ」。「千代できないよ」と迫るがナントカ振り切って帰る。いよいよ大魔神かとおもったら、寝てるジャン。正座していてカミナリじゃっき〜〜ん怖い表情ってわけでもないのね。ううううとなく千代。「小リンには渡しません。甲賀ものでしょ」。一豊「スマヌ」。千代「子が欲しい。冒頭で、「わわしい」を紹介しつつもこれで終わるところで、リアリティがガッツリでたと思う。。次回は長篠の戦い