白い天使のボレロ@森三中

 本日から「ブスの瞳に恋してる」始動。「こたえて頂戴」では、村上と稲垣メンバーが登場して、ブスなのに・・・特集。Dセン、Bセン文化みたいなのが紹介されるとも思わないけど、けっこう美女と野獣、イケメンと妖怪みたいなカップルはそこそこ見かけるような気もする。もちろん一般化して言うほどのことでもないけど。しかーし、昨日から高熱。一年で九度台が二度出るなんて、やはり半世紀のくたびれが身体に出ているのか?ほとんど熱なんて出すことなかったのに。まあ流感じゃないだけいいけどね。しんどさは格段に違う。あのときは起きあがる元気もなかったし。というわけで、本日書けるかどうかわからんし、一応場所確保。で、まあ、横になっていたらそれなりに体調も回復して、泳ごうかと思ったけど、さすがに自粛、ッテ私も娑婆くなったなどと思いつつも、昨日九度以上熱があったからあたりまえなどと思い、大人しく「ブスの瞳・・・」をみる。などと書いていて気づいたのだが、このドラマで瞳という人はからかわれることになるのかなぁなどと思う。この名前がクローズアップされるのは、松山千春の「旅立ち」以来であろうか。wボーっとしてみたので、たいしたことはわからない。いくつか目についたことだけ。
 人間の内と外みたいなことを、稲垣吾郎がナレーションし、「では内のみの椰子は?」→「ブスだ!」とドラマ空間の一定の場所にほっぽり出されるというような入りは、次週以降も続くのかはちょっと注目だったりするのである。そのあと、「ガツンとくるブス」、ドスコイラーメン、豚のオブジェ二つ、イベリコブタ、豚まん、落っこちた豚まん、それを喰らう村上ハニー、子豚とまあ、意味のない欠片ををブタでつないでゆき、モチーフとなるイメージの一つを描き出す。まあ言ってみれば、一種のpunでしょうね。ケネス・バークの。w このようなズッコケ村上は、女優とか目指してシェイプアップしながら、寝る前に凶暴にものを喰っていたりする。「真実」として漂うのは、幼少期の繊細な感性。ブスだから、笑われたり、シカトされたり。で、女優を目指しているってしかけ。
 他方、稲垣メンバーは、中堅の構成作家。センセーとか言われ、若い椰子に相談とかされる立場、仲間はちょいと高級なドラマ作家に転出し、エッセイ本など出して、ちょーしこき、別の仲間の「こいつドラマに魂売り渡した。チョーシこきやがって」などというぐだぐだ話を聞く。稲垣メンバーは、どっちに行っていいかわからなくなっている。ただわかるのは、むかしのひたむきだった自分、癒してくれた恋人(井川遙w)、まさに汚れちまったおかしさがヒリヒリとしみる。エッジたちまくりの若手のひたむきがまぶしくもあり、ブスネタしましょうっていう企画に??でもあり。
 出会いは突然、バレエ天使姿の村上と出くわす稲垣メンバー、ってこれあれじゃんか、りちゃほでやった「村上百貫デブ」の時と同じ姿でしょ。羽ついてるかどうかだけじゃqんか。わはははは。廊下でズッコケる村上。小道具の白い羽が舞い上がる。ここでスローモーションで突然ボレロ。白い天使のボレロってことでしょうか。ドラマとバラエティ、テレビ局の中の風景も描かれ、思わず港浩一さんとかの役回りの人がいるんじゃないかとか、しゅーりょーの高橋Pがモロ出てないかとか、さがしたけどいなかったみたい。
 まあどうなんでしょう。主題歌倖田來未で、稲垣メンバーがじゃにで、若い人が見て、恋愛にときめくドラマというよりは、比較的人口の多い団塊ジュニアとかに「元気出せ」みたいなメッセージを送っているようにも見えた。しかし、細かいところいろいろあるよねこれ。やたら村上と稲垣が走るのは太陽にほえろみたい。村上の化粧に稲垣メンバーが「なんだこりゃあああ」は有名な殉職シーンのような気もするし。若手ブスユニットのB2というのの一方は、黒沢宗子だろ?森三中の。それでいて片割れは大島じゃねえんだからさ、わけわかめジャン。他にもいろいろあったのかも知れないね。カメラワークがさ、異様に動くのね。生井亜実の首のように。だけど、ぜんぜん信じてないよみたいな。今後見られるかどうかわからないけど、ドラマの初回見るのも久しぶりだなぁ。