一豊の妻に「キメぜりふ」

 今日は大学院入試だ。それ以上は言えない。職務上知り得た秘密だからな。入試後病院に行く。とりあえず風邪は完治。ただまだ泳がないようにですと。去年までなら、速効無視して泳ぎにいったと思うが、最近なにかにつけ寄る年波を感じており、自粛することにした。仕事をちょっとやってボーっとしながらネットサーフィン。たまたま二回もみてしまった「功名が辻」の記事に目がとまる。知らなかった。低視聴率だったらしいのだ。高視聴率だと思っていたのに。

昨年放送の主演ドラマ「ごくせん」(日本テレビ)が、平均視聴率28.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)を稼ぐなど視聴率女王の異名を持つ女優、仲間由紀恵(26)をヒロインに迎えたNHK大河ドラマ功名が辻」が意外な低空発進だ。主人公の山内一豊の歴史的知名度が低いことや仲間がまだ本格的に登場してないこともあるが、不振の大きな理由は他にもあった…。


 8日放送の初回は19.8%と大河史上6番目の低さ。15日は22.7%と大台に乗せて上昇に期待も高まる。


 前作「義経」は誰もが知る歴史上の人物だっただけに、NHK側は「タイトルが喚起する主人公のイメージが、歴史に詳しい人以外には若干わかりにくかったかも。待ち構えて見た人が少なかったのでしょうか」(大加章雅チーフプロデューサー)と分析する。


 だが、それだけが低空発進の理由なのか。的確なドラマ批評で知られる作家、麻生千晶氏は初回のドラマを見てこう感じたという。


 「出演者に(50歳を超える)年配者が多いので雰囲気が地味。舘ひろしさん(55)はいい役者ですが、49歳で死んだ信長を演じるのには違和感がある。同様のことは秀吉役の柄本明さん(57)にも言える。また公家風だった今川義元をアクの強い江守徹さん(61)が演じるのは…。子役に華がなく、視聴者は『この子が本当に目のクリクリッとした仲間由紀恵になるの』と思う人がいたかもしれません」


 また、「脚本の大石静氏は『ふたりっ子』のような庶民の心の機微を描くのはうまいが、歴史物のような大局をみるドラマの脚本は少し荷が重いのでは…」(テレビ関係者)という声もある。


 さらに、「時代劇の世界では渡哲也(64)か西田敏行(58)を起用すると必ず当たるというジンクスがある。『義経』で渡に出演してもらっただけに、舘の起用は石原軍団へ配慮か」(コラムニスト)との推測もある。


 もっとも、「派手ではないが、じっくりみてもらうドラマなので共演者はベテランをそろえた。徐々に盛り上がるはずです」(大加CP)とNHKサイドは自信をみせる。


 麻生氏も「仲間さんが『ごくせん』でみせたようなキメ台詞を出すそうだから、そのころには視聴率も上がるのでないか」と期待する。


 今後の明暗は、やはり仲間の“内助の功”にかかってくるか−。
夕刊フジ) - 1月16日17時1分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060116-00000012-ykf-ent

 いろいろな分析があるけど、「子役に華がない」というのは、そうだったのかというかんじ。カンヌで賞を取った男のガキタレの女バージョンのようでもあり、「わらじ」のせつないイメージとあっていると思うし、そんなことを考えながら、ひとつふたつひねったんじゃないかなぁと思ったわけです。だからこそ大石静なのではないか。まあしかし、鳩子、おしん、二人っ子などは、いるだけでパアッとというのはたしかにあったと思う。しかしまあ下の人形の写真みたいな↓眼のぱっちりした子役なら視聴率あがったっつーわけでもねぇだろうけどね。「それよりノージャニは痛くねぇ?」というとある学生さんの指摘のほうが的を射ているような気がしないことはございませぬ。

 それにしても、キメ台詞を用意しているというのには、いささかぶっとびますた。「全部まるっとお見通しだっ!」「こいつらの担任の先生だよ!」に続く、キメ台詞はなにか?「海老澤フォー!」とかだったらボクは一生ついてゆくが、ありえるわけもなし。だけどさぁ、キメぜりふってかなり大げさにしないとだめでしょ。しゅぽぽぽぽとか、鼓うちまくりで、CR陰陽師のようなトランス音楽のなか、桃太郎侍のような般若の面を着けたお千代が・・・とかしないまでも、マツケンの「成敗!」だってそこそこだし。