今日は教授会。入試監督の説明があった。その前に卒論最終審査などを行う。もちろん結果は書けない。なにを読んでも、見ても、昨日の講義が残響している。ものすごい思索の化学が脳内で進行しているカンジで、震えるような充実感を感じる。「マルクス主義のマルクス主義」だけだけでなく、「弁証法のダークサイド」というのもまた玄妙だ。そうした躍動にのせて本を読むと、ワープするように読み進む。至福である。おそらくは今どこかの大学で講義を聴くことができたら、どれだけためになるだろうかと思う。岡山時代は、そうした相互受講が気楽に、なんのためらいも、てらいもなくできた。今は女子大だから、女装して入るしかないッテことないけど、非常に難しいものがある。
- アーティスト: 三浦大知,宇多丸
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
- 発売日: 2006/01/11
- メディア: CD
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チーフP 大加章雅さんのコメント
豪華な娯楽作が出来ました。
夫婦愛の機微を楽しみたい方にも、合戦のスペクタクルを楽しみたいという方にも、ご満足いただけるものになったと思います。また、何かを学んでみたいという方々にとっては、夫の励まし方のノウハウが、各所に散りばめてありますし、戦国をフルコースで学び直してみたいという方には、仕える立場から見た戦国という視点が新鮮に見えることと思います。親子、主従の情に泣き、御姫様たちの凛とした美しさに酔い、千代や一豊たちのやり取りに思わず笑ってしまうこともあるでしょう。明智光秀や豊臣秀次の復権された新しいイメージや、ちょっと意外な本能寺の変の描写も見所です。信長と光秀の対立の原因に日本の行く末を重ねて考えてみるのも面白いかもしれません。
そして何より、「ともにある」ことのすばらしさ、「派手な舞台にだけにヒーローがいるのではなく、愚直な誠意と愛が結局は生き残るのだ」というエールを日々精一杯生きておられる皆様に、力強くお届けできればと思っております。
「功名の果てに千代と一豊は何をつかむのか」どうぞ、皆様、最後までご堪能くださいませ。
チーフD 尾崎充信さんのコメント
今回の「功名が辻」は、笑いと涙とサスペンスのエンターテイメント大河。演出にあたっては、判りやすさを特に心掛けたい。歴史が詳しくなくても充分に楽しめるドラマとなるはず。そのためには、登場人物が生き生きと躍動し、感情をさらけ出すこと。人間の持つ優しさ、強さ、怖さは時代を越えて不変のものなのだから。どうか一年間、共に笑い、泣き、心豊かに過せますように!!
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/nhk/komyo/staff/index.html
この他脚本家大石静さんのコメントも。歴史の新解釈、わかりやすさ、盛りだくさんなどいろいろ考えてきたことが語られていて面白かった。チーフPの「派手な舞台にだけにヒーローがいるのではなく、愚直な誠意と愛が結局は生き残るのだ」という言葉。しかし、こうしたどうみてもぬるい言うしかないような世界が、筒井道隆や香川照之の青白く萌える姿で引き締まる。わかりやすすぎる演出を、役者が演じつぶしてゆくような凄みを感じる。千代の挙式のあとの露骨なまでにわかりやすいシーンの凄みは、トラウマのような残像になっている。しかし、大石静はそれをポップに語り、違いを見せつける。「私としては、主役の仲良し夫婦を浮き彫りにするためにも、まわりの人物はアナーキーなキャラクターに設定した。信長、濃、光秀の三角関係、信長と市の近親相姦的愛、秀吉と寧々のヤクザの組長と姐さん的夫婦……いつもの大河ドラマに登場する時とは、みな一味違う角度から描いてみた。歴史的に有名な出来事の裏側も、私の新解釈でお見せ出来ると思っている」。麻生千晶のコメントに注目して検索しまくっているが、いまのところまだないようだ。w