ククーシカ

 8日はしゅー矢澤退官記念パーチーである。よって未来日記。執筆は3章目に。4章と5章はかなり詳細な講義ノートがあるので、ここさえ超えれば分担分できたようなものである。わははのは。しかし、焦らず、じっくり書き上げようと思う。ということで、プリントアウトしたペーパーを持参して、推敲のため外出。吉祥寺駅まで行き、来た方の電車に乗る。少し別に考え事もしたかったし。ぼーっとすごして、喫茶店で原稿をサラッと読みしながら、頭を空っぽにする。でもって帰ってテレビをみる。検索ちゃんに次長課長が出ていて、河本が「オダギリジョーは俺の同級生で、まぶだちでさー、家なんか前で、よく遊んだもんだよ、ジョーとはさ」などと、おーじまんしていたら、別の椰子が「河本さんのことをオダギリジョーに話したら、ふ〜んと言いニヤニヤしてますた。ホントにまぶだちだったんすか?」。河本「鬼マブだちだよ。あたりめぇだろ」みたいに必死に言っていて、ワロタ。離婚しまくりのおかあさんと、彼女がいたこともあるらしいおねえさんにもオダギリの話をきいてみたいものだ。
 虎の門をみるはずが、マシューをしている。わけわかんねぇ。時間が遅くなったのだろうか。突然松田聖子が出てきて、マシューといっしょにアポナシ直電をする。かばちゃんは、無防備な対応で、詐称審問して、歌ったら信じてやがんの。かなりお人好しっぽい。やばくね?一方対照的なのが、山田花子。「あんたな、ぶざけないでよ、忙しいから切るよ」とけんもほろろにガチャリ。ひつこくかける聖子。花子「またあんたか。いいかげんにしろよ。ごるぁああ。もうきるで。いそがしいやから」。ここでマシュー登場「コラ花子。ひつれいやろ」。速攻態度を変える花子に大笑いですた。
 やっとはじまった虎の門。渋谷単館上映。いかにもアート系。これだけでも井筒垂涎な映画だということは想像つくわけだが、監督も「前から見たかった映画や」。作品名は「ククーシカ ラップランドの妖精」。戦争の話でもある・・・子ども話でもある・・・。調べて勉強したネタをふりまくる生井亜実。しかしそのたびに「書いてあることばかりや」と一喝する監督。ファシズム政権下のフィンランド、そこに攻め入ったソ連。この二つの国の人々が、ラプランドの女の人のところにころがりこむ。先にいたのがソ連兵。怪我している。あとから来るのがフィンランド兵。ファシストとソリが合わなくて鎖に繋がれていたのをやっとこさ逃げてきた椰子。たぶん反戦。しかし、「ファシスト」とののしるソ連兵。「ちゃうねん」と否定するフィンランド兵。それを居候させて、メシ喰わすラップランドの女の人。しかしこの3人まったく言葉が通じてない。なのに団欒したりして過ごしている。どうなるか??女の人にとってこの二人は・・・ギンギンな若い男。禿げしく欲情する女。ねくたーどっくんどっくんじょうたい。でもってやること一つだわな。前回のような階段の妙技をみせたかどうかはわかりませぬが、人間の本源的な営みのなかで、通じない言葉、兵士と子どもと女性とが、目眩く、変幻変転しながら、オーロラのもとで、しっとりとキラキラと輝く。(・∀・)イイ!!。実に(・∀・)イイ!!。
 監督「エッチが好きというのは普通のことや。まさに神様のプレゼントや。人類の創世を思わせる。ラップランドにはこの世のものがすべてある。嗚呼。いきたい」。生井亜実「私も行きたい☆」。監督「おまえがゆうな価値落ちるわ」。このあとも生井亜実は「カワイイエッチ」などと言い、言うたびにぼこぼこにされていた。言うまでもなく☆は三つ。ムーミンの村の寓話などというのも汚らわしい、人間の基本がピュアに映像化されているということなのではないかと思う。
 しかし、CRマツケンサンバのCFはなんじゃこれやってかんじですね。「くるっとまわって、くーくーてぃんこ、てぃんこ、てぃんこ、ぱてぃんこ」って、あの振り付けのおっさんがするんだぜ。確信犯であることはまちがいないが、かなりのインパクトで話題になるんじゃないの。「くーくーてぃんこ」は、流行語になるんじゃねぇか?わはははは。