NHK大河ドラマ

 実は体温計をもっていない−−もっていたような気もするのだがみんななくした−−ので今何度くらいあるのかわからないのだけど、たぶん平熱に戻ったんじゃないかと思っている。ただなんか凶暴な空腹感がなくなっている。病気で伏せっているとテレビばかりみてだんだん吐き気がしてくる。気合いで本でも買いに行こうかと思っても、まだだるい気がする。高校二年生の正月に大熱を出したのを思い出した。あのときは布団のなかで腰が痛いのにうつぶせで〆切間際の通信添削を仕上げた覚えがある。執筆をすすめるために本を取り出し、頭のなかで頃がしていたら、目が冴えるどころか眠ってしまった。
 どう考えても治っているとしか思えない。力がでないのはやはり栄養が偏っているからか。これではいかんと思い、夜はバランスのよい雑炊でもつくろうかと思ったが、まだそういう気力はなく、なにくそと気合いを入れてココイチに行くことにした。w オムカレーほうれん草入り+ほうれん草サラダ。かなりきつかったッスけど、カレーとは不思議なものでぺろりと入りますた。なんとなく力がでてきた。胃袋が小さくなって格好のダイエットの機会を逃したかもしれないと思うと複雑な気持ちである。
 帰ってこの前土曜日たまたまみたNHKの大河ドラマ功名が辻を再び見る。なんか千代の幼少時代をやった女優さんの演技、ッテイウカ演出かなぁ、まあどうでもいいけどそのパフォーマンスが、せりふはあれなものの、表情とわらじというオブジェがとてもせつないカンジで、ガキの頃学校で見させられた「野菊の如き君なりき」なんかを思い出したりもし、もう少し見てみたいと思ったからだ。じわじわと子役を人気出して、仲間由紀恵にバトンタッチという従来のパターン?韓国ドラマの実年視聴者をかっさらうってことっすかねぇとか思っていた。ところがどっこい、「エブリタイムエブリシングお見通しだ!」といわんばかりに仲間降臨!馬でカッパカッパ気持ちよく遠乗り。スンマソン。おみそれしやしたってカンジ。展開早い。予告で仲間がでたのは、それで引っ張れるだけ引っぱろうみたいなことかと思ったらちがうだからね。すごいよね。
 他の展開も早い。シュパンシュパン進んで、秀吉はもうケコーン。合戦のこととかは少なくて、口説き方の描写とか、新婚生活とか、そんなことが詳しくなっていて、かつ図式は明確になっている。昔新国劇は女性ファンがつかないでダメになったと言われ、チャンバラものの宿命のように言われていた。そんな傾向を考慮して女太閤記の成功があったことは記憶に新しい。今回はそれに速度感を加えようってことでしょうか。よくまだわからない。
 しかし、「戦争の悲惨」というものがいろいろに語られてゆく。大河の場合ほとんど結末はわかりきっている。今回の場合は、高知の国入りの時にあれこれ一揆騒動がたしかあったはずだ。これに触れるのか触れないのか、いろいろと気になるところではある。そんなこと気にし出すと、毎週みないと行けなくなるが、さすがにそれは無理だ。大河を最後に全部みたのはいつだっただろうか。ほとんど記憶にない。まちがいなく長谷川一夫赤穂浪士は全部みたけどね。w