東京エスムジカのゆったりした速度感

 そろそろ卒業判定の季節。悲喜こもごもの風景がみられることとなる。それぞれのオトシマエがきちんとつくよう祈念したいものである。最近はCDダウンロード購入が多くなった。新譜を眺めていたら、東京エスムジカのものが出ていて、リリース1月末だったんだね。ううう。気づかなかった。忙しかったこともあるだろう。ナナムジカのほうは、発売前からテレビCM流しまくりだったし、下手すると「エスムジカってナナムジカのぱくりぢゃね?」とか言い出されかねない勢いで、それはやっぱやばすぎると思う。まあしかし、ムジカが共通するだけだからね。いいだしたらきりないよな。東京事変とも似ているだろうしさ。w まあともかくダウンロード購入、したあとで気づいたけど、サイトで全曲視聴、PVフルバージョンみまくり可能らしい。おまけに、初回特別編につきましては映像もおまけてついているらしい。しかもしかも、ジャケツが実によいではないですか。これから買いに行こうかと思ってマスです。

君と見てた未来(初回限定盤)

君と見てた未来(初回限定盤)

楽曲

01. 君と見てた未来
02. 氷の刃
03. 綺羅(Korean version)

「CDジャーナル・レビュー」より

 旅情を感じさせてくれる楽曲とサウンド・アプローチが特徴の東京エスムジカ。前回のシングル「風の行方」同様、ルーマニアインドネシアをイメージした楽曲を発表。「君と見ていた未来」は、来日中だったマハラ・ライ・バンダのブラス・セクションを迎えてのポップ・チューン。ルーマニアは“東欧のラテン”といわれるだけに、弾けっぷりが楽しい。そしてカップリングの「氷の刃」は、“ガムラン”を加えた意欲作。どこか哀しいメロディなのだが、ガムランを加えたことでさらなる相乗効果を生み味わい深い曲に仕上がっている。 (石塚 隆) --- 2006年02月号
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CIXKP2/503-7305134-1391932

 曲は変幻自在と申しますか、#1なんかはなんでスカ??ってカンジで、明るいメロディーで快調なものがあります。ゆったりとした速度感はこのユニットの最大の特徴ではないかと思われます。#2は、スローテンポっちゃスローで、マイナーのメロディラインであるわけだけでど、それでも独特の速度感がこめられている。歌詞がまたすげぇの。あ−たにだまされて、でもって自分の目はあなたをみるためだけのもんだったから、紅蓮の炎で焼いてしまいますた。そして、自分の耳は、あなたがアテクシに呼びかける声を聴くためのモンだからそぎ落としてしまいますた。とか、ゆうんだぜ。そいだって聞こえるよな、っていうのはともかく、「アテクシ」とゆっちゃっているところが、実に中途半端に文語調の歌詞に輝きを与えていると思う。もちろん中途半端さは、狙いのうちでござんしょう。メロディラインは、センチメンタル世代のぢぢいにも萌え〜だし、しかしリズムやビートは不安定でしかし微妙で、実にスリリングなのであった。いろいろググっていて、下記が目にとまりました。赤字にした部分が実に御意ってかんじで。

 相変わらずの東京エスムジカ節(?)をたっぷりと拝むことができます。
 彼らは2月22日に、最新アルバム「Switched-On Journey(初回限定盤)」をリリースすることが決まっており、そちらも非常に楽しみであります。
 ちなみに、試聴できる3曲の中で言えば、私はタイトル曲よりは「氷の刃」の方が、深みがあって好きであります。ボーカル二人のハモリ具合も、こう、ぐっと盛り上がる感じがして良いのであります(今まさにこれからってところで切れるのよねぇ)。あー、もう、彼女らの歌聴いてたら、私もハモリたくなってきてしまいましたよぉぉ!(明日あたり、唄える友人つれて、二人でカラオケ行くのはもう必至の情勢!)
http://mesena16.com/archives/2006/02/_switchedon_jou.html