今日の功名が辻は内助の功炸裂の巻みたいだし、しょーもねえから、みずに出かけて健康ランドでゆっくり風呂にでもつかって、マッサージでもしてもらうかなぁと思っていたのだが、本をいただき読み入ってしまい、結局また時間になって、功名が辻をみてしまった。なんともにんともな歴史解釈で大胆な切り口をみせ、あたたかさ、ぬくもり、愛、ほのぼのと計算、卑劣、青白い炎のゆらめきなど明解な二項図式を示し、それを一方でおちゃらけたおふざけ、朴念仁な愚直、まんなかもっこし館ひろしなどなどと、他方で凄みのある、しかし抑えの効いた名演技炸裂っていうようなドラマづくりで、テンポも速く、どこからでも見れて、ライト感覚で視聴できるし、ついつい見てしまうわけである。
アイアイゲーム名高の先々を期待させるような「二枚目ぶり」をちょこっとみせたあと、本日の主旋律「みんな来い来いでメシなくなりますた」が提示され、そしてキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!! とばかりの「だんなさま」。「だんなさま、これからは世の動きをしっかりみきわめなければなりませぬ」。おいおい「なりませぬ」って、またまた必殺かよ。つーか、調べたらあった。妙心尼。わはははははは。すんげぇよ。ウィキペディア。
妙心尼(みょうしんに)は、『暗闇仕留人』の登場人物で、中村家先代当主・中村主水、せん夫妻の次女。俗名は中村たえといい、中村主水の妻・りつは姉にあたり、 糸井貢の妻・あやは妹にあたる。 三島ゆり子が演じた。仏に仕える尼僧でありながら、色欲を抑えきることができず、愛人の村雨の大吉に、 いつも「なりませぬ」と言いながら関係を迫っている。同番組終了後、『新・必殺仕置人』にゲスト出演したが、この時も「なりませぬ」と言って男を誘っており、偶然それを目撃した義兄の主水に呆れられていた。
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このあと、「だんなさま、みごとな星空でございます」まででちゃったよ。でもって、きれいな星印をみるとケセラセラって、もうズッコケC調の千代。仲間由紀恵はもうほとんどトリックの山田状態。ここまでやるなら、そのうち「わたしは、カズトヨのにょーボーだよ」とかごくせん仕様でやりかねねぇんじゃないの。w 教育係の金パチ「賢くはない、しかし素直だ」。そんなこんなでオーボケかましまくり、秀吉と飲み会した時もぼけまくり。秀吉が、「扱いやすい朴念仁のカズトヨちゃんたち」とかゆうのを、ねねは、「奥方はゆだんなりませぬ」と邪悪な読み。ってまたなりませぬかよ。わはははは。ここで出たのが、柄本明の「おかか」。女太閤記までパスティッシュしちゃうのかよ。すごすぎるな。有頂天ホテル三谷が足利将軍で登場。他方で、明智光秀登場。坂東美津五郎は、鍛え上げられたハビトゥスによって、みごとな様式美を表現。おていちゃんのときの(・∀・)イイ!!お兄ちゃんっつーパフォーマンスから、いろいろ人生ありましたで、こちらも青白くぶっ飛んだアナーキー仕様。暗さが(・∀・)イイ!!。しかも、花の乱のときの野村萬斎のように、三波春夫もビックリのバンバンバン全面展開の熱演というより、サラッと一舞いってかんじが、とても効果的で、速度感と非常に調和していると思う。
まあそれにしても、千代が着物もって質屋に行ったり、千代千代千代千代さえずってんぢゃねぇよとか、はらへりほろの千代にカズトヨ上川隆也が猪とってきて、ナベつくるんだよね。などなど、まじかよと思うこともいろいろありつつも、楽市楽座のにぎわいなども交えつつ、商業の発達、そして喰って、寝て、クソをしてという人間生命の躍動をがっつりとらえてみせたぜみたいなメッセージはガツンと伝わる。最後は、例によってしつこいほどの懇切丁寧なのか、寝言で千代が「旦那様」。ってやっぱこれがきめぜりふみたいぢゃんか。今週は香川照之はでなかったけど、予告でちらと出てきた。そしてちらだけだけど、圧倒的な凄みをはなっていた。名演技を数々惜しげもなく使って、ずっこけ旦那様なりませぬと、朴念仁一直線。言ってみれば、ワシが野菜炒め使うのにトリフとか入れまくるのといっしょダベ。サイコーのぜいたくだな。って、よく考えると王様のレストランもパロってたら大笑いだよ。