風邪をひいたようだ。朝起きてどうも喉はほこりっぽい。よく考えると夜中に喉がからからになり水を飲んだ記憶がある。部屋を汚くしているから、ほこりでぜんそくみたいなのになったのかと思ったら、昼過ぎから咳き込むようになった。これはたぶん風邪だろうと思う。末端とか関節がちょっと痛く、ときおり咳き込む。頬や額などが熱っぽい。しかし、まだ泳ぎにいこうか迷っている。前はこの程度は泳いで直したものだ。しかし、さすがにやばいかもと思う。明日は授業が午前と四限目@非常勤二カ所。明後日は小規模な研究会で報告。準備がイイタイプなので、すでに双方の準備はすませてある。しかしこれ以上発熱したらキツい。年齢を考えると、こじらせるのは危険だろう。そう思い、泳ぐのをやめようかと思い、まだ迷っている。昨年は一勝一敗だったっけな。w 昨年もいったかもしれないけど、むかしは38℃の熱を泳いで直した。。今日はたぶん7℃のなかばくらいかな。情けねぇ。
今日は卒論の面接のための指導を午後する。先生によっては発表会形式でやるものを個々人でやる。どちらがいいかは迷うところだ。うちは副査がつくので、だいたいのボーダーをS、A、B、Cと決める。評価の項目は設けているが、どちらかというと後付けにちかい。%を決めておけば、さほど迷うことはない。迷うところを副査の人にチェックしてもらう。社会学的であるか、どのようにか、どのような研究を踏まえて、どんな立論をして、それをどのように論証し、なにが言えて、なにが言えなかったかを話させ、判定を行う。プレゼンにはレジュメを持参する人が多いが、そのうちパワポも出てくるのかもしれない。A以上は、論証の完成度や独創性が問われる。
独創性なんてと言うかもしれない。しかし、学生の卒論の9割以上、ひょっとすると100%に独創性があると私は考えている。これを指導者の側が圧殺している場合がある。学生を萎縮させてなにになると思う。しかし、そうでないと厳密な体系的な論証は学べないだろう。雑誌や著作に論考を多数発表している論者の真似をして、怒られる学生はまだ多いのではないか。知識、切れ味、どんなもんだいという顔が見えると、専門家はシビアだ。ちょっと勉強している人は、教師が嫉妬に狂っているとか思うんじゃないか。これをどう指導するか。進学しないのなら、鷹揚に長所をほめるのもひとつの考え方。もう一つは徹底的に論証を要求することだ。うちは一応後者が基本ということになっている。
逆に「言いたいこと」が、「宮台になりたい」「大澤になりたい」「私は・・・」という気持が先行し、「なりたい」ということしか伝わってこない場合もある。論理回し、言い回しを用いて、正直にメンチを切る。痛い。まあしかし、アカデミックな表現だって同じことなんだけどね。言いたいことをわかりやすく伝える。これには時間がかかるのかもしれない。私はいまだにクサイ文を書いてしまう。情けないかぎりだ。
卒論指導は苦しいが、人の恋愛相談にのるような得も言われぬ快感がある。こまったものである。