本日の明石城は、さんまちゃんがはじめてさんまをさんまといったちょーしこきおやぢの訃報に触れた。「いろいろありまして」と一言。これで終わりかと思ったら、さんまちゃん続けて「芸人は弔事にむかない」という例をいろいろ言いだした。ロンブーあつしがきたのはいいけど、「ご愁傷様」を「ごちそうさま」といいやがった。ジミーといっしょに葬式に行ったときにはジミーがジャージで、正座している打ちにしびれて、はいずって焼香にむかったとき、ジャージのズボンがずれて、焼香に座ったとき尻丸出し。でもってすぐ帰れと言われたという話。
でもって、ほんちゃんへ。今日は王東順最後の弟子神原Pプレゼンツ「継ぐ者たち」。継ぐ者のいない孤高の芸人の芸を若手に受けつがせるという企画だった。若手といっても井上マー、千原兄弟、そして村上ショージ。そして継ぐ者たちに芸を披露するのは、な、なんとシャバダバー松鶴家千とせ。あわてて下座に行こうとするショージに「ええやんけ」というさんまちゃん。ショージ「横におってもまわせない」。わははは。さんまちゃん「弟子いないんすか?」。ちとせ「昔は100人以上いたけど、やめちったんだよ。ツービートもそうだよ」。さんまちゃん「大阪ではありえないこと」。まあこの話は、たけしの立場は違うのは有名。「ツービートの師匠は千とせの師匠でもある松鶴家千代若千代菊だけ。千とせが弟子募集していたとき、きよしがチョーシこいて弟子になった」というのが言い分。まあしかし、すっとぼけたおやぢだよな。ちとせ。
でもって継ぐべき芸。その1。口をとんがらせて掌でポンと打ち、手とかわるがわる打って鼓みたいにする芸。こんなのあったのか?知らなかったよ。その2。例の娑婆駄馬。オレが夕焼けだった頃、妹はこやけで、オヤジは胸焼けで、おふくろは風呂場でふやけてた♪これだけだからね。でもウケてる。で、井上マーに薫陶をほどこすちとせ。オレが芋虫だったころ、弟はてんとうむしで、オヤジは信号無視で、お袋は茶碗蒸し、でもってなんでムシ村の村長にならないかといわれ、「オレはもうすぐ蝶々になる」と答えた。井上マーやば杉。もっとやばかったのは千原ジュニア。若い頃バイクに乗ってガードレールにつっこんで顔割れた。って、チョーベタやん。「ボルトでとめてるから、今は割れない」って、かなりスゴイ話。ここで村上ショージ炸裂。「ワシは太麺、嫁はソーメン、ぢいさまはアーメン・・・(絶句)・・・面食らった」。そして最後の試技、千原兄。やばいだけ。
そして、2週間特訓して、ネタ仕込み、ちとせの前でネタ魅せ。そして、継ぐ者を決める。千原ジュニア。なんか井上陽水が893になったみたいなかんじ。オレが義務教育だったころ、あにきはモザイクがいるくらいぶさいくで、妹はユニークだった。オヤジはハローワークではげ上がって頭が温泉マーク。おふくろはパートのオーバーワークでしわくちゃで、それはアンティークだった。おやじにどっかつれていけといったら、金ないとかいいつつ、連れて行ってくれたのがほのぼのレイクだった。わかるかなぁ♪−−オチついてますやん。なかなか面白いシィ。千原「やべーよみんな。きんちょーしすぎて、口臭やばいことになっている」。次に出てきたのはマー。すげぇ哀しい間でいぇ〜い!きしむベット、おやぢはオケラでくらすのがやっと。お袋は浮気相手に嫉妬。兄は窃盗で、姉の手にはいつも金属バット。わかるかなぁ♪千原兄。わけわかめなシュールな喩えならべたあとに「わかる?」。この一発の「間」だけで笑わせた。さんまちゃん「わかる?というのが大阪らしい」。
そしてトリは村上ショージ。まず伊勢佐木町ブルースで登場。ひとしきり歌って、「ドン!」。おーうけ。わけわかめだが、笑っちゃったよ。あのこの出会いは運命線。気持ち入れたの環状線。会いに行ったの新幹線。新宿乗り換え横須賀線。ついたところは海岸線。地図をみたけど載ってません。とおくみえるは難破船。彼女みつけて一直線。タイトスカートパンツの線。体の曲線たまりません。感情高まりきすしません。いいせんできせんやれません(→??)。彼女の気持ちは平行線。ボクの気持ちは沈没船。これじゃ生きては行けません。ガスの元栓閉めません。どびどび生きてません♪ちとせ「いいせん」。一等賞はショージ。迷惑そうなショージ。ちとせ「4代目ちとせ譲るし」。ショージ「コマツタナ」。
はじめて村上ショージで笑ったかも。と思ったら、さんまちゃん「ショージはツボに入ったら、もう終わりだから。止まらない。誰も入らないけど、入ったときは立ち直れないくらい笑う」。昔の話をするさんまちゃん。趣味は何?に「地下三千メートル掘れることです」と言ったらしい、誰もツボに入らないが、一番前のおばちゃん一人笑いころげて、そのまま笑い止まらなかった。それがショージ。そういうことらしい。そんなことだろうとは理屈ではわかっていてもまったく実感できなかったが、ちょっと今日はツボを瞬間みたような気はした。桐山三千代さん「ショージさん大好きだしよかった!」。この人はやはり徳光芳文の配偶者だけのことはあるのだろう。w 水口昌彦「ゴールデンいけます」。さんまちゃん「行けるか?これで」。ということでまた水口提案は「正月で行きましょう」。わけわかめだが、けっこう面白かった。