「気が利きすぎだよ!」

 雪である。鬼ウザイ。一晩たつとアイスバーンになるのが怖い。コンビニに行ったら、弁当がほとんどなくなっていた。今日はみんなコンビニで食糧補給ということであろう。「夜中の三時までおにぎりなどは入りません」などと店員が説明していた。近くにはオリジンもほかほか亭もあるのだけれども。今日はプールがすいていた。悠々泳ぐことができた。いつもどおり2000メートル泳いだが、すいているせいかストレスが少なく、まだまだ泳げるカンジなので、もう少し泳いで帰宅し、休憩しながらエンタの神様をみた。
 放送作家口説き落としただいたひかるが快調にギャグがきれていた。フィギュアスケート斬り。村主はもうちょびっとで泣きだすとか、観察眼炸裂系ネタの連続はかなり笑った。安藤みきは骨折って気づかないなんて繊細な演技は無理とか、椰子らにナチュラルメイクを教えてやれとか言いたい放題だった。一番笑ったのは、「ワンダフル戌年という年賀状」というのと、ピーが入ったホリエモンネタ。週明け早々タイーホという夕刊紙もあったけど、クルクル回りながらタイーホされたら、一生尊敬するけどな。w
 オリエンタルラジオは、キャリア無用の売れ方でうらやますぃなどという声があちこちでささやかれはじめているわけだが、快調なパフォーマンスは、実に耳に残る。ネタ自体は意味がないけど、だんだんハイテンションになっていって、でんでんでんでんやったあと、バケツ一杯プリン一気のみにはかなり禿げしく笑いますた。そのあとドランクドラゴンが出てきて、つかじがへんなかっこうをしていて、三波シンスケかと思った。ビックリしたなぁも〜とかゆったら笑ったと思うが、さすがにそれはなかった。「賛否両論」の小梅太夫は、ネタもテンションもちょっと落ち気味というムキもあるかも知れないが、私的にはツボで笑った。新人発掘のエンタらしく出雲阿国という女性の新人を連れてきて、痛いネタというのをやった。もう少しパターンをみてみないと、型にはめられてみようという気にもならないかなぁ。今日の収穫は、アンガールズが絶妙に面白かったということだ。かなり笑った。収穫というのは、普遍的にどうのこうのというのではなく、ああこういうふうに面白いのかみたいなことがはじめてわかったという極私的なことである。
 桜塚やっくんわけわかめなスケ番スタイルもだいぶ慣れてきて、場内とのかけ合いの面白さはニューパターンであるし、今後の展開に期待である。ネタ自体も変化してきている。前は型どおりツッコミ入れさせる。ツッコまないとキレる。そんなカンジだったと思う。それが、「親の手をかじる」→「足だよ」→「すねだよ」というツッコミツッコミが軽妙にキマりだしている。これはマルティプライズしてゆく可能性があるだろう。実際、今日も「せ○く○」。「男と女がうにゅうにゅやっているのはなんだ?」と客に質問。客「え〜、わからない・・・」。「せいくらべだよ。なにいやらしいこと想像してるんだよおおおお」でちゃんちゃんのはずが、最初に「増えてるよ」というツッコミ指令を受けていた客が「増えてるよ!」。やっくんは一瞬動揺したカンジで「気が利きすぎだよおおおおお」でちゃんちゃんとなった。これが偶然のアドリブというか、客の気が利きすぎていたか、それとも計算通りなのかはわからないけど、いろんなズレを利用しながら、客がいろいろ楽しむみたいなことになってくると、まったく違うことになってくるような気がする。番組がエンタなので、なんでもありだろうから、なんとも言えない。この芸人だけは馬路ライブでみてみたい気がしている。コアなファンの表情やノリみたいなものもみてみたい。